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神聖ラアルゴン帝国

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しんせいらあるごんていこく

「神聖ラアルゴン帝国」とは、「宇宙一の無責任男シリーズ:無責任艦長タイラー」に登場する、ラアルゴン人によって成立している架空の国家の名称である。

概要

神聖ラアルゴン帝国」とは、「宇宙一の無責任男シリーズ無責任艦長タイラー」に登場する、ラアルゴン人によって成立している架空の国家の名称である。

解説

惑星「ラムザン」の「ベヒモス」を首都とする、皇帝元首とする絶対君主制であり、軍事国家となっている。

地球人類が構成している「惑星連合」に属する地球人類を「まつろわぬ民」として対峙、宣戦布告し、長きに渡る戦争状態となっていた。

総人口は惑星連合に比べて、その十分の一と少ないが、一般住民よりも軍事構成員の比率が高く、総戦闘員の数は惑星連合に比べて多い。そしてその質と練度も含めて一時は疲弊した惑星連合を圧倒していた。

しかし、「パコパコ」ことジャスティ・ウエキ・タイラーが「ゴザ16世のペット」となった時、事態が一変することとなる。

歴史

以下、ざっくりとした歴史を原作版『宇宙一の無責任男シリーズ』のタイトルと内容とを突き合わせながら解説していく。

なお、『真・タイラーシリーズ』の設定も織り交ぜながらの解説となる。

その他の「細かいすったもんだ」は、宇宙一の無責任男/登場キャラクター - Wikipedia及び、宇宙一の無責任男/登場キャラクター/ラアルゴン帝国/ラアルゴン帝国皇帝 - Wikipediaを参照のこと。

初代 パカル・パウナ(太祖)

2代 チャカマック

3代 クチカカ1世

4代 クチカカ2世

5代 カリマ(遠征帝)

6代 イムラー1世(幼帝)

7代 ゲボルグ(妖帝)

稀代の暴君と言われたが、カルマームの討伐を受けて死亡。

8代 カルマーム

暴君ゲボルグを討伐し、帝位に就いた。

しかし遠征の最中に宮廷クーデターにより、一旦廃位される。

9代 カチャカウナ(一日帝)

宮廷クーデターの首謀者。

第7代皇帝「妖帝」ゲボルグの遺児。

軍をとって返したカルマームによって討伐された。

しかしその時既に、カルマームの妻子を殺害していた。

そして過酷な拷問を課したカルマームに「後継者選びに苦しむ呪詛」を吐いた。

10代 ゴザ1世

カルマームが再び皇帝位に就いた時の重祚名。

「シード教」(原作第1シリーズ「颱宙ジェーン編」の敵役)を撲滅した。

後継者選びに悩んだ結果、「二人の皇太子のうち強い方を皇帝とする」よう遺言し、「ムズメット派」と「メフマーン派」の争いを産んでしまう。

無責任黙示録

11代 ゴザ2世

無責任黙示録の登場人物「メフマーン」(アル・メフマーン・エル・クラン・ライクン)。

ゴザ1世(カルマーム)の4男。

「人間ジップ・カァーン(ラアルゴン将棋)」による皇位決定戦に、無責任黙示録の主人公:平松巌(『真』におけるジャスティ・ウエキ・タイラーの先祖)の手を借りながら、兄・ムズメットに勝利し、皇帝位に就く。

稀代の名君となり、惑星連合と有効な関係を保ちながら内政の充実に努め、「ラアルゴン帝国中興の祖」となった。

平松巌に対し「友情以上の親愛の情」を抱いたが、その想いは叶わなかった。

その望みは『真・タイラー』にてアザリンに託されることになる。

12代 ゴザ3世(小便帝)

13代 パルナス1世(簒奪帝)

14代 ゴザ4世(中興帝)

15代 ゴザ5世

16代 ゴザ6世

17代 アイラ1世(石女帝)

この時代は「南北朝時代」よろしく、ムズメット系とメフマーン系の皇帝が行ったり来たりしていた。

18代 ゴザ7世(辺境帝)

後継者がいなかったアイラ1世により無理矢理養子にさせられてしまい、望んだわけでもないのに皇帝位に就かされてしまう。

皇帝の素質も覇気も無い凡庸な人物であったが、孫娘のエンテア(ウルスラ=エンテア・エル・クラン・ライクン)を次代皇帝候補のアルペア公と成婚させ、ムズメット系とメフマーン系に分かれたお家騒動を終わらせた。

