真タイラー
しんたいらー
「真タイラー」とは、吉岡平によるライトノベル『宇宙一の無責任男シリーズ』のリライト版、『真・無責任艦長タイラー』及び『無責任提督タイラー』の通称である。
『無責任黙示録』
『無責任三銃士』
(以上「過去編」)
『真・無責任艦長タイラー』
『無責任提督タイラー』
そして外伝作品となる、
『真・無責任艦長タイラー 外伝 LOVE & WAR(ラブ アンド ウォー)』
(コミカライズ版及び小説版)
がそれぞれ刊行された。
現在pixivでは、
原作版、アニメ版、リライト版の投稿作品の総合タグとして「無責任艦長タイラー」を使用し、
その後、原作版の投稿作品には「宇宙一の無責任男」タグを併用し、
そしてリライト版の投稿作品には「真タイラー」タグを併用としている。
『ファイナス電光石火』
『to hurt ─ トゥ ハート ─』
『ダブル・プリンス』
『勝ってはいけない』
『恩讐の彼方に』
の計5巻。
あらすじ
宇宙歴6556年。
辺境惑星の僧侶であった平松巌は、惑星連合と接触した神聖ラアルゴン帝国での、ラアルゴン人の神である「闘神アードラ」と仏教に共通点を見出し、「人類の恒久的平和」を築くために惑星連合宇宙軍に入隊した。
そしてそこで、「巌自身でさえ知らない『平松巌の真実』を知る男」ファイナス・山本と出会う。
初出兵した対ラアルゴン最前線の惑星「ボラン」
で、巌が所属していた部隊もろとも、派兵された惑星連合宇宙軍艦隊十八万人が全滅してしまう。
しかし、瀕死の巌はファイナスに助けられ、九死に一生を得る。
そしてファイナスに導かれるがままに惑星連合の社交界にデビューする。
こうして、怨敵:「ミシェル=ド・リュフラン」へ「復讐」を遂げるための、平松巌とファイナス・山本の物語が始まった。
解説
「過去編」その1であり、いわゆる「エピソード1」となる、ジャスティ・ウエキ・タイラーの先祖である「平松巌」の物語。
本シリーズでは、あまり詳細ではなかった「ラアルゴン」の「起源」、宗教や言語や軍の構成、そしてラアルゴンの将棋となる「ジップ・カァーン」などの設定が追加された。
「神聖ラアルゴン帝国」第18代皇帝 ゴザ7世の御代のこと。
主人公:ル・リキナ・ラマンは、神聖ラアルゴン帝国では初めてとなる「女性近衛剣士」となった。
そして初めての出仕で、自分とそっくりな女性と出会う。
それは、ゴザ7世の孫娘となるウルスラ=エンテア・エル・クラン・ライクン:通称「エンテア」であった。
そしてリキナは、ラアルゴン皇室の「お家騒動」に巻き込まれていくことになる。
解説
「過去編」その2。
上下巻。
『宇宙一の無責任男シリーズ』としては唯一の、
「ジャスティ・ウエキ・タイラーとは縁を持たない」主人公であり、
「ラアルゴン人」の主人公であり、
そして終始一貫、「神聖ラアルゴン帝国」が舞台となった物語となっている。
なお、本作品より藤本秀明が参加している。
原作である、『銀河無責任時代』他の外伝を含めた形の、第1作目『無責任艦長タイラー』のリライト版。
ここからが本当の意味での「真・タイラー」シリーズとなる。
『入隊編』
『奮闘編』
『邂逅編』
『虜囚編』
『復活編』
『凱旋編』
の計6巻。
本作より、キャラクター原案及びビジュアルコンセプト、そして表紙イラストを吉崎観音が担当、
メカデザインとして江田恵一が参加、
口絵と本文イラストなどのビジュアル面(デザインの清書含む)を藤本秀明が担当している。
長年「神聖ラアルゴン帝国」との戦争状態となっていた「惑星連合宇宙軍」に、ふらっと入ってしまった主人公:ジャスティ・ウエキ・タイラーが、その強運で連戦連勝と立身出世をしながら、神聖ラアルゴン帝国皇帝「ゴザ16世」こと「アザリン」と出会い、「銀河の平和」を模索していく物語。
原作版第2作目『明治一代無責任男』のリライト版。
シリーズ全作品通して初の、そして(今現在の時点では)唯一の「コミカライズ作品」となっている。
コミカライズ版作画及び小説版イラスト担当、そして本シリーズオリジナルキャラクターのデザインは、森小太郎となる。
