なぜふたなり用の水着が存在するのか
女性用の水着はふたなりの着用が考慮されていないため、陰茎を持つふたなりが着用するには不向きである。
多くの女性用水着は下部はブルマ状となっているがペニスや金玉のスペースが存在しないため、ふたなりが着用するとペニスや金玉を圧迫して痛めてしまう上、水泳中にチンチラしてしまう可能性がある。
また、下部がスパッツ状の水着もペニスを圧迫してしまう場合がある。
これは未精通のふたなりにはおちんちんを勃起させるだけだが、精通後のふたなりには意図しない射精である遺精を誘発してしまう危険性が存在する。
水泳中に射精を起こしても精液を漏らさずに済むようにコンドームを着用したとしても、使用済みコンドームが水着や脚の動きによって圧迫されて破れてしまう危険がある。
これらの問題を避けるため、ふたなりはふたなり用の水着を着用することが勧められている。
ふたなり用水着の構造
ふたなり用の水着は、ペニスを覆うペニスソックス状の水着と、ペニスを出す穴を設けられた体部用の水着が存在し、これらをセットで着用する構造となっている。
ふたなりは体だけではなくペニスのサイズでも水着を変える必要があるため、ペニスソックス水着と体部の水着を一体化すると、水着のサイズのバリエーションを沢山用意しなくてはならない問題が生まれるため、ペニスソックス水着と体部の水着は一体化していない場合が多い。
また、これらを分割することでトイレでおしっこをする場合は、体部の水着を脱がずともペニスソックス水着だけを脱ぐだけで手早く立ちションで小便器に放尿をすることができるというメリットも存在する。
ペニスソックス水着でも、ある程度はペニスが水着に圧迫されるため、遺精を起こしやすくなる。
そのため、プールの中での遺精を防止するために、精通済みのふたなりは水着をつける前には意図的に射精を行って精液を抜いておいて、水着を着てからは精液が出ないようにしておくことが多い。
その場合は射精後に亀頭をしっかりと洗浄して、鈴口や裏筋に付着する精液を落としてから水着を着用するのがエチケットとされている。
よって、ふたなりの場合は、水泳後だけではなくその前にもシャワーを浴びることがある。
上記のように、水泳前に射精管理を行っても水泳中に遺精してしまうふたなりは、コンドームを着用することになる。
ふたなり用の体部の水着は、穴が開いているだけではなく、ポケットがついているものも多い。
これは、後述するようにコンドームを併用する場合に、予備のコンドームを入れておくためのポケットである。
- 学校などで用いられるペニスソックス水着
一般的に学校などで用いられるペニスソックス水着は、体部の水着から出ているペニスを全て覆い隠す構造でシンプルなデザインのものが多い。
体部の水着のペニスを出すための穴から数cm程の筒状の布が伸びており、ペニスソックスと重ねることで、ペニスの竿状の部分を隠す構造となっている。
- 競泳用のペニスソックス水着
競泳用のものは、水流を剥離させない特殊な生地で作られていることが多い。
また表面に凹凸の加工が施されたものも存在する。
基本的にふたなり用の水着はペニスを勃起させて着用するが、勃起したペニスが水への抵抗を生むため、少しでも抵抗を減らす工夫が施されている。
また、競泳用のものは後述するペニスキャップと併用されることも多い。
しかし、ペニスに水流が纏わりついて刺激を与えてしまうので、遺精を誘発しやすいという問題がある。
ふたなりの競技水泳にはペニスを強く勃起させたほうが水の抵抗はなくなるが、ペニスへの刺激が強すぎると射精してしまって、勃起が弱まってしまうというジレンマが存在し、特に早漏のふたなりには重大な問題である。
そのため、水泳前には入念な射精管理を行って、体内の精液を空にしておくことや、ペニスに刺激を与えても中々射精しない遅漏のペニスを作ることで、タイムを向上させようとする動きもある。
- 見せることが目的のペニスソックス水着
見せることが目的の水着にはフリルなどで装飾された女性らしいペニスソックスも存在する。
ペニスの包皮は性器ではなく皮膚であるため、亀頭さえ隠しておけば、竿の部分を露出させるようなデザインも合法であり、竿を覆う部分には穴があけられているものも存在する。
中にはあえて亀頭部分のみを覆い隠すショートタイプのペニスソックスや、包皮を伸ばしてからひも状の水着で縛ることで亀頭のみを隠すものまで存在する。
コンドームの併用
ふたなり用の水着であってもペニスを圧迫してしまうため、精通済みのふたなりは、水泳中は日常生活中よりも遺精しやすい傾向がある。
精通済みのふたなりで水泳直前に搾精する射精管理を行っても、水泳中の遺精を防げないふたなりは、ペニスソックス水着の下にコンドームを着用して、遺精しても精液がプールの中にもれないようにする。
