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J・K・ローリングによるファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場するキャラクターの名前。

同名のキャラクターが二名存在する。

  1. 主人公ハリー・ポッターの母親、旧姓エバンス。本稿で追記。
  2. 主人公ハリー・ポッターの娘、フルネームはリリー・ルーナ・ポッター。該当項目で記述。

概要

演:ジャラルディン・ソマーヴィル/吹き替え:田中敦子

主人公ハリー・ポッターの母親。旧姓リリー・エバンズ。享年21歳。

髪はたっぷりとしていて、深みがかった赤毛。目はアーモンド型で緑色の瞳を持つ。

機知に富み、映画でルーピンは「偏見を持たない女性だった」と述べている。

経歴

生い立ち

1960年1月30日生まれ

マグルの家庭に育つ。理解のある親だったようで、リリーに魔力があると聞いて両親は喜んだ。

姉(邦訳は妹)のペチュニアとは幼い頃は仲が良かったが、魔女となれたリリーに対して、

魔力のなかったペチュニアはホグワーツへ入学できず、次第に疎遠になっていった。

セブルス・スネイプとは幼馴染で、彼から魔法界について様々なことを学んだ。

だが、スネイプとペチュニアが互いに蔑視し嫌い合った事が、姉妹間の関係を悪化させる一因となった。

学生時代

ホグワーツ魔法魔術学校在籍時はグリフィンドール所属。

マグル生まれにも関わらず優秀で、監督生を務めた。

スネイプと共に乗った入学前のホグワーツ特急で、後の夫ジェームズ・ポッター(とシリウス)に出会う。

しかしジェームズがこの際、初対面のスネイプの言葉をいきなり否定して来た事、入学後過度な「悪戯」を行った事、リリーへの見せびらかし癖等から、在学途中まで彼を激しく嫌悪していた。

だが7年生時にジェームズが態度を改め、落ち着きを見せ始めた事から交際を始める。

同時期にジェームズの親友達(シリウスやピーター等)とも、あだ名で呼ぶ程に親密になっていった。

一方でスネイプとの交流は、彼が闇の魔術に傾倒し、自分の学友を傷付けた死喰い人となっていくグループとつるむようになるに連れ心の距離が徐々に開いていった。

そして5年生のある日、スネイプが、ジェームズとシリウスの彼に対する「悪戯」を止めようとしたリリーを、

うっかり「穢れた血」と蔑称で呼んだ事が切欠で、交友関係が断絶してしまった。

卒業後

卒業後にジェームズと結婚。20歳の時にハリーをもうけた。

「不死鳥の騎士団」の一員として活動し、三度ヴォルデモートの手から逃れた。

ヴォルデモートにハリーの命が狙われていることが判明して以降、ゴドリックの谷の自宅で軟禁状態に近い生活を強いられる事となってしまったが、彼女自身はそれを苦とせず、軟禁生活に焦る夫のジェームズを

案じていた。

1981年10月31日、ピーターの裏切りによりヴォルデモートがポッター家を襲撃。

リリーとハリーを逃し、ヴォルデモートを食い止めようとしたジェームズの死を悟った彼女は、ヴォルデモートの前に立ちはだかり、息子の助命を懇願し、「死の呪い」を受け死亡した。

リリーは落命したものの、ハリーは彼女の命懸けの魔法によって幾度も護られることとなる。

4巻にてハリーがヴォルデモートと決闘した際、逆転呪文により霊体となってハリーを支援した。

7巻ではヴォルデモートと最後の闘いに向かうハリーの前に蘇りの石によって姿を現す。

死を覚悟し「僕の傍にいて」と言う息子に対し、"always"と答えた。

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