概要
駆逐艦「そよかぜ」とは、「宇宙一の無責任男シリーズ:無責任艦長タイラー」に登場する宇宙戦艦:駆逐艦の一つである。
本作品では二つの駆逐艦「そよかぜ」が存在するため、それぞれに解説する。
原作版及びリライト版
惑星連合宇宙軍に在籍していた、建造から半世紀以上も経っている老朽駆逐艦であり、
主人公:ジャスティ・ウエキ・タイラーが、その人生で初めて艦長となった宇宙戦艦である。
ジェット・シン・ヤスダが副長であり、原作版及びリライト版では、彼が「タイラーの人生初の副長」となっている。
プロキオン星域での対ラアルゴン戦にて、圧倒的不利の戦況下の中、
タイラーが惑星連合宇宙軍 最高司令長官「アドリアン・アンダーソン」へ進言した結果、少尉から少佐への「三階級特進」の後、タイラーへと受領される。
そしてこの駆逐艦「そよかぜ」一隻で、ラアルゴンの大艦隊相手に「奇跡の逆転勝利」をもたらし、その初陣を飾ることとなる。
(原作版では第1作目『無責任艦長タイラー』中盤、またリライト版では『真・無責任艦長タイラー』第1巻終盤の記述となる)
そして、その奇跡を目の当たりにした駆逐艦「そよかぜ」の乗員であったヤスダたちが、タイラーの、その神懸かり的な強運に魅了されるなど、
タイラーのその後の「大出世」の足掛かりを作る舞台となった。
アニメ版
外観はどことなくどこかの宇宙戦艦に似ており、艦首にある軍旗は、排気ガスではためくようになっている。
基本的な装備はロクなものではないが、自動販売機や鉢植え、ブリッジにはプチトマトや信楽焼のタヌキ、そして居住区には居酒屋風の娯楽室やお風呂まである。
「ハナー元提督人質籠城事件」を解決したことで、主人公:ジャスティ・ウエキ・タイラーが艦長となる。
惑星連合宇宙軍の「いわく付きの兵士たちを収容しておく為だけ」の駆逐艦とされており、
艦長であるタイラー以下、クルーのほぼ全員が、
「いわく付きな人材」である。
しかし、実はそれぞれに「有能な能力」は持ち合わせており、単にその能力を生かせていないだけであった。
やがて彼らは、タイラー艦長の「閃きからくる奇抜な策」と、「悪運からくる連戦連勝」、
そして「タイラーのノリ」に引っ張られる形でその高い能力を開花させていき、
「負け知らずの『そよかぜ』」の「そよかぜクルー」と呼ばれるようになる。
オンボロな老朽艦なので、たびたび廃艦処分の対象となるが、その度に「ジョーダンのような復活劇」を遂げていくことになる。
アニメ版では「物語の主な舞台」であり、その「箱庭的作品世界を象徴する存在」とされていた。
というわけで、今はこういう投稿作品もある。
「そよかぜ」かわいいよ「そよかぜ」。
関連タグ
宇宙一の無責任男:作品総合タグ及び原作版タグ
無責任艦長タイラー:アニメ版タグ