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第五遊撃部隊の編集履歴

2015-04-03 03:23:56 バージョン

第五遊撃部隊

だいごゆうげきぶたい

第五遊撃部隊とはアニメ「艦隊これくしょん」第5話から登場した主人公部隊。

本記事はアニメ「艦隊これくしょん」第5話・第7話のネタバレを含みます。














概要

第五遊撃部隊とは艦隊これくしょん(アニメ)に登場した艦娘部隊である。


第5話において艦隊の総入れ替えが行われ、主人公の吹雪は古巣の第三水雷戦隊ではない別の部隊へ配備される。

それがこの第五遊撃部隊である。


しかしその実態は、アニメ提督が艦娘としての性格的な部分を考慮しているかも怪しいほど、組み合わせに難ありな部隊であった。


メンバー

そしていまだ未熟でかつ艦種としても地位が低い駆逐艦吹雪である(艦これの大半の創作では大型艦種の方が地位が高い事になっている)。


部隊崩壊危機を乗り越えて

このようなアクの強い艦娘が揃ったため当然、部屋割りや旗艦決めの際にはメンバーは大いにもめた。結局、旗艦については金剛の提案で交代で行ってMVPを獲得した者が行うということになった。

しかし、その結果は・・・・・・

  • 金剛⇒失敗。「作戦が強引過ぎます」(by加賀)
  • 瑞鶴⇒史実どおりアウトレンジで決めようとして失敗。加賀には指示を無視される。
  • 加賀⇒失敗。自身も緒戦で中破するという失態を犯す。
  • 北上&大井⇒失敗。特に大井は北上を中心とした輪形陣という無意味な指示を出す。「指示がnothingでしたネー」(by金剛)

MVPどころか五連敗という散々な結果に終わる。

「こんな状態で本格的な反攻作戦になったら、他の艦隊の足を引っ張るだけよ」

瑞鶴は提督に部隊の配置換えを進言するべきと提案。加賀や大井や北上が賛成する中吹雪は、

「せっかく新しい艦隊になったばかりなのに・・・・・・」

と発言。しかし瑞鶴は、

「だからこそ早い方がいいのよ。どうしたって分かり合えない関係っていうものは存在するの」

と取り合わない。そんな時だった。

瑞鶴は吹雪が加賀からもらった、手ぬぐいを折って作ったウサギを、

「可愛いわね。今度作り方教えてよ」

と褒めた。瑞鶴のこの発言とそのときの加賀の表情を見た吹雪は、彼女たちは分かり合えるのではないかと考えたのだろうか、この艦隊でもう少し頑張りたいという意思を瑞鶴に伝える。その発言を受け瑞鶴が何か言いかけた瞬間、鎮守府近海に雷巡チ級を中心とした敵深海棲艦が出現。吹雪たちは六度目の出撃を行うことになった。


戦力的には圧倒的に有利な状況で慢心し、大井、北上&瑞鶴がそのまま突っ込もうとしたその時だった。

「敵の戦力にかかわらず、艦隊として規律を持って戦うことが大切だっていつも演習で教わってきませんでしたか?」

と彼女たちの慢心を戒めたのはここまで旗艦をこなしていなかった吹雪だった。

ここから彼女は他のメンバーに矢継ぎ早に指示を出し、自らは前進して敵を引きつける役目を担うことで敵深海棲艦を「規律を持った戦いぶり」で撃退することに成功した。

そして彼女は金剛たちメンバーによって旗艦に指名されたのだった。


アニメ提督の意図はともあれ、物語的に見れば「アクの強いメンバー達を主人公がまとめ上げる」という王道な編成となった。


その後の部隊の活躍


第7話では冒頭で雷撃を受けそうになった瑞鶴をかばって加賀が大破し離脱。一時的に瑞鶴の姉翔鶴が加入している。間もなく開始されたMO作戦ではこの編成で出撃。道中の珊瑚諸島海域では空母ヲ級を中心とした敵艦隊を発見。ヲ級を中破させるなど先手を打つ。


