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惑星連合宇宙軍

わくせいれんごううちゅうぐん

「惑星連合宇宙軍」とは、「宇宙一の無責任男シリーズ:無責任艦長タイラー」に登場する、地球勢力側の宇宙軍の名称である。メイン画像は、アニメ版特別編に登場する、惑星連合宇宙軍所属の強襲駆逐艦「あらなみ」である。
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概要編集

惑星連合宇宙軍」とは、「宇宙一の無責任男シリーズ無責任艦長タイラー」に登場する、地球勢力側の宇宙軍の名称である。


なお本項では、本作品内における地球勢力の名称である「惑星連合」に関する解説も行う。


惑星連合編集

地球人類を中心とした、惑星国家の連合体。

主人公・ジャスティ・ウエキ・タイラーが属する勢力である。


以下は基本的に原作版『宇宙一の無責任男シリーズ』における設定の解説となる。


下記の年表の通り、地球に残存した統合地球政府からの、宇宙に進出した地球外各惑星政府の連合体による「独立戦争」の結果、地球外各惑星政府連合体が勝利した。

という経緯で「惑星連合」が誕生した。


その後、地球で「ぶちこわしの一週間」と呼ばれる核戦争が発生し、放射能に汚染された地球を離れる形で、地球人類の銀河系内各星系への移住が進む。


そして「神聖ラアルゴン帝国」と接触、戦争が勃発する事となる。


敢えて国家元首を置かず、各惑星国家の代表議員による合議制となっており、その公平さでは長けているが、「事の決定」という点では神聖ラアルゴン帝国に劣っていた。


後にジャスティ・ウエキ・タイラーにより「銀河統一」が為され、ラアルゴンと共に「汎銀河連邦」の一勢力となり、宇宙軍ともども「タイラー一族」によって牛耳られるようになっていく。

惑星連合宇宙軍編集

「惑星連合」が有する宇宙軍の名称。


原作版及びリライト版では、神聖ラアルゴン帝国との長きに渡る戦争により人材が枯渇し、軍自体が疲弊してしまっていた。

そんな中、ジャスティ・ウエキ・タイラーが入隊する事により、物語が始まる。

原作版編集

宇宙一の無責任男シリーズ

宇宙一の無責任男


大日本帝国海軍をモチーフとしており、組織構成も近く、階級、軍服などの設定もそれに倣う。

佐官軍服の基本色は青色であり、作中では「スペース・ブルー」と呼ばれている。

また佐官用制帽には「太陽と下弦の月」の意匠が用いられている。


艦隊司令部は惑星「ブルネイ」に置かれる。


「最高司令長官」が最高上位職となり、第1シリーズ『宇宙一の無責任男』ではアドリアン・アンダーソンが在任。

他に作中では、マコト・ヤマモトイサム・フジビクトリー・キサラ・ウエキ・タイラーなどがこの要職に就くことになるが、主人公:ジャスティ・ウエキ・タイラーがこの地位に就いたことはない。


続編シリーズではタイラーが「汎銀河連邦 大統領」となったことにより、主にキサラの手により「タイラー一族の傀儡」となっていく。

アニメ版編集

無責任艦長タイラー


軍の階級呼称や佐官制帽に「太陽と下弦の月」の意匠が用いられるなど、原作版を踏襲している部分もあるが、

軍旗などに「白地に橙色の『日の丸』に、右上に緑色のフラッシュマーク」のデザインが主に用いられている。

戦艦乗艦員の軍服の基本色は「ブルーグレー」となっており、軍服というよりはある種の作業服に近いデザインとなっている。

なお主人公:ジャスティ・ウエキ・タイラーのみ「赤色の作業服」的な軍服を着用している


テレビアニメ版では、基本的にセッシュウ・ミフネススム・フジが、「タイラーの存在を煙たがる軍上層部」を象徴するキャラクターとして扱われていた。


新OVAシリーズでは、ミフネやフジの上位職として「幕僚長」という役職名が登場しているなど、テレビアニメ版とは更に異なる設定が存在する。


なお、アニメ版における、タイラーを艦長とした「そよかぜクルー」は、軍から「厄介者」扱いをされながらも、「組織の中の異端」として一目を置かれる存在として描かれている。


リライト版編集

真タイラー


基本設定は原作版に準じる。


過去編である『無責任黙示録』においては、昔は貴族制が用いられており、「貴族株」を買う事により、軍の要職に就くことか出来た。

またこの時代には、日系人の名前などに、未来世界では古語となる「漢字」が用いられていた。

(本編では漢字は公用されなくなっている。)


