依頼内容はただ一つ。
侍の国を取り戻すこと。侍たちと共に―――――
概要
元々銀魂は将軍暗殺篇以降これまでと打って変わった超シリアス展開が続いていたことから、連載終了を予期するファンは多かったが、2015年のジャンプフェスタで原作者直々に
「本誌も今はシリアスモードで、今やっている新八のツッコミ喪失篇(詳しくは烙陽決戦篇を参照)の後、来年から始まるシリーズが、銀魂の最終章になると思います」
というコメントが発表されたことで、銀魂の連載終了が間近に迫っていることが決定的となった。当然ファンの間では嘆き悲しむ声が多々上がった他、あまりシリアスを好まない原作ファンからは「連載終了までにもう一度ギャグが見たい」と願う意見も相応に見られた。
そんな中、第595話まで続いた烙陽決戦篇でこれまで謎に包まれていた神楽一家の過去の因縁に一定の決着が付いた事や、あのキャラの正体や真の目的、倒すべき存在が明らかになった上で、遂に第596訓にてこの最終章に突入した。
ただし前述のジャンプフェスタにて原作者はコメントで
「最終章と言っても、まだ回収していない伏線、松陽先生のこととか、ロジャーの財宝のこととか、クインシー達のこととかまだやってない話がたくさんあるので、少なくとも杉田さんの頭髪がハゲるまでは終わらないと思います。 最終篇にはなりますが、新八のツッコミも、神楽のふてぶてしさも、銀さんの死んだ魚の目も、必ず戻ってきます。これからも、銀魂と、杉田さんの毛髪をよろしくお願いします」
としているため、実際の所いつ銀魂が終わりを迎えるのかは定かではない。
あらすじ(以下、単行本未掲載に付きネタバレ注意!)
突如天空からの砲撃で破壊されたターミナル。その日を境に地球に暮らす人々の日常は急変した。
天導衆からのアルタナの開放を謳う各星間国家の連合軍の襲来、その先兵による横暴極まりない破壊と強奪の数々。それらは全て、自身や天導衆を餌に地球その物を滅亡させることを図った虚の策によるものだった。
そんな中、万事屋と縁ある人々は、荒れ果てた「万事屋銀ちゃん」の事務所に依頼書を託し、信じ待っていた。彼らが帰還するその時を。
やがて解放軍の魔の手が遂に万事屋やスナックお登勢にまで迫ったその刹那、遂に銀時らが帰還。彼らを先頭に、歌舞伎町の総力を挙げて解放軍を一時的に撃退することに成功する。
一方その頃、烙陽決戦篇にて快援隊の元に軟禁状態に置かれていた徳川喜喜は、解放軍の横暴を止めるべく、自身が幕府代表として解放軍の上層部と交渉にあたることを自ら提言。桂や坂本と共に行われた交渉は(一応)成功し、解放軍上層部との間に一定の信頼関係を築くことに成功する。
しかしそんな彼らを嘲笑うかのように、虚の「星崩し」は着々と進行していた・・・