CV:大林洋平
概要
榊遊矢の幼少期の頃からの親友。
「権現坂道場」の跡取りという立場から、遊勝塾には入っていないが、よく遊矢達と行動を共にしている。
紫雲院素良が「権ちゃん」と呼んだことから、ファンからも「権ちゃん」と呼ばれている。後に登場したデニス・マックフィールドも「権ちゃん」と呼び始めている。
初デュエル以降、漢気溢れる姿が人気を呼んでおり、「その場いなくても株が上がるキャラ」とよくファンからは言われている。
人物像
外見に違わず、暑苦しくも友情に熱い性格。
遊矢と同じ14歳なのだが、厳格な父親の元に育てられた影響からか、話始めに「男、権現坂」と付けたり、怒る際に「けしからぁ~ん」と返すなど年齢に似合わない喋り方をするため、「おっさん臭い」と言われたこともある。
遊矢との友情は深く、彼の父・榊遊勝が失踪した後は周囲の非難から守り、ストロング石島に勝利した際は一番に喜び、遊矢のペンデュラム召喚をマスターするための特訓に夜通しで付き合ったり、遊矢の公式戦の相手を自分の塾生から紹介したりとエピソードは多い。
しかし、LDSとの三番勝負で刀堂刃に引き分けた後はそれを甘すぎたと考え、遊矢のジュニアユース選手権を賭けたデュエルの4人目の相手として立ちふさがった。
その後、最終的に遊矢がデュエルを制したが、その後の努力によって大会の参加締切ギリギリのところで出場条件である勝率6割を満たして無事に選手権へ出場。
かつての兄弟子であり、遊矢にとっても因縁の相手である暗国寺ゲンと相まみえ、更には最初の相手として対戦することになり、遊矢を巻き込んだ精神攻撃を仕掛けられるも見事に勝利。2回戦にも勝利し、順当に勝ち上がっており、3回戦時点では優勝候補の一人と報じられるようになっている。
3回戦のバトルロイヤル後は、融合次元に対抗するべく設立された組織「ランサーズ」のメンバーに選ばれる。選ばれたメンバーの中でも責任感は人一倍強く、シンクロ次元到着後には途中ではぐれてしまった仲間を真っ先に探そうとした。
シンクロ次元では違法の賭けデュエルをしていた(というよりスカウトされた)黒咲隼、デニスに巻き込まれる形で捕まり、収容所送りにされてしまう。しかし、ここでもぞんざいな扱いをされていた囚人を助けるために、自身のカードを看守に渡すという男前ぶりを見せた。そして収容所でようやく遊矢と合流し、感極まって号泣した。
対人関係
- 榊遊矢…幼い頃からの親友。正反対といえるお互いのデュエルを認め合っている。
- 柊柚子…友人。バトルロイヤルではタッグデュエルのパートナーとなった。
- 沢渡シンゴ…自身と同じランサーズのメンバーだが、本人曰く「特に親友ではない」。まあ、その通りなのだが。
- 刀堂刃…シンクロ召喚を伝授した師匠。
- デニス・マックフィールド…ランサーズの仲間。シンクロ次元到着後は彼と共にいた。
デュエルにおいて
使用デッキは「超重武者」シリーズをメインとした機械族デッキ。「不動のデュエル」を標語としている。この人とは関係ない。
ちなみにデッキに魔法・罠カードは一切入れてないフルモンスターデッキ。これはキーとなる超重武者シリーズの多くが、効果発動に「墓地に魔法、罠カードが一切無いこと」が前提条件となっているためである。このため、追加カードを獲得できるアクションカードの回収も一切行わない。
このデッキ構成には、素良、光津真澄だけでなく、その場に居た志島北斗も「正気の沙汰じゃないぞ…!」と驚愕していた。
いかなる状況にあろうとその場に佇むその姿は、まさに彼のエースカード超重武者ビッグベン-Kの如く、不動のデュエルを体現しているといえよう。
LDSとの対抗戦の後、自身の殻を破って成長するため、刃に弟子入りしてシンクロ召喚を体得。遊矢とのジュニアユース選手権出場を賭けたデュエルで新たなエースモンスター超重荒神スサノ-Oを呼び寄せ、遊矢たちを唖然とさせた。