概要
第二次世界大戦において活躍した、アメリカ海軍の雷撃機(日本でいうところの艦攻にあたる)。
グラマン社によって設計され。自動車会社のゼネラルモーターズ社でもライセンス生産された。グラマン社製はTBF、ゼネラル・モーターズ社製はTBMと呼ばれた。
ミッドウェー海戦で初陣を飾った後、アメリカ海軍、アメリカ海兵隊、イギリス海軍によって運用された。
TBDデバステーターが抱えていた航続距離の短さという弱点を改善しつつ、飛行安定性、防弾性能、対空攻撃力などの強化を図っている。
初戦のミッドウェーでは6機が参加したものの5機が撃墜されるという有様であったが、米軍が太平洋の制空権を掌握するにつれ戦果を拡大、第三次ソロモン海戦において戦艦比叡を自沈処分に追い込んだのを皮切りに、戦艦武蔵、戦艦大和、空母飛鷹、空母瑞鶴と、日本軍の大型軍艦を次々と撃沈、さらには多数の潜水艦も撃沈しており、日本海軍に大損害を与えている。
大西洋戦線においても、護衛空母に搭載されてドイツのUボートを多数撃沈する戦果を挙げている。