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いすゞジェミニの編集履歴

2016-07-28 08:02:26 バージョン

いすゞジェミニ

まちのゆうげきしゅ

いすゞ自動車が(製造・)販売を行っていた乗用車。

概要

1974年11月に発売を開始した。1963年から製造・販売が行われていたベレットを置き換える形として登場した、はずなのだが、実はベレットの生産・販売打ち切りは1973年10月。1年もブランクが空いてしまっているのだ。

さらに、当時資本・業務提携していたアメリカ自動車メーカー・GMは、「ベレット作り続けていーじゃん」と主張していたのに対し、いすゞは「もういいかげんベレットの生産打ち切って新しい乗用車作りてーんだよこちとらは!!」と主張した。そこでGMは「だったらうちのヨーロッパの子会社のオペル・カデットCお前なりにアレンジして売れや」と言うことになり、その結果生まれたのが初代ジェミニであった。なお、発売開始からしばらくは「ベレット・ジェミニ」と名乗っていた。


カデットCは、トヨタで言えばカローラクラスの車であったが、いすゞの手持ちのエンジン故に、コロナクラスの車となった。

4ドアセダンと2ドアクーペが設定されていた。

オーストラリア向けに「ホールデン・ジェミナイ」という名前で輸出されたことがある。


1979年まではカデットCの日本版と言える存在だったが、カデットCが消滅(前輪駆動のカデットDに交代)したこともあってか独自の展開をすることになり、フロント周りのリニューアルと共にヂーゼルエンジン搭載車とDOHCエンジン搭載車を設定した。


1985年に後述の2代目が登場したはずだが、一部車種に関しては、なぜか1987年1月まで製造・販売が行われている。


1985年5月に、事実上の2代目であるFFジェミニが発表された。ヨーロッパテイストにあふれた3ドアハッチバックと4ドアセダンが設定された。

カースタントを多用したド派手なCMは大きな話題となった(キャッチコピーは「町の遊撃手」)。

ホット・バージョンとして「イルムシャー」(旧西ドイツのチューナーに調整してもらったもの、メインイラストも参照)と「ハンドリングバイロータス」(恐れ多くもイギリス・ロータス社にいじってもらったもの)が存在した。


1990年3月に3代目に交代。元々は4ドアセダンのみだったが、途中で3ドアハッチバックと2ドアクーペも追加された。

かなり凝ったリアサスペンションを採用したが、モータースポーツでは効果を発揮した一方で普通に使うには使いづらいものとなってしまった。また、GMの意向が強く表れてしまったデザインを採用している。そのせいか、始めの頃はそこそこ売れ行きはよかったが、なぜか売れ行きが急落してしまう。結果、いすゞは「もう新しい乗用車開発するのやーめた!!」となってしまった。1992年12月のことである。

そして1993年7月、生産・販売を打ち切ったのである。

キャッチコピーは「才な車」なのだが、いすゞにとっては「災な車になってしまった


以後、ホンダドマーニのいすゞ版として販売されたものの、2000年9月にドマーニの製造・販売が打ち切られたことに伴い、それに合わせる恰好でこのジェミニも廃止された。


ところで・・・・・・

ジェミニとは本来「双子座」という意味。転じて、「いすゞとGMのパートナーシップ」という意味を込めて命名した・・・・・・・・・お前はダイハツコンソルテでやらかした)か!?

自社生産を断念してからは「いすゞといすゞ車オーナーとの信頼関係」という意味にすり替わっている。決して「いすゞとホンダのパートナーシップ」では無いので念のため。


外部リンク(参考資料)

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