「"ただの喰種"でいいんだなッ!!??」
「変える…変えてみせる 間違ったこの世界を」
CV:小西克幸
プロフィール
所属 | 喰種捜査官養成学校卒業(主席)、CCG本局所属 |
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誕生日 | 4月7日牡羊座 |
身長 | 191cm |
体重 | 94kg |
足のサイズ | 28.0cm |
好きなもの | トレーニング、捜査、甘味(ドーナツなど) |
気になるもの | ラビット、眼帯の喰種 |
概要
CCG本局所属の喰種捜査官。初登場当初は一等捜査官だったが、アオギリの騒乱後からは上等捜査官に昇進する。「re」では、最終的に特等捜査官の階級になったと判明。
人間側の主人公的立場の人物。
アカデミーを首席で卒業するほどの秀才だが、身長191cm、体重94kgの偉丈夫(11巻おまけ4コマでは桃太郎役に抜擢された)で常にトレーニングで体を鍛えており、クインケなしでも力の無い喰種が相手であれば対処できるほどの格闘能力を持つ。その実力は、周囲に「装備さえ整えば特等並」と言わしめるほど。
上等捜査官真戸呉緒のパートナーであり、彼に全幅の信頼と尊敬を抱いている。ラビットとの交戦で真戸は殉職。彼の死に強い責任を感じている。
かなりの甘党で辛い物が苦手。
愚直と言える程正義感が強く、喰種被害者やその遺族を思い、悲しみや怒りを露わにすることも多い。それゆえ「この世界は間違っており、歪めているのは喰種」という考えを持っている。
特に登場序盤は顕著で、喰種の証拠を掴むために墓荒らしまでやっている。この正義感は彼の過去が起因している。
だが眼帯の喰種との戦闘をへて、喰種でありながら自分を見逃した彼に興味を持つ。
幾度かの交戦をへて、敵同士でありながら互いに信頼のようなものを感じている。
アオギリの樹による騒乱から半年後、上等捜査官に昇進。
その後、何の因果か真戸の娘であるアキラを部下に持つ。父親の真戸呉緒と同じく自由奔放な彼女には手を焼かされるが、嘉納教授の事件やその後の飲み会で彼女の人間性が分かるようになる。
ただし、彼女に対してはかつての同僚、張間をその姿に重ねている節があり、アキラ本人からはそのことを指摘されている。梟討伐戦前にアキラからの好意を知るが拒んでしまった。
幼少期
孤児だった亜門は喰種であるドナート・ポルポラに育てられていた。彼が首から下げているロザリオはその時もらったものである。
本性を知る前はドナートとは特に仲が良く、孤児院の仲間を影で喰らいながら、それを隠し自分を育てた養父の真意を知りたいと思っており、眼帯の喰種からならば、何かつかめるのでは、と期待している。
その後は喰種捜査官になるべく、アカデミーの門をたたく。篠原幸紀曰く、当時は教官のしごきに耐え切れず泣き出すことも多かったようで「ベソかき亜門」と今でも彼にからかわれることもあるようだ。
この頃には張間という親友を得るが、彼女は後に「モグラ叩き」に参加し殉職。その遺品、[ドウジマ1/2]は彼に相続されることになる。
この一件も亜門が喰種を憎む理由に影響している。
これらの経緯から彼が少々行き過ぎた正義感を持つことになるのだが、真戸や自分を喰らわなかった『眼帯』との出会いを経てその考えは少しずつ変わり、嘉納教授の事件で暴走する眼帯に『「ただの喰種」でいいんだなッ!!??』と問いただし、その返答を聞いて一般的には非常に危険な喰種とされる彼を敢えて見逃した。
終盤
「梟討伐作戦」では、ムカデとの死闘の末に、ムカデに深いダメージを与えるが自身も彼に腕をもがれ瀕死、相討ちとなる。
それでもなお、眼帯の喰種を人殺しにしてしまわないよう気力で奮い立つが、直後にアオギリの襲撃を受ける。 彼がタタラに攻撃を仕掛けた後の詳しい経過は不明だが、少なくとも彼がCCGに帰還することは無かった…。そしてCCGからは死亡認定されるとともに特進を果たした。
カネキとの戦いでは意識を失う前に両親ではなく微笑むドナートが浮かんでおり「…と…(父さん)」と漏らしていた。どんなに憎んでいても結局は義父への思慕は捨てきれなかったと思われる。
クインケ
○ドウジマ1/2(甲赫)
金棒状のクインケ。クインケの存在を知らなかった金木にとっては脅威だったが、相性の悪さもあって最終的に破壊された。
張間の遺品でもある。
○クラ(甲赫)
でかいプレートの様なクインケ。元々は真戸の物であり、ドウジマ1/2が壊れてしまった事と自分では使えない(真戸は重量級のクインケと相性が良くない)という理由で亜門に譲渡した。
振り回すだけでも喰種の身体を切り飛ばすほどの威力を持つが、持ち手を分割し、刀身に接続する事で即座に二刀流に変化する。
クインケの特徴である「変形」に最も力を注いでおり、一本を遠投しても「崩壊フェイズ」で直ぐ手元に戻るため、手元から武器が離れた時のリスクを可能な限り解消している(上記の二刀流はこれの副産物に過ぎない)。
○アラタ・弐<proto>(甲赫)
赫者のクインケとして完成したアラタの量産モデルとして開発されたもの。元々は特等のアラタが壊れたときの予備だったが、ムカデと交戦する任を受けた彼に渡された。アラタ<proto>の持つ肉体のブースト機能が常時発動し、捕食される危険性も無い。ただし、その分肉体への負担は増大しており、肉体的に優れている亜門ですら全身から血を流しながら戦っていた。
特徴として全身だけでなく、狼の様な装甲で頭部も覆われている。
○ドウジマ・改(?)
