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サツバツナイトの編集履歴

2016-11-29 21:29:32 バージョン

サツバツナイト

さつばつないと

サツバツナイトは、サイバーパンクニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」の登場人物。主人公「ニンジャスレイヤー」に似ているが、正体不明のニンジャである。

◆忍◆

ニンジャ名鑑#400【サツバツナイト】

漆黒装束に身を包む正体不明のニンジャ。口元を覆う鋼鉄メンポには、禍々しい「殺」「伐」の文字が刻まれている。アマクダリ・セクトと敵対していることから、ニンジャスレイヤーとの間に何らかの関係性を疑われているが、果たして……。

◆殺◆


「ドーモ、はじめまして……サツバツナイトです……!」


概要

初出は第三部「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」。何処からともなく現れた謎のニンジャである。


秘密結社アマクダリ・セクトはニチョーム・ストリートに複数のニンジャを含む大規模な戦力を派遣し、ニチョームの壊滅を図っていた。

彼らはニンジャスレイヤーとニチョーム・ストリートの繋がりを疑っており、万が一ニンジャスレイヤーが介入してきた時にはアンタイニンジャウイルス「タケウチ改善」を弾頭に搭載したブツメツ・ミサイルを撃ち込み、ニンジャスレイヤーをはじめ周囲数キロのニンジャを抹殺する「プランB」をも用意していた。


アマクダリ部隊の攻撃によりニチョームは大きな損害を受け、ニチョーム防衛の要であるネザークイーンヤモト・コキも絶体絶命の窮地に陥る。しかしその窮地に駆け付けたのはニンジャスレイヤーではなく、「殺」「伐」と書かれた鋼鉄メンポを装着し、墨汁めいた漆黒のニンジャ装束に身を包む謎のニンジャ…サツバツナイトであった。

予想外の介入者にアマクダリ秘密基地は混乱状態となり、ラオモト・チバはグンバイをへし折り、冷静沈着なアガメムノンでさえ少なからず動揺し、シャドウドラゴンはほぼ無意識のうちにハイクを詠んでいた。


「新月ノ/夜闇ニ紛レ/殺伐ノ騎士……」


「……字余り」


サツバツナイトの活躍、そして彼からヤモトへのインストラクションによりアマクダリ部隊は壊滅。

土壇場で発射されたブツメツ・ミサイルはニチョーム防衛部隊とサツバツナイト、そしてナンシー・リーの尽力によって着弾を免れ、そればかりかサツバツナイトがミサイルにサーフィンめいた姿勢で立つ事で軌道を修正され、逆にミサイルを発射した戦闘機を直撃し上空で爆発。サツバツナイトは直撃寸前に離脱し辛うじて爆発から逃れる。

かくしてニチョームは壊滅を免れるのであった。


その後、アマクダリ内ではサツバツナイトについて

「ニチョームにまつわる恐るべき伝説」

「ミサイルに乗って消えた殺伐の騎士の伝説」

「アマクダリ中枢がその存在を否定し続ける謎のニンジャ介入者」

として語り継がれていた事が発覚する。


その正体

以下、ネタバレ注意な


























サツバツナイトの正体は、ニンジャスレイヤーことフジキド・ケンジの変装であった。

彼はアマクダリ部隊の襲撃前からニチョームに迫る危機を予感していたが、自身とニチョームの繋がりが発覚しニチョームをさらなる危機に晒す事態を避けるため、サツバツナイトに変装し自分がニチョームと無関係である事をアッピールしようとしたのだ。

彼の変装はアマクダリの高度な解析技術を欺き、当時の実況タグでも「誰だよ!」「更生したフジオなんじゃないのか」「サツバツナイト…いったい何キドなんだ…」など大規模なサツバツナイト・リアリティショックを引き起こしていた。


現場に居合わせ、且つニンジャスレイヤーとの交戦経験があるバイセクターだけはサツバツナイトの正体に気付いていたが、彼はプランBではなく己のカラテによって仇敵との決着をつける事を望み、チバには真実を告げようとしなかった。


書籍版におけるニンジャ名鑑は、ニンジャスレイヤーのイラストを使いまわし、メンポの文字を差し替えただけという挑発的な内容であった。

その後

以下、第三部終盤~第四部の極めて重大なネタバレにつき要注意な























































第三部最終章「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」の終盤にて、ニンジャスレイヤーは死闘に次ぐ死闘の果て、ついに宿敵ダークニンジャとの決戦に臨む。だがダークニンジャに心臓を貫かれ、奥義ヤミ・ウチによってナラク・ニンジャのニンジャソウルを吸い上げられてしまう。

ヤミ・ウチでニンジャソウルを奪い尽くされたニンジャは爆発四散する事なく死に至る。

ニンジャスレイヤーも同じように死ぬかと思われていたが…






















◆忍◆

ニンジャ名鑑#0002 【サツバツナイト】

リアルニンジャ(修行によって自らの力でニンジャとなった者)。本名フジキド・ケンジ。橙色の火を燻らせる黒のニンジャ装束が特徴的。チャドー暗殺拳のマスター。マッポーカリプス時代以前は更に強大なカラテの持ち主であったという。

◆殺◆


「奪わせはせぬ。二度とは!」




ニンジャスレイヤーは、否、フジキド・ケンジは死ななかった。

ニンジャソウルを奪われてもなおフジキドは立ち上がり、ダークニンジャの愛刀ベッピンを破壊し、ダークニンジャを撃退せしめる。

そして彼は、己がリアルニンジャ「サツバツナイト」になった事を理解したのであった。


通常、リアルニンジャに成る条件として、肉体・精神の鍛練や師からのインストラクションを経て、最後にクランの師と共にハナミの儀式を行う必要がある。

フジキド場合は、これまで過酷な訓練や戦いを経て鍛え上げられていたこと、ドラゴン・ニンジャクランの師匠よりインストラクションを得ていたこと、クラン創始者のドラゴン・ニンジャの立会いのもとでヤモト・コキが舞い散らせたオリガミの桜吹雪を目撃した(リアルニンジャ誕生のために必要なハナミ儀式が疑似的にではあるが完遂された)からではないかと思われる。

この時、サツバツナイトの名はタカギ・ガンドーが戯れに考案した名前である事が明らかになっている。


リアルニンジャとしてのサツバツナイトの装束の色はジェット・ブラックと形容され、動きに合わせて「溶鉄にふいごの火が送られるごとく」輪郭部分で赤橙色を発するという。奇しくもこの色はアニメイシヨンにおけるドラゴン・ドージョー関係者のハイライトカラーと一致する。

ナラク・ニンジャのソウルが失われた事で、ナラク由来の力やナラクが持つニンジャ知識も消滅したと思われる。ニンジャとしては少なからず弱体化してしまったと言えるが、ナラクから得た知識、ドラゴン・ドージョーで授かったインストラクション、そして自身が積み重ねてきたイクサ経験、カラテ、チャドーは健在と思われる。


一方のナラクだが、フジキドがベッピンを破壊した際に解き放たれ、その後別の人物に憑依し新たな「ニンジャスレイヤー」となった。

第四部の予告編ではサツバツナイトと「ニンジャスレイヤー」が対峙するシーンが描かれている。今後の展開に備えよう。


関連イラスト

「ニンジャスレイヤーの変装」としてのサツバツナイト

◆殺◆◆伐◆


「リアルニンジャ」としてのサツバツナイト

奪わせはせぬ。二度とは!


関連タグ

ニンジャスレイヤー ニンジャ

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