CV:浪川大輔
プロフィール
概要
多くの逸話を持つエリート捜査官で、少年期からすでに天才であった。
CCG総議長・和修常吉に見出され特別に入局、そこから異例のスピードで特等捜査官にまで昇格した。
左右の手で別々のクインケを自在に扱える芸達者であり、
新人時代にSSS級レート喰種「隻眼の梟」の撃退に貢献するという手柄を上げる。
「梟」戦では貴重な強力クインケを惜しげもなく使い捨て、瞬時に別のものに切り替えながら戦っており、
新人時点で既に冷静な状況判断力と思い切りの良さを兼ね備えていることが伺える。
個人戦だけでなく、部下への的確な指示による集団戦にも長けている。
ウタの回想ではピエロに関わる喰種を探し4区に来た捜査官達の班長として登場。
姉の復讐に燃える四方と互角以上に戦い、あろうことか戦闘中に部下(平子)の訓練を行っていた。
ぶっちゃけ喰種よりも化け物じみているが、性格は『 天然 』。
6年間コンビを組んでいた平子は一度も理論立てて何かを教えられたことが無いという。
その他にも・・・
~有馬さん天然列伝~
•平子に右手と左手を別々に動かして戦うこと簡単そうに言う(有馬さん曰く「そんなに難しいかなぁ…」)。
•平子に(11区の戦闘で)梟の腕でも取ってきたらよかったのに、と発言(梟は最高レートのSSS)。
•川で大きい桃が流れてきても華麗にスルー
•特等が飛ぶハエ相手に容赦無し(平子の川柳)
•平子が煎餅で咽せている様子を川柳にする
……このように非常にズレている。その上感情というものがほとんどなく、必要最低限度のことしか話さないため、その内面はまるで他人には計り知れない…。
『東京喰種トーキョーグール[JACK]』では、主役として登場している。
「あんていく」の襲撃では、「逃げた喰種の殲滅」と、この作戦を餌にして現れるであろう「本物」の隻眼の梟を倒すことを任せられる。
地下V-14で喰種を待ち受け、カネキがそこに辿り着いた時には大量の喰種の死体が転がっていた(この中に入見、古間が含まれていたと思われる)。
そしてカネキが戦おうとした瞬間、『後頭部から左目を串刺しにした』。
その後「一撃さえ当てれば倒せる」と考えたカネキの特攻をIXAの防御壁を破壊されながらも防ぎきった。 そのことを賞賛し、不気味な笑みを浮かべながらクインケでカネキを貫き、その左目に再びIXAを突き立てた。
そして、カネキの右目を突き刺しながら放った「新しいクインケがいる」 の言葉の意味とは…
東京喰種:re(ネタバレ注意)
主人公、佐々木琲世と仲が良いようで、彼から本を借りたりしている。
机の上で琲世と戦ったり(稽古)、天然さは相変わらず。
かなり多忙な身であるにも関わらず直接手渡しで琲世に本を返そうとするなど律儀な一面を見せるが、アキラ曰く「久々に会いたいんじゃないのか」「親心」とのこと。
そのためか琲世からは「お父さん」のような存在だと思われている。カフカの短編「雑種」がお気に入り。
琲世とは一見、親と子のような穏やかな関係に見えるも琲世の回想では彼を俺のクインケとして酷い調教を行っており、奥底に潜む彼は有馬ころすと殺意を抱いている。
CCGでは有馬に依存しなければならない現状(梟掃討戦で梟に対抗できたのは結局彼だけだった)を打破するためにクインクスの開発を行うことになる。
経歴
[16歳]CCGの三等捜査官(12巻112話)
戦闘した喰種:四方蓮示の姉
[17歳]CCGの三等捜査官(番外編JACK)
誠清高校に転入して富良太志と共に捜査を行う。
使用クインケはユキムラ(甲赫)。
戦闘した喰種:加藤澄晴(美容師の喰種)
ランタン
ヤモリ(串刺しにしたが逃亡されている)
[19歳]CCGの二等捜査官(7巻65話、8巻69話)
芳村店長(梟喰種)と戦闘して腕を切り落とす。
[22歳]CCGの準特等捜査官(8巻73話、11巻111話)
平子丈とコンビを組む。
使用クインケはIXA(甲赫)、ナルカミ(羽赫)
戦闘した喰種:四方蓮示
芳村店長
[25歳](3巻29話)
亜門の回想で対策Ⅰ課にいたことが確認される
[28歳](8巻73話)
平子丈の上等捜査官昇進にともない、コンビが解消される
[29歳]CCGの特等捜査官(3巻29話、8巻78話、9巻80話)
クインケ
【クインケ】
○ユキムラ1/3(甲赫)
CCGより支給され、高校生時代に使用。[JACK]で登場している。レートはB。
平子に譲られ、後にハイセが使用している。
○IXA(イグザ)(甲赫)
レートS+のクインケ。
ランスモードでは攻撃、シールドモードでは防御を担うバランスの良い変形ギミックを持つクインケ。
ただし、防御壁をムカデに損傷させられたためか隻眼の梟戦では使用していない。
遠隔起動で手元から離れても遠隔操作出来る等、非常に便利なクインケ。
○ナルカミ(羽赫)
IXAと同じくレートS+のクインケ。
凝縮されたRc細胞が、まるで雷のように放たれる。てか、バチチチという擬音もあって雷そのもの。 11区のアオギリ掃討作戦での篠原のセリフから遠距離狙撃が可能のようだ。
また、モードチェンジでレイピアのような形状になり、近距離戦にも対応可能。
V-14の謎(本誌未読者注意)
14巻の梟討伐戦では地下V-14で待機し逃走した喰種を全滅させる任務を受けていた有馬。
しかし、彼には不審な点が幾つか存在する。
隻眼の梟の出現は全捜査官達を驚愕させたが、一体梟はどこを通って偽者の梟の救出に現れたのか。
町は大量の捜査官が包囲し、地上を飛べばすぐに発見されてしまう。そこで残るのが地下ルート。
有馬が待ち構えていたV-14である。
有馬は単独任務で、0番隊メンバーは各自部隊に散っていたのでV-14にいたのは一人。
(もし二人が内通していたら、隻眼の梟が捜査官達の目を掻い潜り素早く現場に駆け付けたのも合点がいくのである。)
有馬と隻眼の梟は対峙し、戦闘は凄まじかったが梟の目的である偽者の梟の救出を見逃し事実上二人の討伐に失敗した。後々の梟の発言で有馬を「あいつ」呼ばわりしておりどこか親し気な間柄を感じさせる。ちなみにこの戦いのタイトルは宴戯(えんぎ)である。
有馬が前回戦った梟は偽者であり、隻眼の梟との戦闘は記録上ない。そして、有馬は梟の出身地とされる24区の捜査指揮を担当している。
更に有馬は何故かカネキの名前を知っていた。
(気づくのに時間を要していたが)
これは誰から聞いたのか。
カネキの正体を深く知る外部の人間及び喰種はアオギリの樹の上層部のみでCCGは情報を把握していない。(CCGが金木研=眼帯と位置付けたのは終盤)
有馬が何故カネキを討伐せず捕獲し彼として生かしたのか不明。
有馬の過去も明かされておらず、CCGに入った目的さえもわからない。
事の真相はいかに…。