「吾輩はかつてその残忍さで世界を震え上がらせた地獄の独裁者ヒトラーの化身だ。
口を割らせる方法はいくらでも持っている‼」
CV:辻村真人
概要
『仮面ライダーX』第25話『謎の怪盗 カブト虫ルパン‼』、第26話『地獄の独裁者ヒトデヒットラー!』に登場した、GOD機関の怪人部隊『GOD悪人軍団』に所属する怪人。
名前と顔立ちから容易に想像できるだろうが、モチーフになっているのは、アドルフ・ヒトラーその人である。
設定ではヒトラーの死体にヒトデの能力を移植して制作された怪人で、鳴き声は「ヒットラーーーーッ‼」または「ヒトデ、ヒットラーーーッ‼」。
自信家にして残忍かつ冷酷な性格の持ち主で、口を割らせる方法はいくらでも持っていると豪語する。
一人称は「我輩」で自らを「地獄の独裁者」と称し、GOD機関においては一怪人に過ぎない立場でありながら、配下の戦闘員には「総統」と呼ばせている。さらにナチスの軍服を着用させ、報告の際には独特のポーズで敬礼をさせているようだ。
また、Xライダーに敗れた際、Xライダーの手に渡る事を阻止する為に設計図諸共自爆しようとするなど、総統としての誇り高い一面を持つ。
専用の潜水艦を所有している。
主な能力は手にしたステッキから発射する『ロケットヒトデ』。無数の小型のヒトデに分裂して襲いかかったり、巨大なヒトデに変身しての体当たり攻撃を行う他、電気ヒトデを投げつけて相手を感電させる。敵を水中に引きずり込む必殺技『渦巻き地獄』も得意。
また、諜報活動には盗聴器が仕込まれた小型ヒトデを用いる。
その使命は、キングダークを半永久的に動かすために必要な、9枚に分割された『RS装置』の設計図の1つを持っている江川孝夫博士から奪うことである。
最後はXライダーとの死闘の末、『Xキック』で致命傷を負い、もはやこれまでとXライダーの手に設計図が渡る事を阻止するために設計図ごと自爆しようとするが、結局Xライダーに奪い返されて失敗。自分1人だけ自爆して果てるのだった。
余談
終戦から29年が経過したとはいえ、当時の親世代からすればまだ記憶に残る人物であった。
後の『ジャッカー電撃隊』にも、ヒトラーを敬愛する敵怪人・クロコダクル総統が登場する。