しかし、精液がもれることを防ぐためにコンドームを併用する場合は、いくつかの工夫が必要となる。
また、真性包茎のふたなりと違って、仮性包茎のふたなりの場合は、ペニスソックス水着を着ることでペニスが圧迫されて勃起に至り、そのことでペニスが包茎から露茎となることがある。
普段は包皮の内側に隠れていた亀頭が勃起することで飛び出してしまい、ペニスソックス水着と擦れて痛みを覚えるものも居る。
遺精を防ぐためではなく亀頭とペニスソックス水着の摩擦を防ぐためにコンドームを着用する場合もあるが、この場合は通常のペニスソックス水着を着用しても問題がない。
コンドーム併用型のペニスソックス水着
ゴム着用状態でゴム射してしまうとコンドームが精液で膨らむが、膨らんだコンドームが圧迫されると破裂してしまうため、ペニスソックス水着でもコンドームの着用を前提としているものは、ペニスソックスの先端にコンドームの精液貯めの膨張を逃がすための穴を設けてある。
コンドームはペニスを勃起させてから着用し、萎えてしまうとコンドームがずれてしまうこともあるため、コンドーム併用型のペニスソックス水着はペニスの勃起を維持するため、通常のペニスソックス水着よりもペニスへの圧迫が強いものが多い。
ペニスへの圧迫感を強めるためにシリコン製のボールなどを埋め込んだものも存在する。
コンドームを付けない状態でコンドーム併用型のペニスソックス水着を着用すると、先端の穴から亀頭が見えてしまうため、コンドームを併用せずに使うことは殆どない。
また、コンドームを着用するしても、透明なコンドームでは先端の穴から垣間見られる亀頭が目立ってしまうため、水着の色と同じ色のコンドームを着用することで、コンドームの下の亀頭を隠す場合が多い。
コンドーム併用型のペニスソックス水着とコンドームを着用しているならば、水泳中に遺精してしまっても使用済みコンドームが水着に圧迫されて破れる危険はないが、コンドームが水圧に耐えられないと破けてしまう。
そのため、ふたなり用水着と併用する場合は、水圧で破けることがない頑丈な水泳用のコンドームの使用が推奨されている。
ペニスソックス水着は両脚に干渉せず、脚の動きでコンドームが圧迫されないため、コンドーム併用型のペニスソックス水着と水泳用のコンドームを使えば、水泳中に精液がコンドームの外に漏れる可能性はほぼ0に近い。
問題点
以上によってコンドーム併用型のペニスソックス水着とコンドームを着用して遺精による精液をコンドームから漏らすことは防ぐことはできる。
とはいえ、大量の精液によってコンドームが膨らみすぎると、コンドームが破けやすくなるため、精液の量があまり貯まらないうちに、コンドームを交換する必要がある。
- 着る前に
コンドーム併用型のペニスソックス水着は、コンドームのブレを防止するためにペニスを勃起させる機能を持つが、遺精が促進されることをも意味する。
最悪の場合は着用した瞬間に射精してしまうことまである。
遺精が促進されることで短時間で何度も射精してしまうと、コンドームを頻繁に交換しなければならず、コンドームを大量に消費してしまう。
これを防ぐため、水着を着用する前には、あらかじめ意図的な射精を起こして精液を減らしておくことが多い。
精液の量を減らしておけば1枚のコンドームをできるだけ長時間使えるし、最悪でも水着をつけた瞬間に射精してしまうことを防ぐことができる。
とはいえ水着を着用した後にコンドームの交換回数を減らすためにも、勃起させる程度にペニスを圧迫させても射精に至るほどの強い刺激を与えにくい、程よい締め付けのペニスソックス水着を選ぶことも必要となる。
また、コンドームを着用する場合は、水泳前の射精管理の後に、亀頭を洗う必要はない。
亀頭に精液が少々付着していても、コンドームでペニスを覆えば、亀頭に付着した精液がプールに漏れることがないためである。
日常生活において常にコンドームを着用しているふたなりに多いことであるが、水着を着る前に既にコンドームを着用していて、そのコンドームにまだ射精していない場合は、水着を着る前に射精するには着用中のコンドームに射精するか、もしくは着用中のコンドームを外してから射精するしかない。
そのため、既に着けているコンドームを新しいコンドームに交換する必要があり、コンドームを1枚消費してしまう。
しかし、水着を着用した瞬間に射精してしまうと、水着を外してから再度コンドームを付け直す必要があるため、コンドームをケチらずに射精させておくことが良いとされている。
- トイレの前に
また、水泳中に尿意を催して排尿の必要が生まれた場合は、排尿する前に着用中のコンドームを外す必要があり、例えコンドームを着用してからまだ一度も射精していなかったとしても、放尿するためには着用中のコンドームを捨てる必要があり、コンドームの消費量を増やしてしまう。
