概要
第23話で妖怪ユキオンナが倒されたのを機に、「日本の妖怪では役に立たない」と有明の方がヨーロッパから呼び寄せた3体の助っ人モンスター。牙鬼軍団の妖怪と同じく体に器物の意匠があるが、封印の手裏剣が刺されて生み出されたわけではなく、長い歴史の中で進化した存在らしい。
力も妖力も高いのだが、自由奔放で一筋縄ではいかない連中らしく、晦正影は彼らを「南蛮妖怪」と言って彼らの力を借りる事を嘆いており、あまり良い印象は持っていない模様。
構成メンバー
西洋妖怪フランケン
「人間共を怖がらせるマシンは、ワシだけで十分じゃけん!!」
CV:梁田清之
「フランケンシュタインの怪物」が長い歴史の中でさらに進化を遂げた姿。自称「西洋三大妖怪のエース」。3体の怪力担当で、器物モチーフは懐中電灯。腰のストップライトを浴びせる事で機械の動きを止める事ができる。ライトの効果は普通の機械だけではなく、オトモ忍やニンニンジャーの各アイテムにも通用する。全身のライトから光線を発射し、自慢の怪力で敵を追い詰める戦法が得意。
第24話で風花を除くニンニンジャーと戦った。仕事の前に日本観光を望んでいて、十六夜九衛門に東京スカイツリーや雷門を案内され、日本の寿司をご馳走になっていた。特に萌えスポットを楽しみにしていた様子。しかし、九衛門が「恐れ」を集めるために案内した遊園地のアトラクションを見て「自分よりも人間を怖がらせている」と憤慨し、上記の能力で遊園地アトラクションの機能を停止させて、人々から「恐れ」を生み出した。(本人に自覚はない。)
ヨーロッパ出身だが「ワシ」、「じゃけん」と広島弁で話す。(フランケンと掛けていると思われる。)
西洋妖怪ドラキュラ
「オーディションの前にニンニクを食べるとは、大和撫子恐るべし!」
CV:伊丸岡篤
「ドラキュラ」が長い歴史の中でさらに進化を遂げた姿。3体の頭脳担当で、器物モチーフは注射器。人間の首筋に鋭い牙で噛み付いて生命エネルギーを吸い取り、永遠に眠らせながら悪夢を見せて苦しめる能力を持つ。無数のコウモリに瞬時に変化してから相手の背後に回り、暗黒針「フェンシリング」で華麗に戦闘する事を得意としている。
第25話にて、風花が参加したオーディションでアイドル・SILVERの共にいたプロデューサー・サトウを棺桶に監禁した上で彼に化け、生命エネルギーを吸うための女性達を集め、襲いかかっては女性達の生命エネルギーを吸っていた。(SILVERがドラキュラ役だという事もあり、彼に濡れ衣を着せる目的もあった)。それと同時に襲われた女性達の「恐れ」を九衛門が集めていた。決め技の壁ドンで女性(作中では有明の方に対し行なっていた)を追い詰める妖怪プレイボーイ。
進化を遂げた事で最大の弱点だった太陽の光を克服したが、ニンニクだけは苦手なままだった。
窮地に立つと「恐るべし!」と言う癖がある。
西洋妖怪オオカミオトコ
「逃げたんじゃないのか妖怪ハンター。弱い親父と兄貴を持つお前は腰抜けなんだろう?」
CV:藤本たかひろ
「狼男」が長い歴史の中でさらに進化を遂げた姿。「残虐のジョーカー」という異名を持つ。3体のスピード担当で、器物モチーフは穴あき包丁。スターニンジャーことキンジ・タキガワの父のジュンジと兄のレイジを殺した張本人で、数々の妖怪ハンターを自身の爪の餌食にしてきた(彼によると月のクレーターの数ほど妖怪ハンターを殺してきたらしく、いちいち名前など覚えていないとの事)。刃のような両手の鋭い爪でどんな物でも切り刻む事ができ、血のように真っ赤な満月のパワーを得て両手の爪から無数の刃を放つ「ブラッディ・ムーン」が必殺技。更に満月から特殊な妖力を吸収した事で、常に全身を鎧のように守っており、人間の技で倒す事は不可能。
第27話にて、上述の能力でニンニンジャー達を圧倒し、キンジを一度は変身解除へと追い込んだ。その際スターニンジャーの武器であるスターソードガンを見てキンジの父と兄の事を思い出し、「恐れ」を生み出す任務よりも、妖怪ハンターを根絶やしにする事を優先した。
しかし、精霊である獅子王の力を使って超絶化したスターニンジャーには手も足も出ず、敗れ去ってしまう。その後巨大化するも、覇王シュリケンジンの圧倒的な力に勝てず敗北し、キンジに引導を渡された。
彼が倒された事で西洋三大妖怪は完全な敗北を喫する。
余談
モチーフは見た目通り、怪物くんに登場する3匹のお供。また、九衛門が敬語で接していた事から、日本の妖怪よりも格上だと思われる。