※同名のキャラクターは・・・モック
概要
元々はPPSE社が開発した対コンピュータ戦用の無人機で、第7回世界大会で大々的に発表して販売する予定だった新商品。デザインは完全新規。
機体はザクⅡやスモーのような全体的に丸いラインが特徴的で、半球型の頭部にはむき出しのカメラアイが据えられ無機質な印象を受ける。また上腕と太ももにはズゴックEのような蛇腹上のディテールが施されている。
機体カラーはホワイトをメインにグレーとライトグレーを配色している。
装備は既存のガンプラのものが流用されている(ザク・マシンガン、ヒート・ホークなどなど)。ランドセルにもミサイルポッドなどを搭載できる。
サイズはいわゆるHGサイズ(15m~20mクラス)の1/144と見られる(中にはメガサイズの個体も存在する)。
自動制御ということもあり、ファイターとしての経験が浅いコウサカ・チナやヤジマ・キャロラインでも対処可能な程度の性能ではあるが、画面を覆うほどの数で攻めることでこれをカバーする「質より量」の戦法で並み居るガンプラファイターたちに対抗。
圧倒的な防衛線を築き、セイとレイジ以外の侵攻を見事に阻んだ。
MPV(モック・プラモデル・バリエーション)
劇中では、大型のアリスタ(プラフスキー粒子の結晶体)を内包したア・バオア・クーから雲霞の如く無数のモックが発進したが、そのシーンでは複数の頭部バリエーションを確認することが出来る。
その中にはガンダム系MSの角が付いているタイプや、紅いツノとモノアイを装備したもの、ジェニスのようなスリットアイ、果てはSDガンダム外伝のボスキャラに扮したもの(ご丁寧に杖まで持っている)など、以前の作品の敵キャラクターを髣髴とさせるものが多く紛れており、最終話の敵役にふさわしい存在といえるだろう。
しかし、バリエーションタイプのやや間に合わせ感のある造型はキララからはガンプラもどき、リカルド・フェリーニからはパチモン呼ばわりされている
その後、エンディングではアリアンに戻ったマシタ会長と彼についていったベイカーが本機と思われるガンプラの路上販売をしていたが、なぜ異世界に大量のモックが存在しているのかは謎ではある。マシタ達がアリアンで新しく製造したのか、それとも彼らと一緒にアリアンに渡ったのだろうか…。
7年後が舞台の『トライ』1話にも登場し、ホシノ・フミナ達トライファイターズの練習相手を務めている。
まさかの製品化
こんなモックであるが、なんと2015年1月にハイモックの名で製品化される事が決定した。
パチモン呼ばわりされていたモックが本物になった瞬間である。