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梅干の編集履歴

2016-12-22 09:00:04 バージョン

梅干

うめぼし

ウメの果実を干して塩漬けにした食品。酸っぱくて塩辛い。

梅干とは、日本人の心のふるさとである。


概要

ウメ(、学名Prunus mume)の果実を摘み取り、よく洗ったあと陰干しにして軽く乾かし、表面の水分を取る。

水分が取れたら塩漬けにする。

梅の水分が上がってきたら、2-3日日干しし、干したシソの葉と共に重しをして元の漬け込み液(梅酢)に再び漬ける。

シソの赤い色が梅についたら完成。

シソを使っていない、ほんのりピンク色の梅干しもある。日干ししていないものは梅漬けとも言う。


梅の果肉の酸っぱさとの塩辛さが混ざり合い、白いご飯が何膳でも進む味に仕上がる。


昔から「健康の基」と言われ親しまれてきた。

栄養素としてはクエン酸などが含まれるが、梅干そのものの効能よりも、食欲増進剤としての効果の方が大きい。


また、昔ながらの製造法で作られた「白干し梅(しらぼしうめ)」は優に数百年を超えるレベルで保存が効く食材で、天正4年(1576年)に漬けられたものが良質な状態で現存している。

滅多に腐る事がないため、梅干が腐る時は何かしらの異変が起こる前触れとされる。

ただ、最近ありがちな、糖分や化学調味料入りの調味液に漬けて作った「調味梅干」は、冷蔵していないと腐る事もある。

伝統的製法による梅干は塩分が多いが、ご飯の腐敗を防ぐ防腐効果があり、薬効にも優れているので、おにぎり弁当には伝統的な製法の梅干を使う事をおすすめする。


全国各地で生産されるが、和歌山県が有名な産地であり、特に「南高梅」は最高級品とされる。


世界的にも「舌の感覚がなくなるほど酸っぱくて塩辛い食物」として賛否があり、ジャパニーズフードとしての知名度も納豆と並ぶ。

梅の原産は中国であり、梅干の源流も中国にある。ただし中国の梅干は梅酢の副産物であり、酢漬けの梅である。

塩漬けである現在の日本の梅干とは既に別物となっている。

よって、中国の人が日本の梅干を食べると、あまりの酸っぱさに顔をしかめてしまう。

参考 【ビックリ日本】恐怖の日本食実験


ただし、近年は日本人の味覚も変化してきているためスーパーなどで並んでいる梅干しはほぼ全てが「調味梅干」であり、元来の「白干し梅」はまず見られなくなってきている。

ネット通販などでやっと見つかるレベルである。

しかし、白干し梅は家庭で作る事ができるため、生の梅の実さえあればチャレンジしてみるといいだろう。


関連イラスト

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梅干し / うめぼし


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