概要
テイルズオブジアビスのパーティメンバーアニス・タトリンと、敵側に位置する六神将のうちの一人「烈風のシンク」の非公式NLカップリング。
ゲームとアニメでの描写
アニスとシンクは同じ神託の盾騎士団の隊員ではあるが、役職、階級共に違う(アニス:導師守護役、奏長 シンク:第五師団長かつ参謀総長、謡士)ため実は上司と部下の関係だったりする。
戦闘スタイルも一緒であり、同じ奥義を使っていることもある
「昴龍磯破」、「空破爆炎弾(ただしシンクは通常使えるのに対し、アニスは空破特攻弾からFOF変化をしないと使えなかったりする)」
※以下ネタバレあり※
アニスは導師イオンの守護役として共に行動していたが、導師イオンやシンクが、実は亡くなってしまった先代導師イオン(被験者イオン)のレプリカだったことが判明する。
後にモースにアニスの両親を人質にとられ、もともと病弱な体であったが無理に預言を詠んでしまい導師イオンは亡くなってしまう。
アニスは「自分が殺した」と後悔し旅を続けていたが、後にケセドニアでシンクと遭遇したときに言われた台詞がこちら。
シンク「モースはあんたに話してなかったのかい?裏切り者さん」
アニス「・・・!私は好きでモースの言いなりになってたワケじゃない!!」
シンク「安心しなよ。こっちも好きでモースを担いでるわけじゃないさ」
立ち去ろうとするシンクをアニスが引きとめようとした時、
シンク「アニス、ここは見逃して下さい。あなたならわかってくれますね」
と、導師イオンの真似をし、アニスは絶句してしまった。
シンク「あははは!ボクと戦うってことは、イオンと戦うってことさ。忘れないでよね」
アニスが傷心なことをいいことにシンクは己の顔を利用して弱みを握ろうとしたということになる。
最終決戦でのシンク戦での台詞がこちら
アニス「シンク。あんたもイオン様と同じレプリカでしょ!どうしてこんな計画に加担するの!」
シンク「同じじゃない!そんなことはおまえだってわかってるだろ?」
「導師イオンは死ぬ。それが星の記憶だ。あいつは犬死だった」
アニス「・・・今の言葉、取り消して!」
シンク「取り消さないよ、事実だからね」
(この「取り消さないよ」の妙に優しい言い方はシンクファンにはグッとくるので是非聞いてみよう)
アニスに「生まれてきて何も得るものがなかったっていうの?」と聞かれて、「ないよ。ボクはからっぽさ」ときっぱり切り捨てる台詞もあった。
戦闘に入ると、
シンク「どうだい?イオンを同じ顔のボクと戦うってのはさぁ?」とシンクが誘惑してくるのに対し
アニス「その手はくわないんだからね!」と振り切る場面もある(台詞のみ)
(ちなみにアニメ版だと、「せめて、イオン様と同じ顔に倒されば嬉しいだろ?お前がイオンを殺したんだから」になっている)
シンクを倒したあとアニスは「シンクのバカ」とティアに泣きつく場面がある。
アニスが大切にしていた導師イオンと同じ顔だ、とシンクにさんざん言葉責めされそれを否定し続けてはいたが、やっぱりどこか引きずる思いがあったのか。
アニメ版のみだが、シンクが倒されて消える瞬間に抱きしめようとアニスが手を伸ばすシーンがある。本当はアニスも、シンクを倒したかったわけじゃない。生きていてほしかったのだと思ってたとみてとれる。
ドラマCDにおいて
アニスのスパイの仕事を伝えに、仲間に秘密で深夜シンクと待ち合わせている場面がある。
導師イオンを朝までに連れてきてと伝えられるが、もうこんなことしたくないとアニスは苦しげに言う。
それにシンクは両親の借金を立て替えたのはモースなのに、裏切ったら両親はどうなるかな?とか あの両親も娘がこんなに苦しんでるのにおめでたい奴だよ と意地悪そうにあざ笑った。
まるで両親と導師イオンを天秤にかけるような言い方をされ耐えられなくなり、アニスはやめてよ!と大声を出してしまい見張りの兵に見つかりそうになったためシンクは退散するが、去り際に
「アニスのスはスパイのス、なんてね?」
と煽るように笑っていったのが印象的。
・・・というように、シンクがいちいちアニスの心の枷となってる部分を利用して煽ってくる場面が多く見られる。
ただ敵だからというだけでそこまでつっかかるのかという疑問を持った人は是非考察してみよう。
二人の関係は簡単に説明できないが、シンクの心情と言葉の矛盾した台詞や、それに惑わされるアニスの心情を考察するのも楽しめるカップリングとなっている。