概要
エルステ王国を前身とする帝国。首都は「帝都アガスティア」。
建国から僅か十年ほどでファータ・グランデ空域に強大な支配圏を築き上げた。
国家君主である「皇帝」は表に姿を現す事はなく、その詳細を知る者はごく限られる。
直接的な統治は、建国時に活躍した「七曜の騎士」たちが代行している。王政から帝政に移行したのは騎士の一人「黒騎士」の意図によるもの。
帝国の版図拡大はその軍事力に依る所が大きく、帝国は常に己が力となるものを求めている。
代表例として「星の民」にしか従わないとされる「星晶獣」の力を得るために、そのコントロールの鍵となる人物の自由を奪って実験材料にしたり、狂気と引き換えに潜在能力を引き出す「仮面」の研究を行ったりしている。そのためなら傘下でない島を平気で侵攻し、征服し、破壊し、時には沈める事も辞さない。そのため、傘下外の諸国(ポート・ブリーズやバルツ公国など)からの評判は非常に悪く、国、組織、騎空団単位で敵が多い。主人公達の騎空団もその一つであり、ファータ・グランデ空域で繰り広げられる本編「蒼の少女編」では最初から最後まで主人公達の敵として立ちはだかる。
関係者
NPC
プレイアブルキャラクター
メルゥ(厳密には相棒のさっちゃん)
関連タグ
勢力一覧(グラブル) 全ての元凶 ヴィラン だいたいこいつのせい
深淵
元々は聖地メフォラシュを本土とする王国であった。ゴーレム作りによって繁栄しており、当時の空の民の中では最も栄えていたが、覇空戦争においてゴーレムが全くと言っていいほど役に立たず、その技術力も星の民の圧倒的な技術力(星晶獣など)に蹂躙され、衰退の一途を辿ることとなった。それが納得いかない宰相閣下フリーシアは、あらゆる手段…それが我が国を陥れた星の民の技術であっても惜しみなく利用し、永遠に繁栄するエルステを取り戻すためにあらゆる暴挙に出る事となる(ルリアの一件も突き詰めるとここに行きつく)
その一方で星の民と一定の交流があった唯一の国家である、という一面も持つ。当時としては最先端のゴーレムの技術供与および、戦敗者のかくまい等を理由として星の民からも一部の技術、そして星晶獣「デウス・エクス・マキナ」を供与されている。この星晶獣を利用して完璧なゴーレム(要は心を持つゴーレム)を産み出すために暗躍するもことごとく失敗、そしてとある事故が発生し、これが黒騎士暴走のきっかけとなる。また、一部の星の民が国王と関係をもった事で、エルステ王家の一部人物には星の民の血が流れているとされている。
しかし、王家の末裔はとある事故によって中ばいなくなったも同然の状態になり、それを機に黒騎士が帝政に移行させ、一方で(衰退の原因である星の民と関わりを持つ)不愉快な存在が消えた事を理由にフリーシアは裏で「歴史修正」という禁忌に触れるために暗躍する事となる。
こうしたエルステ帝国の内情を含めた複雑な戦いに、何の因果か主人公が巻き込まれた事により、このゲーム「グランブルーファンタジー」の物語が始まったのであった