概要
「シア・ハス」とは、「宇宙一の無責任男シリーズ:無責任艦長タイラー」の登場人物である。
なお、キャラクター設定やデザインに「三つのバージョン」があるため、それぞれに解説する。
原作版
原作初期シリーズ「宇宙一の無責任男」、『無責任元帥タイラー』より登場。
神聖ラアルゴン帝国の女性提督。
代々ラアルゴン帝国に使えていた「私掠海賊」「黒雲ハス一家」の十三代目当主。
なお「私掠海賊」とは「ONE PIECE」の「七武海」を想像してもらえると良い。
妖艶な美女でありながら、女だてらに荒くれ男どもを顎で使う、男勝りのじゃじゃ馬娘。
左肩に「紅蜘蛛」の入れ墨があり、兜には猛牛のような角があしらってある。
先祖代々習い覚えたお家芸の海賊戦法で、駆逐艦「ガルギュラン」に乗り、勇猛果敢に戦場を駆っていた。
しかし「アシュラン戦役」の最中、惑星連合宇宙軍のマコト・ヤマモトと縁が出来て、彼の強さと可愛らしさ(!?)に惚れ込んでしまい、タイラー一派と呉越同舟の如く行動を共にする事になる。
ヤマモトに対してはデレデレで、シアが「マコちゃん」と呼び、ヤマモトが「止めてくれ」とたしなめるのがお約束。
かと思えば「戦闘モード」に入った時にはヤマモトを挑発したり、互いにかばいあったり、彼の制止に戸惑いながらも従うなど、ツンデレに転じることもある。
ヤマモトの方も「タイラーとの出会い以来の星回りの悪さ」を呪いつつも、なんだかんだでまんざらでもなく、「アシュラン戦役」後結婚し、シア・ハスが地球に帰化し、惑星連合宇宙軍の准将となる。
「日々の闘争」に明け暮れながらも「惑星連合とラアルゴンの融和」を象徴する夫婦となる。
そして、その持ち前の気っぷの良さで「タイラーファミリー」の姉御的存在となり、アンドレセンやボブ・キーナン、そしてイサムたちに慕われた。
後にヤマモトとは「颱宙ジェーン編」にて第1子のシゲチヨが生まれたのを皮切りに、1ダースの子宝に恵まれる事になる。
以下、ネタバレ。
息子のシゲチヨがタイラーの娘:キサラとの子ども:孫のエド、をもうけたことにより(『無責任カルテット』)、「タイラー家にラアルゴンの血」が入ることになる。
そして『無責任三国志』の主人公の一人である「イツマ・ウエキ・タイラー」に、その「ラアルゴンの血」が大きく発現し、彼女の「男性としての人生」を支えることになる。
アニメ版
声:三田ゆう子
21歳。
神聖ラアルゴン帝国第27銀河辺境方面第66特派分遣艦隊所属駆逐艦、ガルギュラン艦長。
原作では「ラアルゴン帝国の一将官」であったのたが、アニメ版ではル・バラバ・ドムの副官の立ち位置で、「敵役の女幹部」的キャラとなる。
ちなみに、原作以上にコスチュームが肌も露わになっており、しかも巨乳でグラマラスなキャラデザインとなっている。
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駆逐艦「そよかぜ」に潜入した破壊工作人造人間:ハルミに対し、ジャスティ・ウエキ・タイラーを捕虜とするよう命令し、その過程でタイラーと対峙することになる。
規律を重んじ、常に冷淡な性格。
ハルミのことも「単なる人造人間」としか見ていない。
「無能ならば、部下だろうと上官であろうとも容赦はしない」という考え方を持ち、、タイラーと、ついでにヤマモトも「無能である」との評価を下した。
その後、特別編「ひとりぼっちの戦争」にて、少しだけヤマモトを認めたような様子はあったが(フラグ立て)、その後どうなったかまでは不明である。
リライト版
リライト版では、原作とは異なり「アシュラン編」と「颱宙ジェーン編」をリライトしなかったこともあり、『真・無責任艦長タイラー』第3巻から登場している。
アニメ版での「ル・バラバ・ドム直属の配下」やグラマラスなコスチュームデザインの設定を踏襲しつつも、原作版での「元女海賊」という設定も併せ持った「原作版とアニメ版を混ぜ合わせたシア・ハス」となっている。
ヤマモトとの出会い方も、
「ヤマモトがシア・ハスの身体に見とれていたら、自動翻訳機の機能が追いつかなくなるレベルの下品な言葉の応酬となる口喧嘩になってしまった」
と、原作版とアニメ版とも異なるものであり、その発展の仕方や結婚に至った経緯や理由も異なっている。
シア・ハス姉御のこんな格好を拝めるのは、『真・タイラーシリーズ』だけ!!
(と、さりげなくエピローグのネタバレをしておく)
関連タグ
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