なお、この裏で無責任三銃士の主人公でありラアルゴン帝国史上初の女性近衛剣士:ル・リキナ・ラマンが、エンテアの「影武者」として活躍することになる。

19代 ゴザ8世

ゴザ7世の孫娘:エンテアと成婚したアルペア公:ムズマーン・ラ・ペッチ・ド・バリバ・ギム=ライクン。

20代 ゴザ9世

21代 ゴザ10世

22代 マウルラ1世(蜻蛉帝)

23代 ゴザ11世

(ゴザ12世は欠番となっている。)

24代 ゴザ13世

25代 ゴザ14世

26代 ゴザ15世

ゴザ16世:アザリンの父。

宇宙生物学に精通していたが、皇帝としては無能であり、ナ・クラ・ワングに実権を握られ、「アシュラン大公国」滅亡などの愚策を犯す。

惑星連合との和平交渉への途上で、アシュランの遺児「ティン・ルウ」のテロにより報復され、連れていた妻子ともども死亡する。

27代 ゴザ16世(少女帝)

アザリン・ド・エル・クラン・ライクン。

通称「アザリン」。

父が嫡子もろとも急死したため、8歳で即位した。

初期は帝国宰相ナク・ラ・ワングの傀儡とされていたが、ジャスティ・ウエキ・タイラーとの邂逅によりその素質を開花させ(『無責任艦長タイラー』)、「信濃事件」を経て(『ワングの逆襲』)、惑星連合との停戦を実現させた。

しかし「アシュラン大公国」の生き残りにより廃位されてしまう(「アシュラン編」

28代 ルッチナ1世

「アシュラン戦役」の後、復位したゴザ16世:アザリンの重祚名。

「アシュラン戦役」中でのイサム・フジとの邂逅の結果、この時点より立憲君主制国家「ラアルゴン共和国」となる。

移動性巨大ブラックホール「颱宙ジェーン」の脅威に対応するため、ジャスティ・ウエキ・タイラーを「大統領」として招聘し、「銀河を統一」すべく惑星連合に宣戦布告、これを「征服」し、銀河統一国家「汎銀河共和国」を形成した。(「颱宙ジェーン編」)

「颱宙ジェーン」を乗り切った後は、惑星連合とは「汎銀河共和国」内の緩やかな連合国家となり、「ラアルゴン共和国」の元首として銀河万民を導いた。

なお、イサム・フジは後にその皇配となっている。

29代 ゴザ17世

ローゼリア・ド・エル・クラン・ライクン=フジ。

通称「ローゼリア」。

ルッチナ1世(アザリン)とその皇配であるイサム・フジの末娘。

末子ながら皇帝の素質有りとされ、幼い頃から帝王学教育を受けていた。

無責任カルテットにて、エドを「狙いながら」物語に関わっていくことになる。

30代 ゴザ18世

ゴザ17世(ローゼリア)の嫡子。

動植物の研究に秀でており、あと「オタク」。

皇帝としての資質はあまりなかった。

タイラー曾孫と結婚し、彼の代でアザリンからの悲願であった「タイラー家との婚姻」を果たすも、宇宙船の事故により、在位2年にして崩御してしまう。

彼の遺児が「バグジー」となる。

31代 ゴザ19世

ゴザ17世(ローゼリア)の次子。

ゴザ18世の遺児である「バグジー」の、「地球人の血」を嫌った「ラアルゴン原理主義者」たちによって擁立される。

しかしゴザ18世以上のボンクラであったようだ。

この後のラアルゴン共和国の顛末については作中では書き記されていない。

バグジー=スレイ帝国

バグジー・マローン・ウエキ・タイラーV世=ノワール・ド・エル・クラン・ライクン

通称「バグジー」。

ゴザ18世の遺児。

エドの、アザリンの曾孫、タイラーの玄孫

アザリン悲願の「ラアルゴン皇室とタイラー家の婚姻」により誕生した「ラアルゴン皇室とタイラー家、そしてアザリンタイラーの血を引く子孫」。

父母の突然の死によりラアルゴン皇帝の候補者となるが、その「地球人の血」を嫌ったラアルゴン原理主義者たちによって拒まれてしまう。

そして無責任三国志の主人公の一人「ドン・レオ・スレイ」と共にラアルゴンを出奔、「バグジー=スレイ帝国」を立ち上げ、「バグジー1世」となる。

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