CV:折笠富美子(TVアニメ版)/今井麻美(デジタルコミック版)
演：松嶋菜々子(TVドラマ1998年版)/瀧本美織(TVドラマ2012年版)
概要
22歳。出身は新潟県。早稲田大学第一文学部卒業。担当科目は国語。貧乳で生徒や鬼塚にそれで陰口を言われた事もある。自分より頭がよく推理マニアな妹の冬月まことがいる。
鬼塚とは採用面接前のバス内にて内山田から痴漢行為に遭っているところを助けてもらいそのまま同期採用となった。
温厚な性格ゆえに男子生徒からの人気は比較的高い。逆に女子生徒からは嫌われる傾向にあり、自らの思い描く教育の理想と現実の違いに苦しんだ事もあったが、1人の人間、そして教師として少しずつ成長していく。その一方で自宅で一緒に鬼塚と全国模試の対策の勉強をした時は食事やおやつにマグロの兜焼きや目玉のゼリーを作ったり、林間学校で飲酒していた女子生徒と一緒に酔い潰れるまでビールを飲む等とんでもない描写も見られた。
鬼塚とは普段は同じ職場の親しい同僚として接しているものの、型破りな方法で問題を次々と解決する彼を尊敬し本人も気づかないうちに恋愛感情を抱くようになる。
鬼塚とは違ったベクトルでの変態である袋田はじめには内心かなりムカついているらしく、鬼塚とゲームセンターに遊びに行った際には顔写真取り込み機能付きシューティングゲームで袋田の顔をゾンビに取り込ませてパーフェクトで大量に撃ち殺すという方法でストレスを発散していた。
沖縄への移動教室の前日には鬼塚へのアプローチをしようと躍起になった結果、全身美白になってしまったこともあった。生徒たち曰く鈴木その子(アニメ版では鈴木○×子と伏字にされた)。
鬼塚ほどではないものの、彼女もだんだんと彼の影響で悪ノリをすることも多々ある。アニメ版ではそれらの描写はだいぶ抑えられている。
GTO本編のサイドストーリーにあたる漫画「SHONAN 14 DAYS」には第1話と最終回のみに登場。またこの漫画のヒロインである白鳥あやめとは学生時代からの友人でありなんと彼女に作品初期に菊地によって作成された鬼塚と内山田とのホモ写真を写メにして送っていたことが判明。このためあやめは鬼塚を顔と名前を知っていたため、結果として鬼塚がホワイトスワンに招かれる間接的なきっかけを作っているが、他にもうちょいマシな写真はなかったんですか冬月先生…。
ついでに鬼塚は例によってあやめにもフラグを立てたため、またしても彼女のあずかり知らぬ所で恋のライバルが増えるハメになっていたりする。
ドラマ版では
1998年の反町版ドラマでは最も設定が異なっている人物と言っても過言ではない。
原作と違い、
・美人ではあるものの、性格はだいぶ強気
・教師になるのは鬼塚よりも先
・原作では最初から鬼塚に好意的だったのに対しドラマでは他の教師と同様当初は彼を煙たがっている
・元々はスチュワーデス（現在でいうキャビンアテンダント）志望だったが就職難により夢は叶わず教師になり、その教職への熱意も殆どないOL教師の様な状態(ある意味、この点は原作の勅使河原優に違い境遇)
・恋愛に関しては相手の学歴や収入などを重視して品定めをしてキープするタイプ
・鬼塚とは最終的に恋仲になり最終回時点で致したことが鬼塚により明言され、後日談のSPでは結婚までに至る
…と、ドラマ版自体設定が異なる箇所が多いが彼女は名前こそ同じだがほぼ別人と言って良い(冬月に限った話ではないが)。
2012年のAKIRA版ドラマでは鬼塚が受け持つクラスの副担任として登場し、1998年版と比べてキャラクター設定が原作に近くなっている。
演者について
ドラマで冬月を演じた松嶋菜々子氏と鬼塚を演じた反町隆史氏は、このドラマでの共演をきっかけにして私生活でも1999年11月に交際を始め、2001年2月に結婚。
アニメで演じた折笠富美子氏は、デビュー作品のキャラクターでもある。また、折笠氏は鬼塚の教育実習時代に登場したみかん先生(鬼塚と同じ高校に来ていた教生の1人)を始めいくつか端役も兼任していた。
関連タグ
神谷静子…本作と同じく、フジテレビと系列局（FNN）各局でアニメとドラマが放送されもした『ちびまる子ちゃん』に登場する教育実習生。二週間の実習期間中、主人公のクラス担任となり、容姿端麗で優しい性格のおかげですぐにクラスの人気者になる。しかし複数の生徒からは嫌われ、ある一件を機にクラス内では自身を擁護する者と反対する者で内部分裂が生じて落ち込んでしまうが、最終的には改心した生徒達と和解に至った。その二年後に正式に教師となった。
