曖昧さ回避
- 英語で「旅行」、「旅行する」の意。Trek。例として「スタートレック」など。
- 総合自転車メーカー、トレック・バイシクル(アメリカ)のブランド。→ TREK
- 「ファイアーエムブレム 封印の剣」に登場するキャラクター
ファイアーエムブレムの「トレック」
ゼロットの部下であり、オスティアの内乱から傭兵としてリキア同盟軍に参加する。ノアとは同期の仲。
実力はあるが非常にのん気な自由人で、戦場のど真ん中でも平気でいびきをかいていることすらある。その様は軍内で「寝ながら剣を振るっている」と噂されるほど。
趣味は寝ることと夢の日記、釣りなど。良く言えばおおらかで細かいことを気にしない性格であり、ある意味達人の境地に達している。その緩さが、時に味方の心の傷を癒す事も。ユーノとの支援会話は必見。また、「辛いこともあるけどさ…それが生きてるってことじゃないかなあ」等、時たま哲学的な台詞や鋭い指摘も述べるが、本人にその自覚はない。
人の名前をすぐに忘れ、自身の名前さえ曖昧に覚えている節があるなど軍人としてはありえないほどのいい加減さだが、既に同期の騎士たちは傭兵騎士として何名も戦死しており、生きるためには軽蔑されながらも他国の為に血を流すしかないイリア騎士として、ある意味欠かせないメンタルと言える。そのメンタルの強さは、かつての仲間と敵として対峙しうる事に対して、「雇われだからなあ…そういうこともあるさ」で済ませられるほど。
イケメン美女が多いファイアーエムブレムの世界には珍しいモブ顔のキャラだが、実力はなかなか優秀。
HP、力、守備、幸運がよく伸び、特に守備の伸びやすさは他のソシアルには無い個性である。次回作のロウエン以降の「走る壁役」の前身とも言える。物理耐久に限ればハードモードのパーシバルをも凌ぐことがあるほど。
とはいえ封印の剣は耐久力よりも回避の方が重要になる環境なので、速さで勝り攻撃性能もいい赤緑の方が使いやすくはある。
しかしトレックの問題はそんなことではない。序盤の難所と呼ばれる7章で同盟軍(緑ユニット)として登場し、出現位置がゼロットよりも遠いために仲間にするのが難しく、放っておくと勝手に敵に突っ込んでしまうのだ。特にハードでは出てきたそのターンの敵フェイズであっさり倒されてしまうことが非常によくあるため、ノアと違って後に説得する相手もいないトレックは最初から見捨てられてしまうことも。
そのために散り際の彼の台詞「まあ、こんなものか・・・」は彼を代表する台詞ともなっている。それが辞世の句である彼も相当だが……