着用中のコンドームを未射精の状態で捨てないようにするためには、コンドームをつけた状態で尿意を催さないようにする工夫が必要となる。
そのため、遺精後に使用済みのコンドームを交換する際には、新しいコンドームをつける前には必ず排尿する心がけが求められる。
また、排尿のために未射精のコンドームを外してしまう場合にも、新しいコンドームをつける前に意図的に射精しておくことで、新しいコンドームが使用済みになるまでの時間を伸ばすことができる。
コンドームとペニスキャップの併用
ここまで遺精による精液を漏らすことを防ぐための方法を記述してきたが、ペニスソックスの先端に設けられた穴から、精液で膨らんだコンドームが飛び出して目立ってしまうため、射精したことを周囲に隠すことは不可能である。
また、膨らんだコンドームが破けることはなくとも、大きな水の抵抗になってしまうため、水泳のタイムを落すことになってしまう。
遺精したことを隠したり、抵抗を増やさないために、コンドームを着用したペニスの亀頭に、内部に空洞の設けられたペニスキャップを被せてからペニスソックス水着を着用する場合がある。
ペニスキャップの構造
ペニスキャップは亀頭とペニスソックス水着の間に空間を作るものであり、ゴム射したあとのコンドームの膨張をその空間に逃がすもので、コンドーム併用型ではないペニスソックスでもコンドームを併用可能にするものである。
また、水の抵抗を抑えるために、先端が尖っているデザインが多い。
ペニスキャップには穴があけられているが、射精によってコンドームが膨張するときに亀頭とペニスキャップの間の水を逃がすためのものである。
ペニスキャップを装着すると、亀頭への水流の刺激が減るため、つけてない状態よりも勃起を維持しにくくなり、遺精を抑える効果もある。
そのため、亀頭が弱点のふたなりは、水泳中の遺精を抑えるためにペニスキャップを使用することもあるが、ペニスを萎えさせてしまうとペニスキャップが外れてしまうこともある。
ペニスキャップの外れを防止するためにペニスキャップの裏側に複雑な凹凸加工を施して、凸凹で亀頭を刺激するものもある。
とはいえ過度に亀頭を刺激すると射精しやすくなってしまう問題があるため、個々人の感度に応じて適度な刺激を与えるものが望ましい。
ペニスキャップの問題点
このペニスキャップは、内部の空洞のスペース以上にコンドームが膨張すると、コンドームが破裂してしまうため、遺精による精液の量が多いふたなりが使用することはできない。
遺精での精液が少ないふたなりでも、1回の遺精が起きたら、2回目の遺精が起きる前にコンドームを交換することが推奨される。
これらの理由のため、ペニスキャップを使う場合はそうでない場合よりも、水着を着用する前の精液抜きは入念に行わなければならない。
また、ペニスキャップという異物を装着する感触によって、遺精したことが気づかない場合もある。
そのため、遺精の感覚がなくとも水泳中には何度かトイレに行って、水着とペニスキャップを外してコンドームが膨らんでないかを確かめる必要がある。
水泳後
ペニスソックス水着はペニスソックスよりもペニスへの圧迫が強いために射精感が溜まりやすく、定期的な射精管理によって日常生活中に遺精しないふたなりでも、水泳中には遺精してしまうものも多い。
また、水泳中に遺精に至らなくても射精感が溜まる事は避けられず、射精に至らない場合は溜まった射精感が未処理であり、生殺しの状態であるといえる。
これを処理するために水泳後に射精することが良く見られ、シャワーを浴びる際に自慰行為を行うことが多い。
着用したコンドームに未射精で水泳を終えたふたなりは、精液の処理を楽にするため、コンドームを付けたままマスターベーションに及んで、そのまま射精することが多い。
特に仮性包茎のふたなりは、コンドームを外してしまうと亀頭が包皮の中に戻ってしまう場合があり、その状態で射精すると包皮の内側を汚してしまってチンカスが溜まる原因となってしまうが、コンドームを着けたままでオナニーすることで射精すれば包皮の内側を汚してしまう危険がない。
水泳中に遺精しないふたなりはコンドームを着用しないで済むが、水泳中に射精感が溜まることは避けられず、それを処理するために水泳後に射精管理を行って、ペニスから精液を射精させることも多い。
しかし、水泳中にコンドームをつける必要があるふたなりよりも射精しにくいため、水泳後に意図的に射精を行おうとしても長時間を要する必要がある。
水泳中の射精と水泳後の射精の違いは、コンドームの着用程度である。
そのため、本来は水泳中に遺精しないふたなりの中でゴム着用に抵抗のないものは、射精しやすい細工が施されたふたなり用水着やペニスキャップを着用して性感を強めて、敢えて水泳中に遺精させて、水泳後の煩わしい射精管理から開放されようとするものさえ存在する。