概要
彫りが深く、目鼻立ちのはっきりした、濃い顔立ちの男性を表現する言葉。特にアラブ人やインド人やイタリア人のような日本人離れした顔立ちを指すが、華南人や東南アジア人のような(日本人にも多い)南方東洋人的な容貌の男性もソース顔と呼ぶこともよくある。
この手の暑苦しいくらいの容貌がもっとも持て囃されたのは1970年代〜80年代初頭頃。「ソース顔」という言葉が誕生したのは1980年代後半で、真逆の日本人らしい顔立ちの男性を表現する「しょうゆ顔」がもてはやされるともに、それと対極的な男性の容貌を表す俗語となった。
「ソース顔」は1988年に流行語大賞も受賞しているが、授賞式でソース顔代表として賞を受け取ったのは「少年隊」の錦織一清である。
代表的なソース顔(ハーフ除く)として、阿部寛・平井堅・坂口憲二・織田裕二・北村一輝などが挙げられる。金城武や松本潤、真田広之らはあまり「日本人離れ」はしていない(東洋人らしい)顔立ちだが、ソース顔と呼ばれている。
映画『テルマエ・ロマエ』では主演の阿部寛含む濃い顔の日本人が劇中の古代ローマ人役を演じている。