プロフィール
概要
宇宙三大傭兵部族の夜兎族の男性で、神威と神楽の父親。第一級危険生物の駆除をしてまわる宇宙最強の掃除屋(えいりあんばすたー)。鳳仙と並ぶ作中最強キャラ候補の一人。単行本57巻の質問コーナーによると本名は神晃(かんこう)であり、星海坊主は仕事をしているうちに定着した通り名である。
初登場時はすだれ頭にチョビヒゲだったが、巨大えいりあん(いわゆる宇宙怪獣)との戦いの最中に巨大えいりあんの中に居たためなのか、ボケている神楽に酢昆布と間違われ髪を毟り喰われてしまい、完全に剥げてしまった。しかしその後、育毛剤「アトラスNEO」の長編CMに出演しており、CMの最後には頭頂部に一本だけ髪の毛が生えていた。その結果なのか、以降再登場する度に、毛が生えていたり元のすだれ頭に戻っていたりする描写がある(ただし、髪の毛がまったく生えてないときもあるので、再び抜け落ちたか元々カツラを被ってた可能性もある)。
昔は髪の毛フサフサだったが、30歳過ぎて毛根の女神が実家に帰ってしまった。
時の流れは残酷である。
かつて「親殺し」という廃れた風習に従って彼に襲い掛かった神威の手により片腕を失い(現在は失った片腕には義手をつけている)神威を殺しかけた過去を持ち、それが原因で夜兎の本能が目覚めた際には家族さえも手にかけようとする自分に気付き、家族から距離を置いていたが、現在では万事屋としての生活で変わろうとしている神楽を遠くから見守るような立場となっている。
親がいない銀時にとっては羨望的存在で、不器用ではあるものの神楽の事を想う星海坊主の姿に感じるものがあったらしい。ちなみに妻(神楽の幼少時に病死している)とはできちゃった結婚を行ったらしい。えいりあんばすたーとしては結構な報酬を得ているが、妻の医療費と標的である獲物を駆除する際に周囲をも余計に破壊しまくった為、一家は貧乏暮らしを強いられていたらしい。
よく間違えられるが星海坊主であって海坊主ではない。
以下、原作未読の方は注意
烙陽決戦篇にて、久々に再登場。
春雨元老院内の知り合いに頼まれ、実の息子であり第七師団の団長である神威を自身の手で葬るべく春雨側として参戦。神威の部下であり、同族でもある第七師団の夜兎達を殲滅する(ただし、彼が戦場に駆け付けた時には第七師団は既に壊滅状態であったらしく、最初から全部一人で片付けたわけではないとの事)。そしてついに、宇宙船内にて息子と相見えるものの、虚の仕組んだ罠により乗っていた船が爆発。爆発に直接巻き込まれた神威は船から放り出され、行方不明になる。
その後、元老院を滅ぼした虚に対して、これ以上自身の「狩り」に手を出さないよう忠告した上で、密かに見逃していた鬼兵隊や阿伏兎ら第七師団の生き残りが避難した星「烙陽」に向かう。しかし、虚が自身の忠告を無視し掌握した春雨の大艦隊を差し向けたことで、なし崩し的に阿伏兎らと共闘することになる。神威との親子喧嘩に横槍を入れる邪魔者を片づけるべく、たった一人で数隻の戦艦を落とすなど「夜兎の生ける伝説」の名に違わぬ無双っぷりを発揮する。
なお陸奥の父親とも古い知り合いだったらしく、陸奥自身とも面識がある(陸奥を弟子にとるよう依頼されていたが、陸奥自身がこの申し出を辞退した)。その縁あってか坂本ら快援隊に裏で春雨側の機密情報をリークしており、快援隊が一部の鬼兵隊のメンバーを救い出すことにも貢献している。虚曰く「最初からあの男の標的は神威ただ一人であり、それ以外の者を殺すつもりも最初からなかった」との事。
その後烙陽に現れた神威、更には彼らの親子喧嘩に突如乱入した虚と激突。彼がアルタナによる不死者であることを早期に看破し、更には咄嗟の機転と長年の実戦経験に基づく知識を持って一時的に虚を絶命させる等単騎奮戦する。ところが一瞬の隙を突いた虚に胴体を右腕ごと両断され、戦闘不能状態に陥ることに。
幸い虚がアルタナ切れにより止めを刺さず撤退したこと、また銀時らが直後に到着したこともあり、絶命には至らず戦線離脱。夜兎族特有の高い生命力もあってか快援隊において治療を受け、一命をとりとめる。
その後神楽と会話し、彼女を介して銀時らに虚を倒す手段があること、そして自身もその一助となるべくアルタナの結晶石を集める意思がある事を伝えた。また併せて地球に深い思い入れを持つ神楽の意思を尊重する旨を改めて明言した。
なお、上記の虚との対決時に妻・江華との馴れ初めを始めとする神楽一家の過去の詳細がが星海坊主本人の口から語られている。また、この戦いで失った両腕には(恐らく快援隊で調達した)新たな義手を付けている。
小説版
3Zでも神威・神楽の父親として登場するが、彼らとは別れて暮らしている。
帽子を被れないため、バーコード頭が丸出し。