概説
迎撃!第二次マレー沖海戦とは、DMM.comのオンラインSLG『艦隊これくしょん』の期間限定イベントである。
2016年8月13日より作戦開始。
史実関連としては1941年に発生した「マレー沖海戦」と推察される。
仕様
前回である2016年春イベント『開設!基地航空隊』での数々の失態と悲劇から、夏イベントとしては2013年以来の中規模イベントへと縮小された。
またバランス調整で大きく失敗してしまい、賛否が割れてしまった「基地航空隊システム」の是正も図られた。
今回も作戦難易度の選択が可能、以下の通り出撃識別札(通称:お札)が付く。
札名称 | 出撃可能海域 |
哨戒部隊 | E-1/E-4 |
輸送部隊 | E-2/E-4 |
連合艦隊 | E-3/E-4 |
必要な艦隊数は4艦隊分と、これまでの大規模イベント海域より負担は軽め。
さらに本海域終盤のE-3とExtra Operation海域のE-4を除けば、そこまで理不尽な難易度ではない。
また、攻略とは直接的な関係はないものの、ある意味で攻略以上に重要な仕様が今回から実装されることになった。
それは・・・
水着modeの実装
「ん?水着modeならもう実装されてるじゃないか」と思った方もいるだろうが、従来のそれとは大きく違うのが今回の実装。
なんと、艦娘ではなく深海棲艦側に水着modeが実装となったのである。
これまで深海棲艦側の期間限定グラフィックは北方棲姫ひとりに集中実装となっていたのに対して、今回はイベント海域に参戦している姫の多くが水着modeで参加している。しかも名前も「~夏姫」に変更という徹底した夏仕様となっている。
水着に着替えたのみならずクーラーボックスを持ちこんだり艤装にもたれかかっていたりと完全にリラックスしており緊張感は皆無・・・が、対する艦娘側も水着mode実装の真っ最中であり、お互いが水着姿のまま、ドリンクやアイスを片手に戦場で相対するという非常に気の抜ける構図が展開されている。
ぶっちゃけ、「休暇でやってきたバカンスの場所取り争い」と言われても納得できてしまいそうな光景である。
・・・と思っていたら、E-3ボスの港湾夏姫とE-4ボスの重巡夏姫のセリフから、深海棲艦側は完全にバカンス中であることが判明してしまった。
なお、今回の深海棲艦水着modeの実装に際し、彼女達の図鑑登録枠がないことを改めて悔やむ提督諸氏の声が多数上がっている模様。
新システム
今回は新システムの導入はなし。
その代わりとして、「基地航空隊」システムの全体的なバランス調整が実施された
「基地航空隊」システムの更新
行動半径の修正
前回話題となった不明瞭な仕様である「出撃可能な行動半径(スタート地点を起点とした航空隊の最大出撃領域)を最大の航空機に行動半径を合わせる」という仕様だが、これは運営の意図しない仕様だったことから調整が入った。
これにより、行動半径は最も範囲が小さい艦載機を基準とするようになり、以前のように「行動半径は小さいが総合的な対空能力の高い局地戦闘機をボスマスの航空戦力にぶつけて敵攻撃機・爆撃機を残滅する」戦術が使えなくなってしまった。
代わりに二式大艇やPBY-5A Catalinaなど、大型飛行艇を部隊に組み込むことで、行動半径を拡大可能にする仕様も追加された。
防空能力の強化
前回は全くと言って意味を為さず、「肉を切らせて骨を断つ」戦術に切り替えざるを得なかった航空隊の「防空」行動が強化された。
結果、以前よりも対空能力の強化が入り、目に見えて基地への被害を抑えることが可能となった。
完全に防ぎ切ることが難しいのは変わらないが、今回は敵からの空襲も強烈になったことで、レア艦掘りを控える提督にとっては、要所で防空を入れることで資材の消費を明確に抑えることが可能になった。
同時に戦闘機の練度の更新速度も強化され、防空に向かわせるだけで二段階近く練度が向上する。
休息コマンドの更新
休息コマンドによる疲労回復速度が向上。
ただし依然として「ボーキサイトの貯蔵速度の半減」は変わらないので、状況に合わせて切り替える必要がある。
ステージ
前段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-1 | 南西海域 ブンタン沖 | ブンタン沖哨戒 | ☆6 |
E-2 | 南西海域 エンドウ沖 | 第二次エンドウ沖海戦 | ☆7 |
E-3 | 南西海域 マレー沖 | 第二次マレー沖海戦 | ☆9 |
前段作戦と銘打っているが、実質E-3までが本海域での主作戦となっている。
E-2突破で睦月型駆逐艦「水無月」が報酬として入手できる。またE-1のボスマス(I)から潜水艦伊26と邂逅可能。
E-3ではイタリア空母のAquiraと邂逅できる