小美人
しょうびじん
各作品の小美人
モスラ/昭和ゴジラシリーズ
演:伊藤エミ、伊藤ユミ(ザ・ピーナッツ)
人類が誕生するはるか以前からインファント島に住む種族。身長30cm
モスラとコミュニケーションをとれるある種の巫女のような能力を有している。
人間には基本的に非常に友好的であるが、それが災いして目先の欲に溺れた人間に捕まえられて見世物にされそうになり、彼女たちを取り返すべくモスラがロリシカ国(作中に登場する架空の国)へ襲撃してくることになる。
また、モスラをはじめとする怪獣たちの言葉を理解することができ、「三大怪獣 地球最大の決戦」では幼虫モスラがゴジラとラドンを説得する際のやり取りを人間たちに通訳していた。この他にも劇中のテレビ番組「あの方はどうしているのでしょう」に出演して子供たちの質問に答えたり、国会で答弁したりしている。
平成ゴジラシリーズ
設定がリブートされた平成ゴジラシリーズにおける小美人。
地球の先住民族「コスモス」の生き残りで、身長18cmと昭和版と比べて小柄。
『ゴジラvsモスラ』のラストでモスラと共に宇宙へと旅立ち、その後『ゴジラvsスペースゴジラ』では、人類にスペースゴジラの襲撃を警告している。
平成モスラ三部作
平成モスラ三部作では3人の小美人が登場。エリアスという種族で、3人とも血の繋がった姉妹という設定になっている。
モルとロラは移動の際に彼女たちと同サイズの小型モスラ「フェアリー」を利用する。
ベルベラは小型の怪獣「ガルガル」を利用している。
また、これまでの作品における小美人と比べて性格設定がしっかりしている。
ミレニアムシリーズ
『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』および『ゴジラ FINAL WARS』に登場した個体。
昭和シリーズに登場した小美人の子孫とされる。
ヒオとマナという名前が設定されている(右手に腕輪をしているのがヒオで、左手に腕輪をしているのがマナ)。
なお、両作品は世界観が異なっているため、外見こそ全く同じだが(厳密には髪型が少し違う)、同一人物なのかどうかについては明かされていない。
ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS
機龍製作のために使われたゴジラの骨を破棄するよう人類に警告する。
61年モスラにも登場した中條信一に対し「お久しぶりです」などの発言をしており、ザ・ピーナッツが演じた小美人と同一人物、もしくは彼女らの存在がヒオとマナに置き変わっていると思われる(初代ゴジラの最期など、出典元の映画から改変された設定があるため)。
ゴジラ FINAL WARS
ガイガンのミイラを調査する主人公:尾崎たちの前に姿を現し、1万2000年前のガイガン襲来のことを話し、ガイガンを操るX星人の血を受け継ぐ尾崎にインファント島のお守りを託す。