袋田はじめ
ふくろだはじめ
CV:中田和宏
東京吉祥学苑の体育教師。32歳(独身)。日体大(日暮里体育大学)卒。通称「ホクロ田」で、主に生徒からそう呼ばれている。自称「日体大の筋肉番付1位」であり、通称の元でもある大きなホクロが特徴的なブ男であり、ワキガで常時汗臭く肉体を鍛えることを無上の悦びとしている典型的な体育会系の単純な男、いわゆる「筋肉バカ」である。パワーだけなら鬼塚以上と思われるがケンカは弱い。
かなりの女子高生好きで、性欲は凄まじく、体育の授業中に女子生徒にセクハラ行為を行うことが密かな趣味。相沢雅が鬼塚をハニートラップまがいにハメようとして野村朋子を利用した際、朋子の手違いが原因で袋田は全裸になって朋子をレイプしようとしたことがあり、その時の録音テープも破壊し自分の非をなかったことにしようとする卑劣な一面も見せているが、その場を目撃した鬼塚達からは「怒ってごまかそーとしてない?」と普通に疑惑の目を向けられていた(のちにそれが仇となって鬼塚の検便が入ったダンボールに拳を入れてしまい大惨事となった)。
アニメでは規制の都合上、このエピソードはブルマ盗難事件に差し替えられ、鬼塚をハメようとした雅が朋子を利用し、彼女の手違いで袋田が犯人の濡れ衣を着せられるハメになった。という内容である(ちなみに袋田にはしっかりアリバイがあったので大事にはならずに済んだ)。ちなみに肝心の鬼塚のロッカーの中は女子のブルマがあるどころか溜め込んだ自分の洗濯物(全て下着)が詰め込んであると言う別の意味でしょうもない状態になっていた。
上記の経緯から、運動神経はバツグンで、大学時代は400m走で都大会優勝の記録を持つほど。元ヤンである鬼塚に対抗意識を持ち、幾度無く衝突するが、まともに勝負する気のない鬼塚にいいようにからかわれて、情熱が空回りし、おバカキャラに成り果てる始末である。また、クロールを行う際の息継ぎやバタフライ中の顔や動きなどが異様に気持ち悪くそれを見た女子生徒たちが悲鳴を上げるほど。水泳に関して生徒からは「気持ち悪いけど速い」と評されている。なお、筋肉増強剤「アナボリックステロイド」を所持しており、鬼塚との対決で負けるとドーピングに走ったりもしていた。(アニメ版ではいろんな栄養ドリンクと生卵を大量に混ぜた物を飲んでいた)。
生徒指導や困難な事態に直面すると、パニックを起こして必ず腕立て伏せを行う。問題行動を起こした生徒に罰として腕立てを行わせ、一緒になって自分もやっていたこともある。作中終盤近くで学校が火事になった際、どうしたらいいか分からず腕立てをやっていた。
ある意味では鬼塚以上のバカであり、脳ミソ筋肉系らしきおバカな奇行でお笑いキャラとして描写されている。アニメでは体育の授業中の女子生徒へのセクハラや鬼塚との水泳対決の場面を除けばそれほどバカさは目立っておらず少なくとも原作に比べればまともな部分が多くなっている。
好きな食べ物は「体にいいもの」。好きな歌は「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」「少女人形」「ビューティフルサンデー(田中先生バージョン)」。特技は「体を使うこと」。休日の使い方は「ジョギング、ストレッチ、ネルトンパーティー」。
このようなキャラではあるが、授業中に生徒にバンジージャンプをやらせている鬼塚を注意したり、職員会議で瞼に目を書いて寝ている鬼塚に突っかかったり、修学旅行で問題行動を起こした生徒に罰として腕立て伏せをやらせるなど、袋田が正しいという場面もある。さらに、生徒思いな一面も稀に覗かせることがあり、鬼塚との水泳対決時に、弁当を食っている鬼塚に「生徒が真似して水泳前に食事を摂って死なせたらどう責任取るつもりだ」といったり、修学旅行で問題児と一緒に腕立てをしたりする(単に脳筋ともいえるのだが)。
1998年版
演 - 小林正寛
苗字が袴田になっており熱血漢な一方で性格が軽い、空回りしがちという欠点もあって生徒からはあまり信頼されていない。自分よりも鬼塚を頼ろうとする村井に腹を立てて衝動的に暴力を振るってしまって体罰で問題になりかけたり、冬月に想いを寄せていて冬月を巡っては勅使河原と衝突する等原作と比べて陰湿な部分が多い。
2012年版
演 - スギちゃん
1998年版と比べて出番はかなり少ないが原作と同じく暑苦しい性格で熱血指導の授業やセクハラまがいの言動で女子生徒に嫌われているといったキャラクター設定である模様。
また、スギちゃんが最終回の撮影直前に他局でのロケで大怪我を負ったため最終話は文化祭の「袋田先生の筋肉教室」のポスターのみの出演で、スペシャル第1弾では入院している姿で登場し、スペシャル第2弾及び第3弾でもオマケ程度にしか登場していない。