先輩最低です。 とは、『Fate/GrandOrder』でのスラングの一種である。
ことの発端
発端は2016年正月での、同ゲームのオンライン生放送特番でのことだった。
この回で、主人公を始めとするキャラクターを演じる島崎信長氏(ノッブ)が、番組の企画で聖晶石召喚(課金ガチャ)30連を公開実演することとなり、氏のスマートフォン画面が背景の合成スクリーンに映し出されることとなった。
しかし、ノッブに電流走る――!。
島崎氏は“あること”に気がつき、取り急いで編成画面へと直行。
このとき同じく進行役として出演していた種田梨沙氏も、ノッブの計略に勘付いて警告を発する。
だがノッブは制止を振り切り、スカサハのセイントグラフをタッチコマンドで拡大し、そのままパイタッチに及ぶという凶行に及んだ。
同席していたマフィア梶田氏もこの発想に「ノッブ、お前天才!」を惜しみない賛辞を贈った。
そして警告を無視して悪乗りに走ったノッブに向かって、お種さんから一言。
「先輩最低です」
こうして島崎氏の30連ガチャは爆笑とともに開始されたのだった。
まさかの公式
ところがこの事件、思わぬ方面から公式からネタにされる。
期間限定イベント『チョコレート・レディの空騒ぎ Valentine2016』第四節にて、生きたサーヴァント型のチョコ「チョコサーヴァント」を生みだした黒幕に、事件の終結を約束させる代わりとして、主人公は事件解決の相棒であるシェイクスピアとともに黒幕の開くお茶会に参加することになる。
しかし黒幕の展開する結界宝具が「結界に踏み込んだものの名前を忘却させて奪う」特性にあることを思い出し、悲劇を書きたくてうずうずしていたシェイクスピアを呼び出し、“力づくの説得”に打って出ることにする。
この際、シェイクスピアからあることを指摘され、その末路を想起した主人公が頭に浮かんだものが……
マシュ「先輩最低です。」
この一言だった。
どう考えても自分がロリコン扱いされる未来しかなかった主人公が、真っ先に嫌われたくない相手にマシュを思い浮かべたあたり、ちょっとした2828要素も含まれているように感じる。
しかしやはりというか、正月の事件を受けてこの反応だったため、あっという間にFGOのスラングとして定着することとなったのだった。
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マシュ・キリエライト(シールダー(Fate/GrandOrder))