これは、三人の勇者の物語
いつだって、神に見初められるのは無垢なる少女である
そして多くの場合、その結末は――――
概要
「タカヒロIVプロジェクト」第3弾、「勇者であるシリーズ」の1作品目にあたるイラストノベル。
電撃G's magazineの2014年5月号にて発表され、翌月号より連載開始した。また、各話冒頭は公式サイトにて現在も読むことができる。
連載終了後は電撃コミックスEXより単行本が刊行された。全1巻。
時系列的には「タカヒロIVプロジェクト」第4弾、「勇者であるシリーズ」の2作品目にあたる「結城友奈は勇者である」の2年前であり、前日譚に位置付けられた作品。
「結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-」のタイトルでアニメ化が発表された。
全12話のうち前半部分が「鷲尾須美の章」であり、後半部分は「結城友奈は勇者である -勇者の章-」となる。2017年10月放送予定。
先行上映も実施される。第1章「ともだち」、第2章「たましい」、第3章「やくそく」の全3章となっている。
香川県坂出市が作品の舞台となっている。
ストーリー
神樹の加護を受けている四国を除き、蔓延するウイルスによって既に世界が滅亡している神世紀298年。
謎の脅威バーテックスの侵攻に対して、主人公・鷲尾須美は神樹に選ばれた勇者として二人の仲間と共に立ち向かう。
だが、それはあまりに過酷で悲壮な運命の幕開けだった…。
登場人物
- 鷲尾須美(わしお すみ)
CV:三森すずこ
本作の主人公。生真面目で堅い性格だが、とても友人思い。弓矢を使う遠距離担当。
- 乃木園子(のぎ そのこ)
CV:花澤香菜
リボンがトレードマークの天真爛漫な少女。槍を使う中距離担当で、三人組のリーダー。
- 三ノ輪銀(みのわ ぎん)
CV:花守ゆみり
明朗な熱血少女。生まれたばかりの弟を可愛がっている。斧を使う近距離担当。
- 安芸先生(あきせんせい)
CV:佐藤利奈
大赦の人間で、須美ら勇者をサポートするために神樹館で教師を勤めている。
勇者御記
各話には、本編とは別に「勇者御記」という勇者の手記のようなものが掲載されている。
しかしいずれも「検閲済」の判子とともに一部の記述が黒塗りにされて不穏な様相を呈している。
たくさんの贈り物が、大赦から届いた。
私の家の発言権も、大赦内で増したらしい。
この特別扱いには、当時驚いた。
しかし、後々調べて見るとなんてことはない。
いつの時代も、■■■■には優しいのだ。
勇者御記 298.8.12
また、ファンブックの書下ろしのノベルにて二冊目の勇者御記の存在が明らかになった。
関連動画
特報
第1章 予告編
関連項目
勇者であるシリーズ
- 鷲尾須美は勇者である(本記事)
- 結城友奈は勇者である
- 乃木若葉は勇者である
タカヒロIVプロジェクト
- 少女たちは荒野を目指す
- アカメが斬る!
- 鷲尾須美は勇者である(本記事)
- 結城友奈は勇者である