・・・・・この世に悪の栄えた試し無し・・・昔はそうかもしれないが今ではそんなの夢物語
・・・・・悪が正義を喰らい尽くす魍魎跋扈のこの世界・・・聞こえてくるのは悪人共の高笑い
・・・・・天が見捨てたこの時代・・・誰が悪を裁くのか、誰が晴らせぬ恨みを晴らすのか
・・・・・それは言わずとも知れたこと・・・・更なる悪が悪を裁けばいい
・・・・・地獄送りの渡し船、片道のみの地獄旅
・・・・・三途の川の渡し人、お代に貰った恨み銭、貰ったからには渡しましょう
・・・・・悪人共のその命、あなたの晴れぬ恨みと共に・・・・・
概要
彼ら観光による艦隊これくしょんの二次創作小説。444番鎮守府の提督である蒼崎竜一郎と、彼と共に裏稼業『渡し人』として任務を行っている艦娘、深海棲艦達を中心としたダークファンタジーストーリー。
現在は「抜錨その1」から「抜錨その3」まで投稿されており、また前日譚である「不可思議な444番鎮守府」も同じく投稿されている。
「渡し人」とは?
渡し人とは、法で捌く事の出来ない悪人や外道を『怨み銭』を受け取る事で粛清する殺し屋の総称である。
彼等は表向きは通常の艦娘や提督として従事しているが、直属の司令部、通称『闇の大本営』によって統括されており、闇の大本営、もしくは晴らせぬ恨みを抱えた者からの依頼が入った際には許せぬ悪を地獄送りの恨み船に乗せて地獄に送る三途の川の渡し人となる
とは言え、闇の大本営に直接的な権限は無く、あくまで『依頼』と言う形を渡し人に行い
彼らの行った仕事の後始末(的の死体の始末、死因の偽造等)をメインで行う
これは大本営、強いては海軍が主導でこの仕事を行う事はやがて独善的な暗殺部隊への洗脳発展を危惧し、更には法を守るべき軍がそれを先立って破る事があっては法律の存在意義すらも危ぶまれるがゆえのやむ得ない処置も含まれている
数年前、軍の一部派閥が自身の保身と私利私欲で敢行した『渡し人狩り』において当時の面々の多くは散り散りになってしまったが(一部将校が自らのポイント稼ぎのためにでっちあげの告発を多々行った事もあって、多くの無関係な者達が処罰を受けている)、数年後の現在、新たな仲間を得て再び人知れず活動を再開している。
言い換えるなら、海軍版の仕事人といっても過言ではない。
主な構成員
海軍関係者
蒼崎竜一郎
ヲ級よりスカウトされて渡し人の道に進んだ444番鎮守府を預かる提督
『八房の大太刀』を用いて外道を切り刻んだのちにトドメを刺す
無論それには「苦しんだ者達の恨みを晴らす」意味合いが込められている
鳳翔
かつて日向、間宮と共に恐怖の象徴と恐れられた三強の一人 通称「羅刹の鳳翔」
蒼崎がまだ渡し人になる前は元締めを引き受けていた艦娘
これまでの間では艤装のアンテナを改造した仕込み刀を使う手段を用いている
モデルは『必殺仕事人』出演の中村主水
武蔵
渡し人狩り以前より姉の大和共々渡し人を務めている
己の怪力で繰り出すブローで的の内臓に右手をブチ込み、手近の内臓を握りつぶしてトドメを刺す
モデルは『必殺渡し人』出演の大吉
大和
妹の武蔵共々長く渡し人を務めている超弩級戦艦
元来の艤装を外す事によって人知を超えた身体能力を発揮し
愛用の長傘を的目掛けて投げつけ、そのまま串刺しにする
投げられた長傘は砲弾並みの速度で飛んでいる為逃げる事は不可能と言ってもいい
モデルは『翔べ!必殺うらごろし』出演の先生
青葉
444番鎮守府に属する重巡洋艦娘
蒼崎や鳳翔と同じく『闇の大本営』に属する渡し人ではあるが、直接殺しに関わるのではなく情報収集や仲間のサポートを行うのが本職
モデルは『必殺仕事人』出演のなんでも屋のお佳代
龍驤
彼女も元444番鎮守府所属(先々代提督時代)の渡し人
使う道具は以前計画が頓挫して試作品のみが作られた『試作型電磁力甲板』と両翼に鋭利な刃を付けた漆黒の『震電改』
音速に近い超高速で発艦させた無人の震電改を遠隔操作して的の喉笛を切り裂く
まるゆ
傍目から見れば年端もいかぬ少女でも立派な渡し人
海、もしくは川辺などで片方に信管と火薬の代わりに燃料と鉛をたっぷり詰め込んだ二本の魚雷を括り付けたワイヤーを投げて的の首を絞めてから魚雷を発射し的を二度と上がってこれない深海に引きずり込む
