レ・ダウ
へだてのすなはらのぬし
「あれは多分...この地の頂点だよ。」
モンスターハンターワイルズから登場する飛竜種。通称は「煌雷竜(こうらいりゅう)」。
頭部の4本の角が特徴的な金色に煌めく竜であり、隔ての砂原の生態系の頂点に君臨している。
強力な発電能力を持ち、角を前方向に収束させレールガンの要領で青白い雷を放つ(PV2でドシャグマを雷で攻撃したのも本種)。
発電と蓄電を効率よく行うため砂嵐発生時に活発になる習性があり、目撃例も同天候時に多い。
ゲーム中でも実際に雷を浴びて自身を強化する場面が確認されている。
砂嵐が発生していない場合は巣に留まっている事が多く、食事目的以外では殆ど活動しない。
セルレギオスのように翼を地に付ける姿も確認されている。
翼が一部鎌のような形状になっているのも特徴。この鎌のような部位を使って相手を殴りつけたり、切り裂いたりすることもある。
普段は砂漠エリアを中心に行動しており、飛行しながら縄張りを巡回したり、砂丘で休息を取りながら過ごしている。
砂嵐発生時には体を反らせて雷を受け、蓄電を行いながら行動する。
縄張り意識は強く、他モンスターと遭遇した場合、積極的に排除しようとする。
比較的小柄なチャタカブラには有無を言わせず敗走に追い込み、バーラハーラやドシャグマなどに対しては集団による数の利すら圧倒する。
自身より遥かに小さな相手にも容赦せず、ヤミテラシバチやタリオス相手には大放電を駆使して一撃で群れを壊滅させるという無茶苦茶を行うことも。
公式曰く、「最強の環境ギミック」。
狩猟に困った際は本種に頼るのも手であろう。
一方、バーラハーラの作り出す大流砂を踏み抜いてしまい、脱出しようと藻掻く様子も見られる。
食性は肉食でダルトドンやケラトノスを捕食する様子が見られる。狩りの際は角から電撃を射出し、動けなくなった所を捕食する。また、対合した脚の指を用いることで、獲物を持ち運ぶ様子も観察できる。
鳴き声が非常に特徴的で、おおよそ生物の発する音とは思えないほど。機械の作動音、高周波ノイズ、金属が擦れ合う音と形容される。
また、帯電時の翼を動かす際には鐘のようなカラララララ…という音が鳴る。
PV3では角からの放電時、着弾地点に槍状の岩が形成されている。砂原という環境を踏まえるとこれは「閃電岩(フルグライト)」に類するものだと思われる。砂丘などの砂が落雷などにより超高温に晒されることで溶け固まるもので、砂中で雷が通った経路上にガラスが形成されることから「雷の化石」とも呼ばれている。
モンスターハンターシリーズに登場する飛竜種の中で名前に・がつく飛竜種は本種が初である。
分類不明、名称不明を含めるとMHFにて登場した「黒狐竜ミ・ル」などが該当しうる。
中点を含む短い名前という命名則から上述のモンスターを連想した人もいるようだ。