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概要
ローレライ教団最高指導者である「導師イオン」の守護役(フォンマスターガーディアン)。階級は唱師。
背中に背負っている人形「トクナガ」を音素振動によって巨大化させ戦闘する「人形士(パペッター)」で、同時に譜術の使い手でもある。
可愛らしい外見に反して本性は黒く、また両親に多大な借金がある環境ゆえか、お金に対してがめついところがあり、玉の輿を狙っている。そのため親善大使となる前のルークや、皇帝でありながら軟派なピオニーに対して露骨に猫を被る一面も見せる。腹黒という性質上、ジェイドとは気が合う模様。
元々イオンの守護役であった妖獣のアリエッタからは、役目を奪われたとして一方的に恨まれている。
ただ、何度騙されても懲りない両親に呆れつつも純粋な心を持つ両親を愛しており(玉の輿という夢も、両親に楽をさせてあげたいから)、守護役として付き添っているイオンに向ける敬愛の念も本物。素性の知れない他人に対して必要以上に慎重であったり、損得勘定にこだわるのは両親を支えるための独立心の現れでもある。
そのほか、食堂で一人寂しく食事を取っていたディストを不憫に思って声をかけたりなど、本来は他人を気遣う優しい性格である。
※ちなみにその後ディストがこの時のお礼でトクナガを巨大化できるように改造してあげた。
パーティの中では一番料理が得意。
戦闘
トクナガ(人形)の背に乗って操り、格闘術で戦う前衛型。しかし有用な譜術もそこそこの数を覚えるため後衛からの援護攻撃も可能。覚える譜術は主に闇属性。
専用アクセサリとして「○○の人形」シリーズが存在し、それらを装備すると装備中のみ一つずつ使える技・術が増える。人形の元ネタは他の『テイルズ オブ』シリーズの人物のほか、バンダイナムコゲームス発売のゲーム作品からのものもある。
それら人形によるものも含めると使用できる術技のバラエティはパーティ中最多。
使用できる秘奥義の数も味方メンバーの中では最多であり、通常プレイで習得できる「殺劇舞荒拳」以外にコマンド入力で続けて発動する「十六夜天舞」、そして特殊な条件を満たしていれば発動できる「フィーバータイム」の三つを使える。
ちなみに、後者二つは二周目以降のプレイで習得できる隠し秘奥義である。
関連イラスト
関連タグ
ルーク・フォン・ファブレ ティア・グランツ ジェイド・カーティス ガイ・セシル ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア
CPタグ
内情(ネタバレ注意)
両親の借金を大詠師モースが肩代わりしているため、両親共々ローレライ教団ではただ働き同然の身で、特にアニスは両親を実質人質に取られ、イオンを監視するスパイの役割を強いられていた。後にある人物を結果として自ら殺める形を作ってしまい、後悔の念に深く苛まれることになる。
スパイという身でありながらアクゼリュス崩落の際に、自分だけ罪から逃れようと言い訳したルークに、ティアたちと同様酷く怒った事に関して、彼女の性格に腹黒さが孕んでいることと相まって、ファンによってはジェイドやティアたちとセットでアンチ対象にされるほど嫌われている傾向がある。
ここで一応フォローを入れるが、アニスは自分がスパイという罪を犯していることから目を背けてはおらず、無論アクゼリュス崩壊に関しても、当時のルークと異なり自分なりの責任感を持っている。そもそもこの作品の、預言に依存しすぎた世界観が原因でアニスの両親が騙されても懲りない性格になってしまったこと、その両親を人質にモースからスパイとしての任務を無理やりさせられたこと、最初から彼女に選択の余地などなかったことを忘れてはならない。つまり彼女も預言による被害者の一人とも言えなくもないので、ルークを責めた彼女たちを、逆に一方的に責め返すべきではない。
ファンによっては不服な表現かもしれないが、彼女もリオン・マグナスと似た立場にある。