鳥海
普段は444番鎮守府の秘書艦であるが仕置きとなれば冷酷な鬼と化す
仕置きの手口は仕込み針を入れたチェキで的の顔写真を撮って相手を油断させ
壁や柱に相手を押し付けてからチェキに仕込んでいる針を抜いて相手の延髄を刺し貫き破壊する
これは現実世界でも言える事なのだが延髄は人体急所の一つで
ここを破壊されると身体全体の筋肉が固まってしまい、更には肺を動かす筋肉も機能しなくなりやがて窒息死に追い込まれる
「どうです・・写り具合は?・・・・・あなたの死に顔のさ」
モデルは『必殺渡し人』出演の鏡研ぎの惣太
足柄
『飢えた狼』の異名を取る武闘派の重巡洋艦娘
彼女も普段は秘書艦を務めているが(たまに必死になる)ひとたび仕置きとなれば修羅となる
彼女のやり方は一切の小細工無し、的となった相手を徹底的に殴り倒し蹴り倒しての撲殺となる
モデルは『翔べ!必殺うらごろし』出演の若
長門
普段は北方棲姫や駆逐艦を追い掛け回すロ●コンでもれっきとした渡し人
的の身体を頭を下にして高々と持ち上げ、必殺の『ビック7バスター』で的の頭蓋骨と首の骨を粉砕する
モデルは『助け人走る』出演の島帰りの龍
那珂
普段はおちゃらけた2流アイドルを装っているがこれでもかなりの数の外道を地獄に送っている
いつも持ち歩いている携帯型探照灯とは別の組み換え式の手槍探照灯を使い表の顔で相手を油断させて手槍を相手の心臓を突き刺す
モデルは『必殺仕事人V・風雲竜虎編』出演の鍛冶屋の政
川内
夜戦大好き軽巡洋艦娘
大抵夜戦病(自称)をこじらせて「一日5回を夜戦をしないと轟沈してしまう」と言って皆を困らせる艦娘ではあるが実力は確かのもので
決まったスタイルこそ無いが忍者のような軽い身のこなしを使った方法で的の命を奪う
由良
普段忙しく無い時は間宮亭でアルバイトを行っている事が多く最近影が薄い事を微妙に心配している
仕置きの際は端に鉛を仕込んだ特注のリボンを障害物越しに飛ばして相手の首を締め上げる
モデルは『必殺仕事人2007』出演のからくり屋の源太
山城
常に『不幸だわ』を口癖にしているものの駆逐艦達から見れば頼れるお姉さんの一人
仕置きの際も相変わらずの不幸オーラを撒き散らして的を油断させてから匕首で心臓を一突きで殺し
、その度に誰に言うでもない文句を呟いて去っていく
モデルは『翔べ!必殺うらごろし』出演のおばさん
深海棲艦
ヲ級flagship
先代の渡し人『修羅の日向』の引退の際に愛刀と共に渡し人の稼業を引き継いだ深海棲艦
日向直伝の剣術を使い相手を一撃で切り捨てる方法を使う
モデルは『必殺仕事人・激突』出演の山田朝右衛門
港湾棲姫
ひょんな事から渡し人の事を知り、自ら渡し人となった棲艦
的の頭を自分の巨大な手で鷲掴みにして力任せに握り潰す方法を使う
彼女の詳しいプロフィールはこちらを参照のこと
元『渡し人』
日向
かつて渡し人の棟梁を務めていた元艦娘
引退と同時に渡し人稼業もヲ級に譲ってからは居酒屋の女将と主婦の仕事に専念している
ヲ級の師匠なだけあって殺しの業もヲ級と同じ日向示現流を使う
現役時代は鳳翔、間宮と共に三強の一角として恐れられており、当時の呼び名は「修羅の日向」
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余談
〇本来は『実装石虐待保管庫』に実装スク師『kf』とタッグを組んで製作した『仕置き実装』シリーズの続編となるはずだったのだが
kf氏の都合で未投稿になった物を作者が『艦隊これくしょん』バージョンに再編成して製作した小説である
参考までに、その時にタッグを組んで製作されたものは
『僕の妹(改変版)』
『仕置き実装外伝 少女を食い潰す腐れ外道』
『仕置き実装第二夜 灰色少女』
『仕置き実装一・五夜 無惨技・人面獣心狂乱蟲毒殺し』
以上となっている
〇足柄が採用された経緯については、当初は戦艦である『霧島』のはずだったのだが『戦艦級の馬鹿力だと2~3発で的が死ぬ』と思い
急遽重巡洋艦から選ぶ事となったとのことらしい
また山城の採用についても、当初の設定では重巡洋艦『羽黒』の予定だったのだが彼ら観光が製作中に急遽山城に変更、理由は
『羽黒にこの仕事は重過ぎる』
との事である