概要
事前情報でキュアプリンセスの変身者は「白雪ひめ」であると公表されていたが、同時にブルースカイ王国王女であるとも公表されたため、ファンの間ではなぜ外国人なのに日本風の名前なのかが議論されていた。
その中の有力な解釈の一つとして、「白雪ひめは仮の名前で、本名は別にある」というものがあった。
(過去作でも異世界の妖精が人間に変身したときに日本風の名前を名乗ったケースはある。ココ→小々田コージ、ミルク→美々野くるみ、セイレーン→黒川エレン)
第1話で本人が名乗ったことにより本名が「ヒメルダ(以下略)」で、通称が「ひめ」であることが判明。
のちに第4話で苗字も含めたフルネームが「白雪ひめ」であることも確定した。23話では絵本の「白雪姫」が好きだったから名乗るようにしたという、至ってシンプルな動機が明かされている。
ひめ自身は自分の長ったらしい本名のせいで他人が名前を覚えてくれないのを好んではおらず、ぴかりヶ丘で生活する上では「白雪ひめ」で通している。
氷川いおなは、ひめと和解したばかりの頃は距離感を掴みかねて本名をいちいち略さずに呼んでいたのだが、長ったらしい名前で呼ばれることにひめ本人が逆に嫌がっていた。
ちなみに和解以前のいおなはひめのことを「白雪さん」または「キュアプリンセス」としか呼んでいなかったので、本来のフルネ-ムで呼ぶようになったのは「相手に近づこうとする誠意」の現れではあった。しかし結局、ひめ本人からの希望で「ひめ」と下の名前で呼ぶようになった。
史上随一の…
現在のところ、歴代で最も本名の長いプリキュアである。
外国人どころか異世界出身のプリキュアも多い中、長い名前のキャラはこれまでいそうでいなかった。姓名を併せて、表記では春日野うらら・水無月かれん・美々野くるみ・明堂院いつきの6文字、読みではいつきの10文字(=みょうどういんいつき)が従来の最長だったが、中黒を抜いた「読む文字」だけで実に25文字というぶっちぎり方である。
全キャラクターを通しても、『フレッシュプリキュア!』のタルトが本人も覚えきれないほどの長い本名(公式設定としても非公表)を持つ程度。
ヒメルダ自身はさすがに自分の本名をすらすら言えるが、お世話役のリボンは初対面の愛乃めぐみに対して「ヒメルダなんちゃら~・・・・・・略してひめは次期王位継承者であらせられますわ」との紹介をしていたので、実は覚えられてないのではないかという疑惑が……(ただし上北ふたごによるなかよし連載版ではちゃんと言えていた)。
ひめは前述のとおり自分の素性を公表しておらず、彼女の本名を知る者は彼女が王女であると知っている者に限られる。
当てはまる人物はハピネスチャージプリキュアとそのサポートメンバーが主であるが、なぜか氷川いおなはチーム合流前から彼女の素性と本名を知っていた。ブルーから情報を聞ける状態になかった彼女が、いかにして彼女の身辺を調査したのかは不明である。
表記について
- 劇中での正式な英字表記は登場していないが、順当なところで「Himelda Window CureQueen Of The Bluesky」と思われる。
- 字幕表記及びなかよし連載版では「ウインドウ」と書かれているが、リボンたちは「ウィンド」と最後を伸ばさずに発音している。本人が風属性のプリキュアということもあって、もしかしたらWindかもしれない。
- 第1話EDクレジットの時点で、既にまだ名乗っていない「白雪」表記が登場している、という謎があるが、単純にそのまま本名を出してしまうと画面が文字だらけでえらい事になるから、という大人の事情によるものと思われる。もし本名表記が決行され、かつ中の人が日本一名前が長い声優のあの人であったら、と考えると…。
キュアクイーン
彼女のプリキュア名は「キュアプリンセス」であるが、本名には「キュアクイーン」が入っている。現時点では何を意味しているかは不明であり、ファンの間で以下の仮説が持ち上がっている。
- 先代(例えばひめの「母親」、あるいは「祖母」等)に「キュアクイーン」という名前のプリキュアがいて、のちのち「襲名」する。
- 先祖代々ミドルネームに「キュアクイーン」が含まれているので、ひめの他にも「元・キュアプリンセス」が存在する。
いずれにせよ、次期女王であろう彼女が「キュアクイーン」を名乗れるかが、今後の課題と言えよう。