概要
CV:二又一成(TVアニメ版)、郷里大輔(PS版)、赤羽根健治(北斗無双)、坂本頼光(DD北斗の拳)
「おまえのようなババアがいるか(byケンシロウ)」の台詞で有名な悪役。
病床のトキを休憩させるために彼の潜む小屋を訪ねてきたケンシロウ一行を、老婆に扮して毒殺しようとした拳王軍所属の大男。
当時は登場シーンも少なく正式な名前すらない雑魚キャラであったが、そのインパクトの強さやケンシロウの正論すぎる上記の台詞も相まってか何かと記憶に残るキャラクターとなり、お笑い芸人の麒麟・川島明がネタにしたこともあってか、昨今では彼の紹介文に公式で「でかいババア(もしくは「ばばあ」)」と表記されるようになった。
ちなみに後年の公式ケータイサイト内の企画にて、「コビト」という正式名が付けられた。
外部作品でのババア
TVアニメ版
原作ほど大柄ではなくケンシロウやトキと同じくらいの体格。
「変幻自在の体を持つ」と自負する拳王特殊部隊の一人で、ケンシロウに剃り忘れたヒゲを指摘されて正体が発覚した。原作よりも仲間が多く、屋根裏からの奇襲のために待機していた男の他に、居間には「マッチョなじじい」が3人いる。
ちなみに、アニメ版ではケンシロウの台詞が「おまえのようなばあさんがいるか」と、若干丁寧な口調になっている。
『北斗無双』
本編である「伝説編」には登場せず、代わりに「幻闘編」のジャギの章に登場。
本作では拳王軍配下らしい描写は見られず、人格(性別も?)まで女性になっている上、全く同じ顔の姉妹がたくさん登場する。
村を悪党たちから守るために、ジードの仲間と勘違いしたジャギたちと対戦するが、図らずも姉妹たちの危機を救ってもらい愛に目覚め、彼らの行く先々に援軍として登場するようになる。
武将名もそのまま「ババア」で表記されるため、戦況報告のテロップが異様にシュールである。
続編『真・北斗無双』のDLCストーリーにおいてまさかの復活を遂げた。
『DD北斗の拳』
TVアニメ版に登場。
ケンシロウたち三兄弟が店番を務める深夜のコンビニ「リュウリュウケン」に強盗にやってきた悪党。本作では舞台設定に合わせてか衣装が割烹着になっている。
三人が寝ぼけて自身をユリアと勘違いしていることを良い事に、彼らの差し出した品やレジを持ち去ろうとするが、直後に目覚めたケンシロウにお馴染みの台詞で強盗と看破される。ハサミや包丁で応戦するも、ケンシロウに「3週間前のいちご納豆おにぎり」を食わされた上に経絡秘孔「キュウコウカ(急降下?)」を突かれひどい下痢になる。直ぐ様トイレに駆け込もうとするが先に入っていたラオウに殴り飛ばされた挙句…。
余談だが、上に掲載されているイラストは演じた坂本頼光氏本人が描いたものである。
『真・世紀末死あたぁ伝説』
かつてユリアの話し相手としてサザンクロスで飼われていた豚だったが、親しくなり過ぎたためにシンに嫉妬されて追い出された。追放後は辺境の地の一軒家で暮らしていたが水を振る舞ってくれた御礼にケンシロウから喋れるようになる秘孔を突かれるが表裏逆だった為非業の死を遂げる。