オヤジ狩りの派生種。ただしこちらの場合公権力である警察やマスコミが行うこともある。
強盗や恐喝を目的とするオタク狩り
オタクは高価なグッズや商品を購入するために多額の金銭を所持しており、「確実に金を取れる」「オタクは暴力に弱い」と思われていることから加害者側としてはノーリスク・ハイリターンと考えられているらしい。そのためオヤジ狩りに代わって横行するようになってしまった。また加害者側は「汚れた存在であるオタクに制裁を加えている」という間違った正義感の下で襲撃するので違法行為に手を出しているという意識が欠け、警察に逮捕されても反省の態度を示さない者も多い。
他にもオタクをターゲットとした店で恐喝紛いの手法で来店者に商品を買わせた店もある。
警察のオタク狩り
警察官がオタクと思われる人物に集中的に職務質問をかけること。仮に職務質問を受けても普通に堂々と答えれば何の問題もないので最初は恐れるかもしれないが(他のオタク狩りと比べれば)一番難易度の低いものである。
過去には警視庁本富士警察署が管轄区域外の地域にまで出向いてオタク狩り紛いの職務質問を展開していたことがある。これは2003年に東京都副知事に就任した竹花豊の意向で職務質問による検挙件数のノルマが増えたことが関係しているらしい。他にも前項で記した間違った正義感とノルマの増加が結びついてしまい、警察官によるオタク狩りが発生したのではないかとする意見もある。
マスコミのオタク狩り
こちらはオタクバッシングとも表記される。オタクが関係する(またはそう思われる)事件が起きるたびにその都度マスコミが展開する報道の仕方。主にこのような報道をするのは日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビの在京テレビ4局、朝日新聞、毎日新聞などの全国紙、そもそも書いてあることが本当なのかどうか怪しい週刊誌などが行う。なおテレビ東京はそもそも報道部門の人員が少なく、憶測で物事を語りやすいワイドショー番組も皆無に近いのでオタクバッシングはほぼ行われない。
偏向報道が生んだオタクのネガティブなイメージだけが全国に報じられ、結果としてそれがオタクバッシングや前々項のオタク狩りにつながるとされる。