概要
主人公・鬼塚英吉が勤務する東京吉祥学苑の校長。物語後半で左遷されるが、最終話で再び校長として戻ってくる。アニメ版やドラマ版を始めとする映像作品には悉く登場しておらず、アニメ版では彼の役割は内山田に回されている。
人物
鬼塚が採用された始業式で高等部ではなく中等部の担任になったことに関して抗議した際、校長の名前が言えず、眼鏡をかけ、尖ったツルッ禿げであることから「ザビエルみたいな校長先生」と言われ、生徒たちが大爆笑して以降、生徒や教頭・内山田ひろしの心情から「ザビエル」呼ばわりされることになる。内山田と容貌が似ていることから、劇中でセットで登場した時には矢印付きで「校長」「教頭」と表示されることがあった。
校長でありながら優柔不断で自己保身しか考えていない(クーデターグループの1人によれば「定年まで今の地位にしがみつくこと」しか頭にない)甲斐性無し。学苑に問題が起こると、責任逃れのために「持病の糖尿が悪化した」などのしょうもない仮病を使っての入院や常習的な風俗通いを行い、そして問題のほとぼりが冷めた頃にノコノコと学苑に戻って来ている。後にそのことが祟って反理事長派のクーデターグループの陰謀により姉妹校であるムカチャッパ学園へ左遷され、校長の座は大門美鈴に取って代わられた。左遷された件に関しては鬼塚達からは心配されるどころか笑い飛ばされていた。物語後半ではムカチャッパで元気に過ごす場面が何度も描かれていたが、大門の一件後は再び校長として戻ってくる。一皮むけたと思いきや、性格は相変わらずで、単に日焼けしただけであり、内山田含めた教頭たちは不満を漏らしていた。
ファンからは「別にもう戻ってこなくてもよかったのに」という声もあったらしいが、やはり世相の風刺キャラとして必要だからこそ帰校したのだろう……。