コミカライズ版は計3巻が発行。
小説版は上下巻となっている。
中将昇進後、対ラアルゴン艦隊戦で初勝利をした主人公:ジャスティ・ウエキ・タイラーであったが、磁気嵐に飲み込まれ、謎の「時空の歪み」により、ユリコ・スターとマコト・ヤマモトと共に「過去へ」と飛ばされる。
そして、ラアルゴン勢力内の辺境惑星「デリーザ」にて、商人:「アッラ・ディーン」と、その娘である、神聖ラアルゴン帝国「ゴザ16世」こと「アザリン」と瓜二つの少女、「ジャ・ディーン」と出会った。
こうしてタイラーたちは、「神聖ラアルゴン帝国」のお家騒動に巻き込まれつつ、「ジャ・ディーン」と「アザリン」との「縁と謎」に迫ることになる。
最初はコミカライズ版として始まったのだが、掲載誌が廃刊となってしまい、「コミカライズ版としては未完結」となってしまった。
しかしその後、原作者:吉岡平の手により「小説版」として刊行され、「完結」となっている。
なお、コミカライズ版と小説版では「アッラ・ディーン」の顛末など、大幅な変更点がある。
そして刊行順としては、本シリーズの小説版が、「ジャスティ・ウエキ・タイラー」の作品としては最後のシリーズとなっている。
原作版第3作目『ワングの逆襲』のリライト版。
そして「真・タイラーシリーズ」の時系列としては最後のシリーズとなる。
『華燭編』
『失墜編』
『叛逆編』
『帰還編』
の計4巻。
「過去」から戻ってきたジャスティ・ウエキ・タイラーは、ユリコ・スターと華燭の典を挙げた。
そしてその裏では、トオル・ジョーニアス・ヒラガー設計による惑星連合宇宙軍の新型戦艦「信濃」の実用試験が行われていた。
しかし、カール・ビョルン・アンドレセンとハロルド・カトリが乗艦する「フェンリル」との模擬戦による「恐怖」により、「信濃」は「暴走」してしまう。
その逃走の果てに、「信濃」は一つの救命ポッドを拾う。
こうして、銀河を震撼させる「復讐劇」が始まった。
『真・無責任艦長タイラー』及び『無責任提督タイラー』の主要登場人物を、原作版(宇宙一の無責任男シリーズ)とアニメ版(無責任艦長タイラー)と対比しながら解説する。
特徴
- タイラーを初め、ほとんどのキャラクターが美形化されている。
- 基本的には原作版を踏襲しているが、アニメ版から設定が取られたり、リライト版独自の設定もある。
- アニメ版に登場しなかったキャラクター、例えば「ジェット・シン・ヤスダ」や「イツァークハイフェッツ」などのキャラ設定が強化されている。
- 「アシュラン編」以降がリライトされなかったため、キャラの登場や事象の発生が全体的に前倒しになっており、以下の登場人物は全て第1シリーズ『真・無責任艦長タイラー』で既に登場する形を取っている。
- 全てのカップリングに、改変、もしくは詳細な内容の追加が見られる。
タイラーファミリー
キャラデザは、過去編『無責任黙示録』の登場人物「ファイナス・山本」の血を引いているため、日本人系であるが金髪碧眼の超イケメン。
実家はお寺。
借金の督促から逃れる為に惑星連合宇宙軍に入隊。
年金課爆弾テロ事件がきっかけで「この戦争を止める」為に戦う事を誓う、というヒーロー属性が追加される。
落ち込む事すらも隠さないほどの明け透けな性格。
ユリコ・スターに惹かれ、求婚する一方で、アザリンとの縁が強くなる。
対峙する人の性格を反映する態度を取る事から「鏡」と評される。
その他、原作版を踏襲し、アニメ版をオマージュしつつも、リライト版独特の「ジャスティ・ウエキ・タイラー」となっている。
キャラデザは原作版の「イケメンバージョン」が参照されている。
能力は原作版レベルだが、性格はアニメ版の影響が見られる。
「キクチヨ・ミフネ」に対する依存度が高くなっており、それに伴い、タイラーへの反発が強くなっている。
また、性格が少し幼くなり、子どもっぽい行動を取る事が多くなっている。
その一方で、感情や心情を表に出しにくい性質となっている。
時と場合によっては、アニメ版よりも大変な目に遭うことも。
外伝『LOVE & WAR』の過程で、ユリコ・スターとの運命共同体的関係が強化され、またジャスティ・ウエキ・タイラーも交えた三位一体的関係ともなる。
