ドシャグマ
どしゃぐま
ゴシャハギによく似た体格とブルドッグや土佐犬の如き厳しく恐ろしげな顔をした砂漠地帯に生息する牙獣種。ケラトノスを顎で持ち上げ軽々と放り投げるの怪力の持ち主で、攻撃手段として使用してくる事も(当然投げられた方は死ぬ)。なお、一見すると目がないように見えるが、横にちゃんと付いている。
大柄な体躯なだけあって威圧感を感じさせるが、彼らの真に恐ろしい所はそこではない。
ドシャグマは群れを成して行動をするのだが、それがあろう事か小型ではなく、同種族で群れを成すのである。しかもその数は脅威の5、6頭。
縄張り意識が強く、外敵にはこの群れを伴って応戦する習性を持つ。
従来のモンハンではどれだけ多くても1度のクエストで出てくるモンスターは(特殊な例を除けば)せいぜい3頭までであり、群れを成して襲ってくるモンスターは小型を従える中型のモンスター(ドスランポスやドスジャグラスなど)が関の山であった。それが4頭以上、それも大型が群れを成して襲い来るとなると想像しただけでも厄介極まりない事がわかるだろう。しかも彼らが生息するフィールド「隔ての砂原」は序盤である。
この群れはより大柄で体毛が赤みがかったボス個体に追従する性質を持ち、環境やこやし弾を用いて狩猟対象の個体を孤立させなければ群れを成してハンターに襲いかかる。
また、単独で行動している個体であってもボス個体率いる群れが現れると軍門に下るかのように付き従い、共闘するため非常に厄介。
なお、必ずしも群れるというわけではないようである。
非戦闘時は単独、もしくは複数で広大な範囲を休憩を挟みながらゆっくりと徘徊している。
休憩の際は、草原地帯の木陰で熊のように座って休む。集団の場合、ボスが休憩すると仲間も見張るように腰を下ろす。巣で睡眠をとる様子も確認されている。
食事の際は、草食種を狩るだけではなく地中に埋まった食物を掘り返して食べることもある。また、破壊したハンターの簡易キャンプから食料を漁ったという目撃例もある。
狩りの際は駆け寄った勢いのまま、獲物を押し倒し喉笛に噛みついて仕留める。獲物はその場で食べる他、仕留めた後巣に持ち帰ってから食べることもある。
川で水を飲むが、ついでのように水浴びをして鬣を整えるのが特徴。
PV②では群れを成して、村を襲撃したことが示唆されている。
また、バーラハーラにリンチにされたり新たな飛竜レ・ダウにレールガン(雷撃)をぶち込まれたりラバラ・バリナに背後をとられ攻撃されるなど、噛ませ描写が増えたように感じるが、バーラハーラに対しては群れによる波状攻撃をものともせずに圧倒、相手の顎をこじ開けて放り投げるという怪力を見せる。
ラバラ・バリナとの縄張り争いでは、一度は背後を取られるものの、一瞬の隙を突いて背中から引きずり落とし、剛腕でラバラ・バリナの頭部を何度も殴り付けるという荒業を見せる。
ただし頂点捕食者たるレ・ダウに対しては分が悪く、多くの場合は軽くあしらわれてしまう。群れになって対抗しようとするともあるがレールガンによって群れごと退けられてしまう。
このことから本編においてはかなりの強豪であると考えられ、実際βテストで戦ったプレイヤー達からも「レ・ダウよりも強かった」という感想が散見される程。今後の情報に期待しよう。
名前の由来はシンプルに"土砂"+"クマ"からか。あるいは怒れる赤熊から「怒赤熊」か。
別名に使われる「闢」の漢字は「ひらく、あく、あける」という意味を持つ。意味合いとしてはさしずめ「果ての砂原を開闢する獣」といったところか。