真・タイラーシリーズ』では、軍服は原作版、アニメ版及び、従来の軍服のイメージを踏襲しながら、全体的に極めて近未来的なデザインに変更。

メインマークがアニメ版を基とした「橙色の太陽に、右上に小さな緑色の五芒星」に統一。

佐官制帽は「鳥」や「翼」をモチーフとした意匠に変更されており、キャラクターごとにそのデザインも異なっている。

また、原作版、アニメ版に見られなかった「略帽」を被るキャラクターも存在する。

惑星連合年表編集

この年表のとおり、作品世界は「現在」よりも約7000年後の未来、となっている。

キャラクターの誕生年の設定を鑑みるに、年数の経過は原作版、アニメ版共通のものと思われる。


基本的に原作版である『宇宙一の無責任男シリーズ』からの年表とし、アニメ版とリライト版の設定を付け加えながらの解説とする。


西暦1993年(宇宙歴元年)

1月25日、後の「地球外国家独立運動」の主導者「マリウス・ボルツ」が誕生。


ちなみに、この1993年1月25日は、アニメ版「無責任艦長タイラー」のテレビ放映開始日であり、

この日にあやかっての追加設定となっている。


西暦2073年(宇宙歴0081年)

地球人類、金星に入植を開始。


西暦2092年(宇宙歴0100年)

金星独立戦争勃発。


西暦2093年(宇宙歴0101年)

金星、火星カリストエウロペタイタンの、各地球外国家が、統合地球政府に対して独立を宣言。

同時に「惑星連合」の発足を通告。


そして、この時点から100年を遡った1993年に誕生した、地球外国家独立運動の主導者である「マリウス・ボルツの誕生日の1月25日を「宇宙記念日」とし、

同時にその1993年を「宇宙歴元年」とした。


宇宙歴0106年

独立戦争集結。

「惑星連合」の勝利に終わる。


宇宙歴0188年

カタツムリの生態研究から、偶然ワープ航法が発見される。


宇宙歴0189年

地球人類が、銀河系内の他星系に進出を開始。


宇宙歴0209年

地球で「ぶちこわしの一週間」と呼ばれる核戦争が勃発。

これにより、放射能に汚染された地球にいられなくなった地球人類は、その全てが宇宙進出を余儀無くされ、本格的な宇宙移民時代に突入した。


宇宙歴5228年

「ぶちこわしの一週間」から約5000年後、地球人類は自然浄化が完了した地球に帰還。

しかし、惑星連合の中枢にいる、一部のエリートのみが帰還したため、地球に帰還した惑星連合首脳部と、各惑星国家の伝統的な対立の図式が確立された。


以降、各他星域で内乱や暴動が盛んに発生する。


宇宙歴6527年

地球にほど近い惑星「ブルネイ」に、惑星連合宇宙軍の艦隊司令部が置かれる。


宇宙歴6556年

銀河の中心を挟んで、地球と正反対の位置に存在した「神聖ラアルゴン帝国」との戦争が勃発。

(原作版『宇宙一の無責任男シリーズ』及びリライト版『真タイラー』での設定。)


宇宙歴6600年

平松巌」の孫娘である「平松=タイラー・真魚」がウエキ家の養子となり「真魚=ウエキ・タイラー」と名乗る。

「ウエキ・タイラー家」の誕生となる。

(リライト版『無責任黙示録』での設定。)


宇宙歴6974年

7月7日、地球、旧日本領、コシガヤ・シティーにジャスティ・ウエキ・タイラーが誕生する。

(原作版設定。)


宇宙歴6978年

アニメ版でのジャスティ・ウエキ・タイラーの生誕年。


宇宙歴6998年

ジャスティ・ウエキ・タイラー、惑星連合宇宙軍に入隊。

そして駆逐艦「そよかぜ」艦長に就任。

原作版、アニメ版、その過程は異なるが共通設定である。

アニメ版ではこの時点より、神聖ラアルゴン帝国との戦争が勃発する。

(アニメ版「無責任艦長タイラー」での物語の開始。)


宇宙歴6999年

原作版にて、ジャスティ・ウエキ・タイラーが巡洋艦「阿蘇」艦長に就任。

(原作版第1作目『無責任艦長タイラー』での物語の開始。)

関連タグ編集

吉岡平


宇宙一の無責任男シリーズ


宇宙一の無責任男:原作版タグ

無責任艦長タイラー:作品総合タグ及びアニメ版タグ

真タイラーリライト版タグ


神聖ラアルゴン帝国

ラアルゴン


地球 地球人

銀河


宇宙軍

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