ヒメカブトは、ヒメカブト属に属するカブトムシの一種。
日本のカブトムシの胸角を引き伸ばした様態で、相手をがっちりと挟み込むことができる。生態的にも近いものがある。繁殖力や環境への適応力があり、東南アジアを中心にインドから台湾、オーストラリアにまで広く分布している。
体格は日本のカブトムシよりも小柄だが、闘争心は強く、ケンカ好き。そのためタイでは古くからヒメカブトを戦わせる昆虫相撲行事(メンクワン)が行われている(同じ生息域にヒメカブトより大型のゴホンヅノカブトが存在するが、ゴホンヅノカブトはおとなしいため、使用されることはない。)。
成虫がサトウキビの茎の内部にトンネルを掘って潜み、その中で汁を吸うため、サトウキビの害虫であるとされているが、奄美・沖縄でのさとうきびの被害は報告されていない。
日本への輸入は植物防疫法によって禁止されている。しかしながら日本のカブトムシと似ており飼いやすいなどの理由から、厳密に守られているわけではなく、検疫体制の網の目をくぐって割と広く流通している。
ムシキングでのヒメカブト
ヒメカブトはTCAG「甲虫王者ムシキング」に参戦している。
強さ100、必殺わざはグー、アタックタイプ、究極必殺わざはスーパーハヤテ。
なお、コロコロコミックの兄弟誌「コロコロイチバン!」の付録として、スーパーアタックタイプのヒメカブトも登場している。こちらは攻撃力が大幅に強化された代わりに、防御力が大幅に下がっている。攻撃力は割と高い反面、防御に関しては紙同然なので注意。
タッグマッチで後述のケブカヒメカブトとペアを組むとタッグネーム「熱血コンビ」が付与される。合体超必殺わざはリバースハヤテ。
ケブカヒメカブト
ヒメカブト属のカブトムシとしてはヒメカブトの次によく目にする種。フィリピンに生息しており、その名の通り体毛を有する。
ムシキングにも参戦している。強さ100、必殺わざはパー、アタックタイプ、究極必殺わざはリバーススラム。