概要
青い機体色に、いかにも『悪役です』といった感の厳つい外見をした重量級メカ。
「対消滅エンジン」と呼ばれる動力機関を装備し、「ブラックホールクラスター」なる武装を持つなど、重力に関する能力を持った超高性能機である。
「搭乗者が人知を超えた能力の持ち主ならば、1日で世界を壊滅に追い込むこともできる」と言われるほど強力な機体だが、パイロットであるシュウの立場上、直接対決することは少なく、むしろ共闘することのほうが多い。
ラスボスといえるのは初出の第二次スーパーロボット大戦くらいで、それも倒す必要はない。というか倒すほうが遥かに困難(後述のネオグラ含め、本作のグランゾンが真の歴代最強という説も)で、無視してヴァルシオンを狙うのがセオリーとされている。この頃は設定が固まっていなかったのか、なんと撃墜するとシュウが死亡してしまう。
後にOGシリーズでバランス調整の上再現された際は撃墜してもちゃんと生き残る上、ゲーム中盤ということもありそこまで困難ではない。むしろ熟練度条件であるため、歴戦のスパロボプレイヤーは撃墜が基本である。
ただし別項の「ネオ・グランゾン」は別。
「ネオ」状態は、一定ターン以下で激戦をくぐり抜けてきた優れたプレイヤーへガチ勝負を挑むための『本気モード』であり、一部の作品を除きゲームバランス的な一切の容赦がない外道メカである。そしてこれは主役機として登場する際も同じである。
スペック
分類:アーマードモジュール・武装機甲士(初期設定)
全高:27.3m
重量:42.8t
エネルギー:ブラックホール、アストラルエネルギー
MMI(マン・マシン・インターフェース):カバラ・プログラム(αシリーズ以降)
推進機能:ネオ・ドライブ
装甲材質:超抗力チタニウム
主な開発者:シュウ・シラカワ、エリック・ワン
主なパイロット:シュウ・シラカワ
武装
グランビーム/ネオグランビーム
額から発射するビーム。
グランワームソード
格闘戦用の大剣。連続で切り付けてからワームホールを利用してワープし回り込んだ上でとどめの一撃を浴びせる。
ワームスマッシャー
目標の周囲と自機の正面を繋ぐワームホールを発生させた後、胸部を解放してエネルギービームを放つ。目標は周囲に開いたワームホールから集中砲火を浴びることになる。複数の目標も攻撃可能で、最大65535の目標を同時に攻撃可能と言われている。
ディストリオンブレイク
魔装機神IIに登場した新武装。原理はワームスマッシャーと同じで、目標と自機の間にワームホールを複数発生させ、そこに破壊光線を撃ち込み増幅させる。
グラビトロンカノン
自機の周囲に高重力を発生させ圧殺するMAP兵器。
ブラックホールクラスター
胸部を解放してマイクロブラックホールを相手に放つ、グランゾン最大の武器。原理的にはヒュッケバインのブラックホール・キャノンと同様の兵装だが、関連性は不明。
関連イラスト
関連タグ
マークニヒト…蒼穹のファフナーシリーズにおける同類。ラスボス→主役的な意味で。空間系の攻撃も使う。
ジャクリ…アルトネリコシリーズにおける同類(ヒロイン)。ロボット勢同様、全く自重しない性能。