破損していたドウジマを修理・強化したもの。馬上槍のような形状をしており、装甲の隙間からドウジマが見え隠れしている。
その正体は、ドウジマを芯にして瓶兄弟の尾赫を纏わせたキメラクインケ。
攻撃の際に尾赫が飛び出すギミックが組み込まれており、本来ドウジマが苦手とする鱗赫の喰種に深いダメージを与えることができる。
恐らく改造段階からカネキ戦を想定されているものと思われる。
関連イラスト
関連タグ
東京喰種 真戸呉緒 真戸暁 金木研 ドナート・ポルポラ 亜アキ
東京喰種:re
この先ネタバレ注意
半喰種化し生存が発覚。羽赫。赫眼は右目。隻腕でムカデとの闘いで失われた片腕を赫子で補っている。
前作後、アオギリの樹に囚われ嘉納教授による人体実験で半喰種化施術を受ける。
芳村の赫包を移植され赫子を発生させる閾値に到達したが突如Rc値が一万を超える異常増殖を起こし、フロッピー(失敗作)の烙印を押され廃棄される。
その後、逃亡しアオギリの樹と敵対。
クロと滝澤を救おうとし、人間オークション編ではクロを探すべく共食いに遭った喰種の残骸を前に現れたが一足遅かった。
ロゼ編ではアオギリの樹の襲撃を受けたQs班の中で唯一、死堪に捕食されかけた才子を救出。
流島上陸作戦ではアキラに手をかけた白滝と対峙。死ではなく生きて罪を償うべきだと説得するも戦力差により劣勢に追い込まれる。そのとき六月の乱入により滝澤を庇ったアキラを傷つけられ激高。助太刀に現れた瓜江班の猛攻を受け、滝澤達に脱出を促し自ら囮となって瀕死の状態から赫者に変貌を遂げる。
激しい戦闘の中で意識を取り戻し、才子に人殺しにはさせないよう自ら圧し潰された。その後、CCGのラボで分析対象として囚われていたが、研究員の手により解き放たれた。その際、赫者のような形態となり、この時は滝澤とクロの二人がかりでもやっとという強さを誇っていた。
滝澤によって赫包を攻撃され元に戻った後は、因縁のカネキと再会する。
また、自身の上司の仇であるトーカともこの時会い、彼女を許した。
その後、アキラの好意を受け入れ、彼女を支えながら共に逃亡する。
しばらく逃亡を続けた後に永近英良と再会。
アキラと共にCCGに協力を仰ぐため彼に協力する。
最終決戦の際には、隻眼の梟を操っていたピエロのドナートと対決。
相手が喰種と認識していても育ての親という部分に抵抗を感じ、本気を出せずにいた。
しかし、滝澤から十字架を返却された際にこの世界を歪めているのは自分もだという認識と自分を育ててくれたドナートへの愛情を理解しドナートを撃破する。
その後ドナートに対して涙を流しながらと思いを伝え最後を看取った。
「···お前がどんな奴かなんて知ってるさ」
「お前は"喰種"で、大量殺人鬼で」
「倫理の欠片もない最低の男だ···」
「···それでも···」
「息子が父親を愛してなにが悪い···」
最終回には直接は出てこなかったが、アキラと二人でいるような描写があることから添い遂げたと思われる。
亜門の口からは明かされてはいないがアオギリの樹脱出後の協力者は終戦後に約束の場に『:re』と『月山組』がいたころから仲間の正体は彼らということになる。
赫子
羽赫。亜門が元捜査官であることからクインケ技法を応用しており、羽赫特有の遠距離技を扱わず基本はドウジマを赫子で覆い戦闘する。
嘉納教授からは理論値は赫者になりえたがコントロールができなかったのが失敗の要因であり、オウルと比べると赫子の威力と再生力も劣っている。
赫者
隻眼の梟と似ているが赫者特有の仮面はなく、人間の顔面が残るなど不完全体である。