「そんなこと俺は知らないね!殺らなきゃ殺られる、そんだけだろうがぁ!」
CV:結城比呂
人物像
GAT-X370レイダーガンダムのパイロット。強化の度合いは"強化インプラントStage3"。
趣味はゲームで待機中は携帯ゲーム機グレートワンダースワンXXXのシューティングゲームに没頭していた。頭に移植されたマイクロチップにより全ての恐怖と不安を克服しており、情け容赦無い戦闘が出来る。時折「抹殺」、「撃滅」、「滅殺」といった物騒な二文字熟語を口にする。
連合軍がオーブ軍に侵攻した際、後期GAT-Xシリーズであるレイダーガンダムに搭乗し、スペングラー級揚陸艦パウエルより発進した。機関砲、ハンマー、エネルギー砲で多くのM1アストレイやゲイツを葬ったが、フリーダムガンダムとジャスティスガンダムには歯が立たず、オルガ、シャニ共々苦戦を強いられた。ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、ミーティア装備のジャスティスの攻撃をしのぎ続ける技量を見せるも、母艦であるドミニオンが破壊され、帰る場所を失ったクロトは禁断症状に陥り、錯乱状態となってしまう。最期はイザーク・ジュールが乗るデュエルガンダムのバスターガンダムが持っていた連結ライフルの攻撃で、爆風に呑まれて戦死する。
最期まで人間として扱われることなく、仲間も帰る場所も失い、精神的にも肉体的にも限界を迎えて狂っていた彼が断末魔に発した「僕は・・・僕はねぇ!!」と自らの願いを必死に叫ぼうとする場面はSEEDきっての名シーンであり、視聴者に大きなインパクトを与えた。ちなみにスペシャルエディション版ではその描写があまりにもキツ過ぎたのか、錯乱される前にディアッカに墜とされた。