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ロードバイクの編集履歴

2015-07-19 21:12:37 バージョン

ロードバイク

ろーどばいく

ロードバイクとは、舗装路での高速走行に特化した、自転車の一種である。

概要

ロードバイクは舗装路での高速走行に特化した自転車。本来はロードレースでの使用を前提に設計されており、泥除けやカゴなど、速く走ることに必要ないものは装着されていない。人力だけで高速に走行することに特化した究極の乗り物である。現在ではその高性能が評価され、自転車便などの実用にも広く使われる。近年は競技ではなく快適に走ることに主眼をおいたレジャー用のコンフォートロードと呼ばれるものもあり、通勤にも使われるようになった。


かつてはシンプルなスタイルが特徴で独特の操作を要求される乗り物だったが、1970年代以降新技術が次々と投入され著しい進化を遂げた。シマノを中心とするメーカー各社による技術革新の過程で格段に高性能化するとともにデザインも未来的なものが増え、素人にも乗りやすい乗り物となった。コンフォートモデルでは70年代以前のスタイルを適度に取り入れたクラシカルなデザインの車種にも人気がある。


ロードバイクの特徴としては、

  1. あらゆる走行抵抗を軽減するために、アルミカーボンなどの素材を多用し、徹底的な軽量化、空力性能の向上が施された強靭なフレームホイールなどのパーツ群を装着していること
  2. 2×10段などの多段ギアを備えていること
  3. 高圧な空気を充填できる細身のタイヤを装着していること
  4. 様々なポジションをとることができ、長距離で快適に走れるように設計されたドロップハンドルを装着していること

…などが挙げられる。


現在競技用のロードバイクは高性能な上に目的に合わせたフレームの作りやすいカーボンフレームが主流になってきている。カーボンフレームは、フレーム単体で700グラム以下の超軽量仕様や、空力性能を極限まで追求したモデル、リラックスしたポジションが取れ、振動吸収性能が高い快適性を重視したモデルなど、ある程度自由な設計が可能なため様々なバリエーションが存在する。もっともカーボン以前のアルミニウムフレームも研究が進んだ素材のため、安価でもカーボンに劣らない性能のものも存在する、(もっとも、他も素材より「衝撃の逃げ」がない硬い素材のため乗り手の技量や経験にも左右されるが)、さらに歴史のあるクロムモリブデン鋼)のフレームも、重量こそあるものの細身の優雅な外見と鉄独特のしなりのある乗りくちから愛好者も多い。



フレームで有名なメーカーは、アンカー(日)、スペシャライズド(米)、トレック(米)、ピナレロ(伊)などが挙げられる。


変速機、ブレーキなどの駆動部品一式をコンポーネントというが、コンポーネントはシェアのほとんどを日本のシマノ、イタリアのカンパニョーロ、アメリカのSRAMの3社で寡占している状態であり、ツール・ド・フランスをはじめとした国際規模の大会でもほぼすべてのチームがこの3社のいずれかを使用している。


お値段はピンキリだが、組み上がった「完成車」で初心者向けはおよそ7万円から10万円前後が売れ筋。プロが使用するレベルのものになると、50万円から高価なもので100万円以上するものも存在する。機材として軽量さが求められるため、軽量な部品ほどより高価になる。(機械部品の場合精度ももちろん向上しているが)、一般的なもので全体重量7〜10㎏程度、最軽量クラスのパーツで組めば4㎏以下にすることもできる。しかしカーボン系の部品などはねじの締めすぎなど力が掛かりすぎると破損の恐れがあるなど、扱いに知識と注意の必要な物もある。


また始めの一台の場合、その他の必要機器も必要になるので、本体とは別途に2~3万は用意したほうがよい(タイヤチューブのバルブの規格が違うので対応する空気圧ゲージのついたフロアポンプやヘルメットなど)。もっともこだわりだせば、泥沼式に費用がかさむのもご愛嬌だが(ママチャリなどのフラットペダルなら数千円、靴と連結する専用ペダルなら、靴と併せてほぼ2万円から・・・など)


ロードバイクを一般の公道で乗る際には、通常の自転車と同じようにライトベル反射板(またはテールライト)を装着しないと道路交通法に引っ掛かるので、装着は必須である。


また、安全と快適な走行のためにヘルメットや専用のウェア等を着用して乗ることが望ましい(コンフォートモデルでは普段着で乗っても違和感のないデザインになっている場合もある)。


※ロードバイクはしばしばピストと間違えられることがあるが、ピストはブレーキ、変速機を持たず(市販のものだとブレーキを装着しているものもあるが)、本来は競輪場などの専用の競技場での使用の為に作られた自転車で、ロードバイクとは似て非なるものである。


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