概要
CV:浅沼晋太郎
名前の元ネタは源義経の通称である「九郎判官」から。
サテライト出身で、ゼロ・リバースで両親を亡くしている。
その為か、親子関係や孤児のこととなると、感情的になる一面がしばしば見受けられる。
また、同じ時期にマーサハウスで育ってきた不動遊星とジャック・アトラスとは幼馴染。
顔に刻まれたマーカーの数は作中最多、それもそのはずなんと窃盗容疑で55回捕まり14回再教育プログラムを受けている。なんということでしょう。
刻まれたマーカーのなかで特に目を引くのが額の「M」の字に描かれたものである。
このため、彼は「マクドナルドの刺客」、「ドナルド教信者」、「ドM」などの愛称がつけられてしまった。
彼にまともな恋愛フラグが立つ事は、おそらく未来永劫訪れない。
ただし「恋愛フラグは折る為に立てるもの」という遊戯王の世界では
最初からフラグなど立てない方がマシであると思えなくもない。
そんな彼にも遂にゾラとの恋愛フラグが成立しつつある。みたくない。
そのくせ死亡フラグだけは人一倍立てる。
まさに、クロウにまともなフラグなど無い。
満足同盟では特攻隊長のような役割を果たしており、「鉄砲玉のクロウ」を自称している。
満足同盟時代から、親のいない子供たちの世話をするのが好きだったらしい。
「ブラックバードデリバリー」という運送業のバイトをしつつ、
遊星らと時計屋「ポッポ・タイムズ」のガレージでDホイール製作、
ライディングデュエルの世界大会・通称「WRGP」に出場する……
……予定だったが、大会直前になんとまさかの右腕骨折。
泣く泣く十六夜アキに自分の代理を任せるのだった。
もっとも最終的にはその代理も事故ったために結局強行出場することになっていたりする。本戦では無事に完治したようで第二走者としてがんばった。
全ての戦いが終わった152話では、なんとセキュリティに就職。バックには牛尾のプッシュがあったらしい。
ハイウェイパトロール部隊に配属されその腕前を存分に発揮するが、スカウトなどから何度も招待の声がかかっており、プロデュエリストの道を進むべきかどうかを迷う姿が描かれた。
遊戯王ARC-V
シンクロ次元のデュエリストとして登場。
人違いでセキュリティに追われていた遊矢達を仲間と共に助けだしている。
ジャックのことを「コモンズの裏切り者」と罵っており、この世界では面識があるかどうかは疑わしい。
ストーリーがシンクロ次元に突入した際にはOPの変更で追加されたシーンに登場している。
この時一緒に映っていたブラックバードのデュエルディスク部分がARC-V仕様になっている事が確認できる。
使用デッキ
使用デッキは「ブラックフェザー(BF)」。
アニメ発のデッキとしてはかなり完成度の高いデッキであり、なんと2009年度の公式世界大会で優勝している。
漫画版では超速デッキと呼ばれていて、その名の通り他のシンクロデッキより圧倒的なシンクロ召喚速度であり、全デッキの中での最速デッキである。
TF4ヘルプでは「とにかく強いパートナーがいいならサテライトにいるクロウがおすすめ!」なんて製作者KONAMIも認めるほどの実力。
(但しTF5では性能の劣るBFが増えたおかげで大幅に弱体化し以前より安定しなくなった。)
それ故にアニメでクロウがvsボマー戦で発言した「インチキ効果もいい加減にしろ!」がよく突っ込みの対象となり、度々迷台詞として挙げられている。
ダークシグナー編では、デッキにドラゴンがいないにもかかわらずシグナーの証である「赤き龍の痣」を腕に刻まれ、シグナーとなった経緯がある。流石にこりゃーシグナーとしてマズイかなと思ったクロウは、「ブラックフェザー・ドラゴン」を入手し、デッキに投入した。
元キン「俺たちは赤き竜によって導かれた! よって、5D's!」
(※絆のモンスターですがガチガチのBFデッキを組んで友達をボコボコにした場合のリアルの絆は保証しません。注意しましょう。)
