演:石橋雅史
概要
有尾人一族ジャシンカ帝国においては帝王アトンの片腕的存在で、彼に絶対的な忠誠を誓っている。尻尾は九本のアトンに次ぐ七本であり、「軍神」と呼ばれるほど戦闘能力も絶大。初めて出陣したときにはメギド王子とキメラ王女が勝利を確信して勝ち誇るほどであり、二人からも武将として敬意を払われている。
また、科学者としての一面も持っており、進化獣やメカシンカを作り出せる。
特に後半では、メカシンカを巨大化させるためにビックバンビームを指示している。
第49話にて、ダークナイトと結託した女将軍ゼノビアによって反逆者としての烙印を押されるも、帝王アトンに対する名誉回復のためにダイナマンに戦いを挑み、善戦するも最終的にニュースーパーダイナマイトで致命傷を負わされる。だがそれでも、最期の執念でグランギズモに帰還し、ビッグバンビームを自ら発射した後、絶叫を上げながら倒れて絶命した。戦隊シリーズの敵幹部としては初めての爆死ではない最期である。
その死は帝王アトンが先ほどの疑いを謝罪し、キメラ王女が号泣するほどジャシンカ帝国を悲しませ、国葬が執り行われた。これも戦隊シリーズの敵幹部としては初めての異例の措置である。このかけがえのない忠臣にして最高の武人を失ったジャシンカ帝国は、この後急速に滅亡への足取りを速めていく事となる。
逸話
- 悪役でありながらジャシンカ帝国の行いを大義とし、忠義を尽くす役柄であるためか、演じた石橋雅史氏は当時の子供たちの親に好かれていたそうである。
関連タグ
- 害水大臣ケガレシア - カー将軍と同じく、敵幹部ながら愛された後輩。爆死ではない最期も共通している。ちなみに演者は近年、雑誌のインタビューににて、この役になりきるために苦労したというエピソードを語った。
- ラディゲ - カー将軍や前述のケガレシアとは真逆に、その役柄が原因で、演者が視聴者達に嫌われてしまった敵幹部(後述するバスコもこれに該当する)。
- グレイ・ドン・ドルネロ・害気大臣キタネイダス - スーパー戦隊シリーズにおいて、爆死ではない最期を遂げた敵幹部同士。
- サーガイン・害地大臣ヨゴシュタイン - スーパー戦隊シリーズにおいては敵幹部として死後、葬式が執り行われた者同士。
- ダマラス・バスコ・タ・ジョロキア - スーパー戦隊シリーズにおいては死後、敵組織壊滅の原因となった者同士(後者はゼノビアと似たような立ち位置)。
- ツー将軍 - カー将軍に憧れる小市民のオッサン。