ギラ(DQ)
ぎら
スクウェア・エニックスのコンピュータRPG『ドラゴンクエスト』シリーズの呪文。
変遷
FC版のDQ1とDQ2では、火球を放ち、単体にダメージを与える呪文で、後のメラとほぼ同じ性質のものであった。
なお、その時期のベギラマは雷で攻撃する呪文だったが、1の説明書にはギラを強力にしたものというような解説があり、炎と雷ではあっても同系統のものという認識はあったようだ。
FC版DQ3で呪文の系統が整理され、炎の呪文としてメラ系が新設、ギラはベギラマに合わせ、雷で集団を攻撃する呪文となった。
FC版DQ4以降では、デイン系が雷に変更されたため、ギラ系はベギラマも含め、閃光や光熱波のようなもので相手を焼く呪文になった。とは言え画面のエフェクトでは炎を投げつけているように見えるシリーズもある。
DQ1〜8まではシリーズ皆勤の呪文であったが、DQMJ、DQ9には登場しなかった。しかしユーザーの希望もあり?DQMJ2では復活した。
その他
漫画「ダイの大冒険」の作中では、ベギラゴンがイオナズンより強力(本家とは逆)など、ギラ系が優遇されている描写がある(実際、『初代』ではベギラマが最強の攻撃呪文だった)。作者によると、当時シリーズ皆勤のギラ系に敬意を表したものらしい。
上記のように呪文の設定が変わっているため、関連作品でも演出が一定していないことがある。
例えば、3と4の間の頃に放送されたアニメ「ドラゴンクエスト(勇者アベル伝説)」では、ギラは当初は電撃だったが、後半では火炎や光熱波を放っている。
ゲーム「トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン」では前方3方向の敵を同時に攻撃する呪文となっているのだが、使い勝手はイマイチ。
見た目は炎っぽいが扱いは属性なしで、フレイムなどにも普通に効く。