上記の通り高性能な事がわかるBFだが、アニメではインチキ効果とはいかなくても現実よりも強力な性能のモンスターを相手にすることが多く、遊星はシューティング・スター・ドラゴン、ジャックはスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンという強力モンスターを手に入れている中、クロウはそのような強力モンスターを手にしていない為、WRGP編において(対戦相手の実力も相まって)BFでは力不足になる場面が目立った。
(劇中でもホセ戦でクロウがこの事を指摘した発言をしている。)
それでも戦い続ける事が出来たのは、BFの性能とクロウの腕だからであろうか。
ちなみに、満足同盟時代のクロウがBFのカードを使用している事からアニメ世界では割と古い系統のシリーズのようだ。またアニメ世界でも猛威を振るった影響なのか不明だが「WW(ホワイトウォリアーズ)」シリーズという、BFのメタとなるシリーズが出ている。
使用カード紹介
ブラックフェザー・ドラゴン
シグナーとして覚醒した彼のシグナーのドラゴンにしてエースモンスター。
詳しくはこちらで。
BF-アーマード・ウィング
ダークシグナー編における彼のエースモンスター。
詳しくはこちらで。
BF-疾風のゲイル
『BF』のチューナーモンスターの中でも屈指の強力なモンスター。
詳しくはこちらで。
BF-黒槍のブラスト
貫通効果を持った『BF』モンスターの1体。
最初に登場したデュエルでは、『ゲイル』が『ゲート・ブロッカー』の守備力を下げ、さらに『暁のシロッコ』の効果で3体分の『BF』の攻撃力を一箇所に集められ、一気に1ターンキルを決めた。
BF-暁のシロッコ
レベル5の上級『BF』モンスターだが、相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、リリースなしで通常召喚できる。
自分フィールドの『BF』モンスター1体の攻撃力を、そのモンスター以外のフィールドの『BF』モンスターの攻撃力の合計分アップさせる効果を持つ。
BF-極北のブリザード
特殊召喚できないデメリット効果を持つモンスターだが、召喚しただけで墓地のレベル4以下の『BF』モンスターを蘇生する効果を持っていると言う優れたチューナーモンスターである。
BF-アームズ・ウィング
レベル6の鳥獣族シンクロモンスター。
攻撃力は2300だが、守備モンスターを攻撃した場合に500ポイントの攻撃力をアップする効果と貫通効果を持っている。
それらの効果で、クロウは対戦相手に大ダメージを与えてきた。
BF-銀盾のミストラル
戦闘で破壊されたターン、一度だけ戦闘ダメージを0にする効果を持っている。
その名の通り、プレイヤーを戦闘ダメージから護る盾の様な効果を持つモンスターである。
BF-漆黒のエルフェン
自分の場に『BF』モンスターが表側表示で存在するだけで、リリース無しで通常召喚できるなど、手札で腐りにくないモンスターである。
最初に登場したのはボマー戦であるが、『Sp≪スピードスペル≫-エンジェル・バトン』の効果によりドローされ、そのまま墓地へ送られた。
その後、『BF-大旆のヴァーユ』の効果により墓地から除外され、『BF-アーマード・ウィング』の特殊召喚に繋げたが、ゴドヴィン戦では効果を活かして召喚された。
BF-大旆のヴァーユ
フィールドからのシンクロ召喚は出来ないが、墓地から素材する事でエクストラデッキから『BF』シンクロモンスターを特殊召喚できる。
くわしくはこちらで。
BF-鉄鎖のフェーン
ダイレクトアタックできる上、この効果で相手にダメージを与えた場合、相手攻撃表示モンスターを守備表示に出来る。
詳しくはこちらで。
BF-蒼炎のシュラ
戦闘で相手モンスターを破壊した場合、デッキから攻撃力1500以下の『BF』モンスター1体を特殊召喚する効果を持っていた。
しかし強力な効果にもかかわらず、アニメでは効果はおろか攻撃ですらしていない。
ただシンクロ素材にされるだけであった。
BF-孤高のシルバー・ウィンド
レベル8の最上級『BF』シンクロモンスター。
攻撃力2800だけじゃなく、
BF-月影のカルート
『BF』を強化するモンスター。
詳しくはこちらで。
BF-東雲のコチ
レベル4のチューナーである為、特殊召喚された場合はシンクロ素材にする事ができないデメリットを持つ。
BF-極光のアウロラ
全『BF』の中でも最大レベルを誇るモンスターであり、唯一の光属性。
