概要
大きく分けて1969年~1990年代にかけて連載された第1期と、2008年以降から連載されている第2期がある。その名のとおり銀河の守護者であり、構成員のほとんどが宇宙人である。
第2期を基にした実写映画が2014年に公開予定。なお、日本語版の正式タイトルは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(「ザ」がない)。『マーベル・シネマティック・ユニバース』第10弾の位置づけで、後に『アベンジャーズ』と合流する予定。
1969年版(1期)
正史(マーベル・ユニバース)とは異なる次元(Earth-691)の物語で、西暦3000年代の未来が舞台。太陽系の侵略をもくろむ宇宙人バドゥーンと戦うために結成された。時空を越えて20世紀の地球に現れ、アベンジャーズと共闘したこともある。
初出は1969年の『Marvel Super-Heroes』。作者はアーノルド・ドレイクとジーン・コーラン。
この時のメンバーの一人:ヨンドゥが実写映画に登場する。
2008年版(2期)
正史(マーベル・ユニバース)での結成。クロスオーバー作品『Annihilation』『Annihilation: Conquest』で宇宙規模の危機が起こり、宇宙に異次元の裂け目が発生、これらの脅威から率先して銀河を守るのがガーディアンズの目的。1期のメンバー:ヴァンス・アストロヴィクが時空を超えて現れた、というか漂流してた所を救助し、チーム名を継承した。
初出は2008年の『Guardians of the Galaxy』。作者はダン・アブネットとアンディ・ランニング。
2013年版(3期)
2012年に開始した現行誌大規模リニューアル「マーベル・ナウ!」以後のストーリー。メンバーは2期と変わらないが、アイアンマンが参加したり、他所の出版社の作品のキャラが移籍してきたりした。
登場キャラクター
スターロード/ピーター・クィル
チームリーダー。スパルトイ帝国人の父(しかも皇子!)と地球人の母を持つ惑星間ハーフ。Annihilation: Conquestの時に囚人たちで結成された隠密部隊を率いて戦い、その後このメンバーでチームを結成した。地球人と比べると、知力・体力は上だが、特殊能力の類はない。
ガモラ
ゾンホベリと言う種族の生き残り。サノスに拾われ、養女として育て、肉体強化を施した。その結果「宇宙で最も危険な女」と呼ばれる様になる。しかし、最終的にはサノスを裏切った。
超人的な身体能力とヒーリング・ファクター、そしてあらゆる格闘術と暗殺術を併せ持つ。
ドラックス・ザ・デストロイヤー
元はアーサー・ダグラスと言う地球人だったが、サノスによって妻もろとも殺されるが、サノスの父と祖父によって魂を強力な肉体に移され、サノスを倒すための超人として蘇る。
驚異的な腕力と二刀流の短刀が武器。
本作を代表する最凶マスコット。映画版ではブラッドリー・クーパーが声をアテているという無駄に豪華な配役。
グルート
植物型知的生命体で、プラネットXという惑星の(自称)皇帝。人型の木のような姿をしている。最初のうちは普通に喋っていたが、現在は「I am Groot!」しか喋らない設定になった。
耐久力と怪力、そして肉体が破壊されても欠片が残っていれば、挿し木で全身を再生できる。
その他にも、強力なテレパスであり予言者のマンティス、ドラックスの地球人だった頃の娘:ムーンドラゴン、人造人間のヒーロー:アダム・ウォーロックやクェーサー、ノヴァと言ったコズミック系ヒーローも登場する。
映画
2014年に実写映画が公開予定。『マーベル・シネマティック・ユニバース』第10弾。監督は『スーパー!』のジェームズ・ガン。
2期を原作としており、ドラックス・ザ・デストロイヤー、ガモーラ、ロケット・ラクーン、グルート、スターロードが登場する。また、映画『アベンジャーズ』(2012年)にカメオ的に登場したサノスが関与する。