日本人離れした、彫りが深くちょっと暑苦しいくらいの、濃い顔立ちの男性を表現する言葉。
1970年代頃までは、欧米的な目鼻立ちのハッキリした容貌が最も「ハンサム」であるとされたため、このソース顔系統の容貌が、美男子の代名詞としてもてはやされた。
「ソース顔」という言葉が誕生したのは1980年代後半で、真逆のあっさりした顔立ちの男性を表現する「しょうゆ顔」とともに、イケメンの容貌のひとつのパターンを表す俗語となった。
美醜の価値観の多様化や変遷に伴い、2013年頃からは「塩顔」なども新たな類型に加わっている。
この「ソース顔」は1988年に流行語大賞も受賞しているが、授賞式でソース顔代表として賞を受け取ったのは「少年隊」の錦織一清である。
代表的なソース顔として、阿部寛・平井堅・真田広之・松本潤・坂口憲二・金城武・北村一輝・室伏広治などが挙げられる。