シア・ハスとの関係構築の、その過程と理由がリライト版独自のものとなる。
キャラデザは原作版が参照されている。
タイラーに対しては「凶悪なツンデレ」となり、そしてその様を、ヤマモトを始め周囲に全く隠さない。
原作版やアニメ版以上にアザリンへの嫉妬心を露わにする。
その一方で「ヤマモトの気持ち」には全く気付いていない。
「政治将校」(戦艦乗務員の査定を行う将校)となるなど、軍人としての能力が上げられている。
「セッシュウ・ミフネ」との関わり合いが多くなっている。(なお、「父親代わり」という設定は、原作番外編「無責任少尉タイラー」から存在していた)
また、外伝『LOVE & WAR』の、作画担当である森小太郎の影響により、「ヤマモトに匹敵、もしくはそれ以上の格闘技術の持ち主」となっている。
キャラデザは原作版に準拠しているが、目が細いつり目となる、韓国語を口にする機会が増える、胸に十字架を掛けている、など、よりコリアン色が強くなっている。
無口で感情を表に出さなくなり、原作版以上にクールビューティーさが増している。
婚約者に関するエピソードが増えている。
グエン・ホー・ミンからは早々にアプローチされるも、常にツンモードであり、「ながなか飴をあげない」状態となっていた。
キャラデザは黒髪短髪、褐色肌の童顔となり、リライト版独自のものとなっている。
気が利く性格だが、行動に幼さが残る。
田舎訛りが何故か関西弁。(銀河標準語に基づいてるものと思われる)
アンドレセンとカトリ乗艦の「フェンリル」乗務員として登場し、物語初期から通信士となっている。
早々にキムに積極的にアプローチし、献身的な行動を取るものの、なかなか報われなかった。
金髪が腰までの長さの長髪となり、女性と見紛うほどの超絶美形となっている。
また「男を籠絡する『同性愛者』」となっている。
ちなみに相手はアンドレセンなのであるが、タイラーにも惹かれてしまう。
実は『無責任黙示録』の設定により、タイラーの「遠縁」であるのだが、タイラーとカトリ共に、その事実を全く知らないし気付かない。
過去編『無責任黙示録』により、「地球側に亡命してきたラアルゴン人の末裔」となった。
そのため、キャラデザは「大柄なラアルゴン人」というリライト版独自のものとなる。
また「同性愛者」となり、カトリは「そのパートナー」となっている。
作中にケンカや白兵戦の描写はないが、キーナンやクライバーンは「ケンカ友達」となっている。
顔の傷が無くなり、普通にイケメンになるなど、リライト版独自のキャラデザとなる。
「ヴィッキー」との出来事を隠さず、ふと口にする事がある。
ユーミたちハナー・シスターズと早々に出会い、またユーミと早々にお付き合いを始める。
ユーミ・ツキコ・ハナー&エイミィ・ヒデヨ・ハナー:ハナー・シスターズ
リライト版では、元ネタである「ザ・ピーナッツ」の「伊藤ユミ」と「伊藤エミ」の本名である、「月子」と「日出代」から取られたミドルネームが追加された。
キャラデザはアニメ版から採用。
ユーミが球形の髪飾り、エイミィが正方形の髪飾りをしている。
口調や「様付け」など、アニメ版の設定に沿いつつも、精神感応設定からの不思議ちゃん描写など、原作版準拠設定やリライト版独自の設定もある。
早々にコジローやヒラガーと出会い、その関係を進展させていく。
またその詳細な内容がメインカップリングレベルで多く追加されていく。
森小太郎作画では三白眼のままだが、藤本秀明作画ではイケメンとなっている。
役柄的には原作版と変化無し(笑)
但し「コジローのおこぼれ」に預かってるなど、「コザンザメ」描写がある。
「ヴィッキー」の事を、その顛末を含めて知っており、また、コジローとユーミ、ヒラガーとエイミィを見守る立場となる。
「ボブ」は愛称となり、「ロバート・キーナン」が本名となる。
キャラデザは、白人系の銀髪であり、イケメンなプロレスラー風。
キャラクターとしても、粗暴であるが理知的な面もあり、またプレイボーイであるなど、随所にアニメ版アンドレセンの影響が見られる。
