概要
正式名称は「Decepticon Justice Division」(直訳すると「ディセプティコン正義執行隊」)。ディセプティコンにおける憲兵隊のような部隊で、脱走兵や裏切り者を捕縛して惨たらしい拷問を加えた末に処刑するのを任務としている。
メンバーは6体(のちにこの御方も加入)のみだが、全員が妄信的なまでにメガトロンに忠誠を誓ったサディストで、どいつもこいつも罪人を楽しんで拷問処刑する残忍な変態の集まりである。
しかも処刑対象は負傷してオートボットの衛生兵の施しを受けた者まで含まれるので、仲間たちだけでなくオートボットからも凶悪な存在として恐れられている。
各メンバーの名前は、大戦中にディセプティコンが支配したセイバートロン星の都市名に因んだもので本名ではない。
メンバー
デ軍顔の指揮官。詳しくは本人の記事を参照。
- ケイオン
『処刑リスト』の名簿管理人で、電気椅子に変形する。目の部分が凹んでおり、塗り潰したかのように真っ黒で瞳のない目をしている。
電気椅子に変形するだけあって、その拷問方法は数千ワットの電流を流すというもの。だがこれは嬲り殺すのを目的としたもので、罪人がギリギリ即死出来ない程度に出力を調整しているとのこと。
スパークイーターに取りつかれたターボフォックス「ザ・ペット」を使役している。
名前の由来となった「ケイオン」はかつてメガトロンがグラディエーターとして活躍したディセプティコンの首都で、『プライム』や『アドベンチャー』など他媒体の作品にも登場している。
- ヴォス
文法規範を極端に重視して古代セイバートロン語しか喋らない変人であり、古典語に精通したターンぐらいしかまともにコミュニケーションが取れない。最近は現代語を勉強しており、片言でなら話せるようになった模様。
画像の顔はマスクであるが、裏側にはアイアンメイデンのような無数の棘が生えており、このマスクを罪人に押し付ける事で拷問する。その様が実にグロいと評判。
- テサルス
顔に大きく✕マークが刻まれている。セイバートロン風の装甲車に変形する。
腹部に巨大なミキサーを備えており、生きながら罪人を破砕して拷問するが、粉砕している途中で飽きてやめてしまう事が多いらしく、アメコミ本編初登場時もスカベンジャーズのフライホイールズが脚だけ残して粉砕された。なにしろ飽きっぽい性格なので仕方がない。
- ヘレックス(ヘリックス)
『歩く溶鉱炉』とも称されるように、胸部の溶鉱炉で罪人を拷問する。巨大なアームを備えたセイバートロン風の装甲車に変形する。
顔つきから一見すると常識人であるかのように見えるが、実際は罪人のブレインモジュール(脳にあたる部分)をえぐり出してその罪人の口に咥えさせるというおぞましい嗜好の持ち主。
- ニッケル
軍医。DJDの紅一点。軍医という性質からか他メンバーと異なり囚人を痛めつける残忍性が明確に描かれた事がないので実は常識人なのではないかと希望を持つ読者もいるが、所詮DJDなのであまり期待しない方が吉。