シンクロアンチ対策としてクロウがデッキに入れた機皇帝対策カードでもある。
前のイェーガー戦でシンクロ封じの戦術に対抗する為として、彼のジェスターコンボを破った。
ホセ戦でも『BF-アームズ・ウィング』の効果で対抗するも、すぐに返り討ちにされて消滅した。
BFT-漆黒のホーク・ジョー
『漫画版5D's』におけるクロウのエースモンスター。
『BF』モンスターの中での唯一の戦士族モンスターである。
最初に登場したのは氷室戦だが、効果を使う前に超速デッキの超速シンクロ召喚コンボで1ターンキルを決めた。
本格的に真の力を発揮したのは遊星戦であり、墓地から『BF』を蘇生すると言う驚異的な効果とこのカードの対象を他の『BF』に移し変える対象変更効果で、攻守の優れたコンボを何度も披露して遊星を苦しめた。
BF-煌星のグラム
氷室戦で『BFT-漆黒のホーク・ジョー』と共にダブルシンクロ召喚され、1ターンキルを決めた。
遊星戦で初めてその効果が披露される。
シンクロ召喚に成功した時、手札からチューナー以外のレベル4以下の『BF』モンスター1体を特殊召喚できるが、この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
イェーガー戦でも登場し、自身の効果で特殊召喚した『BF-上弦のピナーカ』と共に『玄翼竜 ブラック・フェザー』のシンクロ素材となった。
BF-星影のノートゥング
『BFT-漆黒のホーク・ジョー』と『BF-煌星のグラム』の召喚後に、さらに追撃として召喚された三体目の『BF』シンクロモンスター。
特殊召喚しただけで、相手に800ポイントのダメージを与える上、相手モンスターの攻撃力・守備力を800ポイント下げる効果を持つ。
クロウは『BFT-漆黒のホーク・ジョー』の効果を最大限に活かし、何度もこのモンスターを破壊させ墓地に送った後、蘇生させて効果を発揮させた。
玄翼竜ブラック・フェザー
漫画5D'sにおいてクロウ・ホーガンが使用する『決闘竜』の1体。
闇クロウとのデュエル後に手に入れたカードであり、イェーガー戦で召喚された。
『道化傀儡王パントミーメ』と『悲劇の喜劇』のコンボで大ダメージを受けた後、その時のダメージで効果を発動し、7体の『BF』モンスターをデッキから墓地へ送り、攻撃力を5600までアップし、『黒翼再戦』とのコンボでフィニッシュを決めた。
Dホイール
「ブラックバード」という名のDホイールを使用している。ちなみにこのDホイールは、クロウのものとなる前は「ロバート・ピアスン」という人物が所有していた。また、Dホイール内に「ブラックフェザー・ドラゴン」が隠されていて、クロウの子供たちへの思いが最高潮に達すると、カードが勝手にデッキに潜り込むように設定されていたらしい。
このDホイールには車体の両脇に折りたたみ式のウィングがあり、通常時よりもジャンプによる飛距離を延ばすことができる。このため、通常のDホイールよりも行動範囲の広い設計となっている。
セキュリティのカード保管庫で盗みを働いていたクロウにとっては、なくてはならない機能である。
またクロウ自身が、サテライトに語り継がれる「伝説のDホイーラー(実はゴドウィン)」に憧れを持っていることも、Dホイールにウィングがついている理由の一つである。
ボルガー&カンパニーで改修された際に遊星号と同じく新型エンジンを積んだ事で「ボルガニックブラックバード」となった。
苦労人
名前とのシャレだが、作中ではまさにそのとおりだと思われる描写が多い。
ニートのジャック・アホラスに振り回される、子供の世話をする、運送屋のバイト……。
稼ぎ頭は辛いよ。
ネーミングセンス
「噴水広場仲良し連合」程度の能力
ブルーノの考えた「ブルーノ&5D's」とどちらの方がマシかは、閲覧者にお任せ。
カップラーメンマン
イェーガーをおびき出すための変装…もといコスプレがこれ。
一応彼の名誉のために言っておくと発案者はジャックであり、クロウはジャンケンに負けたためにこれを着せられた。哀れ。
フラグ
恋愛フラグはどんなことがあっても成立しないが、死亡フラグやガチホモフラグだけはひょいひょいと立てる。哀れ。