概要
CV:青野武
破壊大帝を名乗るデストロン軍団の支配者で、ドラゴン型ロボットに変形する。
ブレストフォースの一人だが、ブレストを一つしか持たない同族とは異なりタイガーとイーグルの2つのブレストを持つ。
破壊大帝を自称するだけあって戦闘力は高く、蛮刀も愛用してスターセイバーと激闘を繰り広げる。目的のためなら部下を切り捨てることも厭わない冷徹な性格。レオザックの反逆を見抜いて服従を誓わせる一方、部下達の働きを評価するなどの面もある。これまでのデストロンの指導者の轍を踏まないよう地球に固執しないなど、見識が広い。スターセイバーや己と敵対する存在(地球人含む)を嫌っているが、何故か子供は可愛がるというを設定がある。
コミカライズではスターセイバーの幼馴染みであり、終盤妻帯者である事も判明、一族の生存権を守るために悪事を重ね戦い続けていた様である。子供好きの設定も活かされ、北風ソロン少年を大事にする。彼の前で誇りを持って戦いに臨むことを示す描写もあった。これらのために漫画版で活躍する彼を信奉する読者が多い。
アメコミ版
近年ではIDW社のアメコミ『More than meets the eye』にも登場している。和製アニメシリーズ出身のキャラクターの多くがとんでもない性格で描かれているIDWコミックでは珍しく、比較的まともな性格で描かれている。
戦時中に生まれたトランスフォーマーで、比較的高い地位に上り詰めるも、戦争が長引くにつれてメガトロンが部下たちを捨て駒として使い捨てにする様に愛想をつかし、自分を支持する部下たちを多数引き連れ(ほとんどがアニメ版の部下と同じ)、ディセプティコンと決別した。この一件でDJDの処刑対象となってしまい、多くの部下がDJDによって殺害されることとなった。
戦後、突如自分たちのアジトにDJDが訪れたことで、今までの復讐としてターンを殺害しようとするも、ターンの演説と仲間を捨て駒にしない精神に感服し、共にメガトロンを倒しディセプティコンを断ちなおそうと目論んだ。
その後ネクロボットの惑星で、ゲッタウェイの裏切りに遭ったメガトロンやロディマスたちロストライト号のクルーと死闘を繰り広げるが、次第にメガトロンへの復讐に執着して仲間たちを捨て駒にしていくDJD達に不満を抱き始め、そこにリワインドとスワーブが起動させた「良心」を刺激する精神兵器により部下たちの多くが犠牲になったことに激しく後悔するようになる。そして同じくターン達に失望していたニッケルの助言を受け、DJDを見限り全隊を率いて撤退した。