しかし、ここで吹雪が疑問の残る采配を行う。翔鶴&瑞鶴を2人でMOに向かわせたのだ(彼女を含めた残りのメンバーは残敵の掃討に向かった)。そもそも空母を護衛もつけずに航行させる事自体が無謀である上に、敵に自分たちが使用している暗号が解読され作戦が知られている疑念がある(このことはこの時点では彼女のみが知っていた)にもかかわらず、である(ただ、吹雪は事前に翔鶴と瑞鶴に二段索敵を指示してかなり密な索敵を行っていたことから近海には他の敵はいないと結論付けた可能性もある)。


案の定翔鶴たちは別のヲ級を中心とした敵艦隊に襲われ、翔鶴は中破、空母としての機能を失い、瑞鶴は姉を脇に抱えて(曳航)単独での戦闘を余儀なくされる。

結局、翔鶴たちの必死の抵抗とぎりぎりで駆けつけた吹雪たちによって辛くもヲ級を大破撤退させる勝利を収めたが、吹雪の采配の疑問が放送中に追及されることはなかった。


なお、この話では、提督・秘書艦長門共々、「あの面子をよくまとめている」と吹雪を褒めており、提督本人もそれなりに問題が多い事は気づいていたらしい。


9話で部隊は解散。多少の問題はあったものの、吹雪が旗艦に就任後は空母を一隻撃沈、一隻大破させるなど十分な戦果を挙げるのみならず、メンバーの性格面における成長(特に吹雪と瑞鶴)を促し、最終話において総力戦となったMI攻略作戦で全ての艦娘が自分の役目を果たし協力し勝利する遠因となったという点で、この編成は有意義であったといえるのかもしれない。


ゲーム的な解説

この組み合わせ、ブラウザゲームで組んでもかなり強い。

高速戦艦1・正規空母2・雷巡2・駆逐艦(改二)1という組み合わせであり、制空権確保も開幕雷撃も叩き込めるため駆逐艦の是非を置いておけば十分なガチ編成である。

さらに詳しく解説すれば、加賀は現状最多の航空機搭載数を誇る最強の空母であり、瑞鶴の方も搭載数は加賀・大鳳に続いて第3位であり、耐久・装甲・回避といった生存に関わるパラメータが全体的に高い。実際、中破でも攻撃できる大鳳が実装される以前は、この2人を組ませて出撃させていた提督も多いだろう。

また、金剛は戦艦勢の中で数少ない高速戦艦であり、空母部隊のお供としては申し分ない。

北上・大井は、砲撃戦が始まる前に強力な雷撃をすることができるため、敵艦隊を最大2隻機能停止まで追い込むことができる。また夜戦では全艦娘No.1の火力を誇り、高耐久高装甲のイベントマップのボスを倒すには必須と言われているくらいである。

吹雪を旗艦に据えることも、ゲーム的に見ると「旗艦を庇う」システムのおかげでか弱い駆逐艦の大破確率を減らす事に繋がるため理に適っており、吹雪改二の高い対空性能を生かした対空カットインもしくは対潜装備を充実させての潜水艦哨戒と、大型艦には難しい役割を担うことができる。


ただしゲーム中では艦娘同士のやり取りが行われないため、提督の目線としてはどこに問題があるのかわからないかもしれない。アニメではあくまで現場からのいざこざともいえよう。

艦これアニメ五話あふたー

↑細かい編成を知らない深海棲艦側の評価。


カップリング的な要素

特に瑞鶴+加賀+吹雪の側面が強く、5話ラストは吹雪によって瑞鶴と加賀が少し打ち解けたような雰囲気を持つ。

アニメ吹雪は赤城に憧れを抱いており、最終的には赤城の護衛艦として一緒の艦隊で戦うことを目標としている。

そのあたりから吹雪と加賀が打ち解ける可能性が見えてくる回でもあった。


関連タグ

第三水雷戦隊 - アニメ吹雪の古巣

瑞加賀大北 - ある意味これらのカップリングの延長線でもある

第十四駆逐隊 - ノベライズ「陽炎、抜錨します!」のオリジナル部隊。提督に難あり人材を押し付けられるものの駆逐艦が旗艦として仲間たちを引っ張るという構図が似ている。ただし相違点としてあちらは「同一艦種である駆逐艦のみで構成された駆逐隊」という部分が有る。

甲板胸 - 大井と瑞鶴の言い争いから出た。

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