概要
CV:高木渉
Vシネマ(「闘牌伝アカギ」)版キャスト:松重豊
テレビドラマ版キャスト:眞島秀和
矢木圭次とは、『アカギ〜闇に降り立った天才〜』のキャラクター。名字だけで矢木とも。
赤木しげるが初めて対戦したプロの代打ち。竜崎に呼ばれる形で登場した。
麻雀を覚えたての中学生だったアカギに対しても、打ち筋を少し見ただけでその才能を見抜き、油断することなく対策を練って容赦なく脅しやイカサマを駆使して追いつめるが、逆にイカサマをされ敗北。
消沈していたところに倍プッシュによる再戦を申し込まれ、錯乱状態になるまで追い詰められて再び敗北する。
更なる倍プッシュを求めるアカギを手に負えなくなり、休戦という形で勝負は後日に持ち越された。
格上の代打ちである市川が代わりに呼ばれたため、矢木はその後のストーリーに登場することはなかった。
Vシネマ版では、赤木に敗北した際のトラウマから「あれ以来怖くて牌が握れなくなった」と安岡のモノローグで語られている。
ドラマ版では、市川との対決に向かう道中のアカギの前に、右手の指を2本失った状態で再び姿を現す。逆恨みからナイフを持ってアカギに襲いかかり、肩を切りつけるも、隠し持っていた銃で自身の肩を狙撃されてダウン。観念して自らを殺すよう要求するも、アカギは銃を置いて立ち去っていく。激昂して銃を持つもさすがに撃つことはできず、アカギが市川に勝てば、そこで得た金を差し馬に乗せて再び倍プッシュで自分と勝負することを要求。「(市川に)負けたら許さない」とアカギを激励(?)した。
目の前に現れた「復讐するチャンス」をリスクを鑑みず掴んだ点から、一見キレている風だが「負けたら手首から先を貰う」と言われて引いてしまった浦部より余程アカギ好みの人物だったと言える(浦部に対しては「怒りにさえ損得を絡める通俗性、奴は一生本気の怒りなんか持てない、俺もあんなやつと本気の勝負はできない」と吐き捨てている)
劇中で愛煙している煙草の銘柄は「わかば」。アニメでは「しんせい」に変えられている。
しかし矢木に電流走る
アカギの序盤の敵として捻られて消えた矢木だが、アカギの「麻雀に対する無知」を直感した瞬間のこのコマだけは、汎用性の高さから「アカギネタ」の定番に数えられている。