また、バツイチで、幼い一人娘がおり、『無責任提督タイラー』では、この一人娘の存在が物語に大きく関わってくることになる。
入れ墨だらけ、縫い目だらけ、移植された皮膚の色はバラバラなど、一見、怪物に見える風体をしており、リライト版独自のキャラデザとなる。
タイラーとは「タイラーがこさえた多額の借金の取り立て人」として、物語序盤に出会っている。
始めは借金取り立ての為だけに付きまとっていたのだが、段々と情が移り、「タイラーの為に本気で」力を貸していき、原作版やアニメ版以上に活躍する。
リライト版独自のキャラデザの他は、基本的には原作版からの設定変更は無い(笑)
但し、「目からビーム」描写はない(笑)
また、初登場の時点から既に人工肝臓(コントロール機能付き)となっている。
リライト版独自のキャラデザの他、あらゆる面でそのキャラクターが強化されている。
「三次元将棋」の逸話はそのままであるが、
ユダヤ人となり、「イツァーク・シャイロック・メンデルスゾーン=ハイフェッツ」がフルネームとなる。
そしてユダヤ人の例に漏れず「金融業出身」となり、「ラアルゴン帝国を3つ買い占められる」程の財力を持ち、その財と人脈で、タイラーの為に惜しみなく援助する「輜重系」の人材となる。
また、第一線から退いていたが、ススム・フジに逆らう形で最前線に復帰するなど、豪胆な性格となっている他、全体的に能力が上がり、存在感も上がっている。
リライト版独自のキャラデザだが、他のキャラに比べると極めて平凡な容姿となる。
「タイラーの初めての副長」など、基本設定は原作版と同じだが、その「タイラーの初めての副長」の要素や「タイラーとの縁や絆」が、「ヤマモトが嫉妬し、その能力を認める」ほどに強調されている。
キャラデザは、その髪型や小物などに異様さは見られるものの、イケメンに変更されている。
また、リライト版刊行当時の「イタい若者」として描かれていた。
登場とエイミィとの出会いが前倒しとなり、「エイミィに一目惚れをした事」が「信濃」に影響を及ぼす。
その一方で、エイミィとの交流が契機となり「更正」し、コジローやシラギクとも、戦闘機に「ノーズアート」を描くなどして仲良くなる。
そして原作版以上に「信濃」攻略に貢献、活躍する。
思いっきりグレてしまっており、不良仲間たちと万引きを楽しむなど、キャラクターの中では一番、原作版と正反対の設定となっている。
よって実母である「アスカ・コリア」とも疎遠ではなく、母子として甘えている姿もみられる。
『真・無責任艦長タイラー』終盤で、タイラーの姿を見て一念発起して惑星連合宇宙軍に二等兵として入隊。
タイラーに対しては主に敵愾心を持ち、弟子になることはない。
「信濃討伐」の折に「阿蘇」に密かに乗り込み、結果として「タイラー・ファミリーの末席」として鍛えられることになる。
アザリンにはとある時点で一目惚れ。
但し、「女性からは反発されると思われる状況」で、なので要注意。
惑星連合宇宙軍
キャラデザはリライト版独自のもの。
基本設定は原作版準拠。
ユリコ・スターの「父親代わり」としての関わり合いが強くなっている。
キャラデザは美中年化。
アニメ版の影響を受け、「謀殺を含めた謀略能力」が高くなっており、ほぼ軍全体の嫌われ者となっている。
そしてタイラーとの対比描写があらゆる面で強くなっている。
「アスカ・コリア」との仲は継続中。
それどころか彼女を前にして「幼児退行」してしまうことも。
原作版よりも格好良い面もあるが、情けない面も増えている。
なお、Wikipediaの記述やニコニコ動画のコメントなどで、リライト版ススム・フジ設定に関する事実無根なデマが見られるので要注意のこと。
アスカ・コリア
「親父キラー」と呼ばれるなど、原作版よりもキャラデザの色気が増している。
フジとの仲は継続中であり、イサムとも疎遠ではない。
母性的な描写が多めになっている反面、悪女的描写が増えている。
キャラデザはリライト版独自のもの。
但し、作中描写では白髪との記述があるが、イラストでは髪や髭は黒くなっている。あれぇ?
原作版とは異なり「無能扱い」となっている。
その一方で「人の心の機微」に聡くなっている。
ロベルト・J・ハナー
「J」の呼び方は「ヨアヒム」に変更。
リライト版では唯一、「シャボン玉ホリデー」のネタが使われなかった。
身体は不自由でも、意思が強健である描写がある。
亡くなった時や葬儀の際の描写は、アニメ版の影響を受けつつもリライト版独自のものとなっている。
キクチヨ・ミフネ
キャラデザはリライト版独自のもの。
戦死理由が「タイラーをかばうため」になる、『真・無責任艦長タイラー』の「最終決戦」で、彼の考案した策が使われる、外伝『LOVE & WAR』で「過去の姿」が登場する、『無責任提督タイラー』でタイラーとヤマモトの口に上る、など、
「タイラーとヤマモトの縁」の起点となった人物として、原作版以上に存在感が増している。
民間人(惑星連合)
コウサク・カヤマ
原作版第1シリーズ『宇宙一の無責任男』では、第1作目『無責任艦長タイラー』で、タイラーの台詞のみでの登場であったが、
(後に番外編「我が名はヤマモト」で正式に登場し、『無責任カルテット』にて「重要人物」となる)
リライト版では『真・無責任艦長タイラー』第1巻から登場しており、民間人の立場から「タイラーの活躍」を見守る役回りとなる。
また「ノリコ・バッハ」は、タイラーの軍入隊の動機が変更となったため、タイラーとは深く関わらない「カヤマの彼女になったアイドル」という扱いとなる。
シズカ・マリナー
原作版『ワングの逆襲』では、戦艦「信濃」の音声のサンプルとなったアイドルであり、「タイラーの降格」の原因となった「豪華客船『夜の女王』号撃沈事件」の被害者の1人であり、「名前のみの登場」であった。
リライト版では「妙齢の女優」に変更となり、タイラーとヤマモトと邂逅したり、「ノリコ・バッハ」に対抗心を燃やしたり、「撃沈」された際の克明な描写が記されていたりなど、原作版以上の扱いとなっている。
神聖ラアルゴン帝国
アザリン・ド・エル・クラン・ライクン(アザリン):ゴザ16世
キャラデザはリライト版独自のものとなり、中世ヨーロッパ風の衣装に、縦ロールの髪型となる。
艦隊指揮能力を含めた基本設定は原作版と同じ。(「文武両道」との記述があるため、具体的な描写は無かったが、実戦能力もあるものと思われる)
アニメ版の影響を受け、タイラーへの思慕の情が強くなっている。
また、タイラーへのアプローチが激しくなり、ユリコへの嫉妬も隠さない。
ワングの傀儡であった時期の孤独感か強くなる、外伝『LOVE & WAR』にて「新しい過去の設定」が追加となる、『無責任提督タイラー』での「人質になった際の『詳細な描写』」など、「悲劇のヒロイン」度が強くなり、
それに伴い「タイラーとの縁」が強く、深くなっている。
頭のターバンが無くなり、目の下の入れ墨や、胸がはだけたSF的なスーツなど、キャラデザはリライト版独自のものとなる。
「サリア」の設定など、基本的な設定は原作版準拠だが、アザリンへの想いが恋愛感情に近いものとなる。
キャラデザはリライト版独自のもの。
「タイラーの初陣」の、ラアルゴン艦隊の指揮官であったことや、アザリンの父親代わりであった描写が強調されるなど、リライト版独自の設定や描写が見られる
ハルミ・ナカガワ
リライト版の「ハルミ」は、黄緑色の長髪、褐色の肌など、リライト版独自のキャラデザとなる。
基本設定は原作版準拠。
なので、しっかりと「殺される」。(こちらのトドメはコジローによる)
初登場時は幼女の姿であり、「年金課爆弾テロ事件」の実行犯になるなど、リライト版独自の設定や、
「人間」になりたがる、少しだけタイラーに惹かれる、など、アニメ版からの影響もみられる。
ゲッショウ(バラゴム)
原作版では地球人へのみであった「恨み」が、リライト版ではラアルゴン人にも及んでいる。
また「ハルミ」に対する依存度が高くなっている。
キャラデザはアニメ版から、なのだが、
吉崎観音により、かなり(エロさ方面での)凶悪さが増したデザインとなっている。
ドムの部下であり、なおかつ宇宙海賊出身であるという、原作版とアニメ版を混ぜ合わせた「シア・ハス」となる。
「先走る」性質が強くなり、時と場合によっては「足手まとい」となることも。
ヤマモトとの関係は「基本ツンデレ」な、リライト版独自のものとなる。
キャラデザはリライト版独自のもの。
あらゆる部分で悪役度が増し、
更には、『無責任提督タイラー』での「『ワングの逆襲』の時の『事のあらまし』の、より詳細な描写」により、「タイラーシリーズ全作品」の中で随一の悪役となっている。